2024年大学入学共通テスト「英語リーディング」第5問B (11) Japanese entrance exam (11)

●2024年大学入学共通テスト「英語リーディング」第5問 (11) Japanese entrance exam (11)

今日は、2日にわたって「英語リーディング」問題の第5問を解説してまいります。

では私のやり方で、冒頭部分を読んだら、設問からさきに見ていきますね。(理由については過去記事にたくさん書いてあります)。

福井新聞のサイトに英語リーディングの問題が掲載されています。

fukuishimbun.co.jp/common/dld/pdf/38f70d655c90a7ad4c7c4b3fd0f78451.pdf

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【冒頭部分やチラ見で得た情報】

★プレゼンをするための資料づくり。

★そのための参考文献が今回の「出題文」

★「英語雑誌」を「日本で」見る。→ この文章を一読したときに瞬時にイメージしたのは、読売新聞や朝日新聞などが英語で日本を紹介しているもの。つまり、英語圏の英語雑誌を日本で見つけて読む、というよりも、日本について英語で書かれた雑誌を読んでいるイメージ。さて、このイメージはあってるのかどうか。

★出題文のタイトルをみるとやはり、どうやら日本について書かれた記事のよう。

★出題文が3ページと大量だけれど、タイトルは「マキのキッチン」。「小山ケイの料理英語」みたいな軽いエッセイではなかろうか?大笑 

●設問

問1

5つの選択肢のうち、4つは正しいとのこと。

ということは、4つの選択肢に目をとおすことで、出題文に書かれてあることがなんとなくでも把握できます。さきに設問を見ておいてよかったですねぇ。笑

誤りの選択肢がひとつあるにせよ、情報は得られました。

★マキは大学を卒業している可能性あり。

★出てくる人物は、マキ、タクヤ、カスミ。日本語の名前としては、タクヤは男、カスミは女。タクミとカスミは恋人かも?(小山の想像)。

★マキが家業をつぐ。実業家として。

★タクヤはマキに影響を受ける。そして自分も事業を興す。

★カスミはマキに嫉妬。「あたしの男をとらないで!」(小山の想像)→ 「私」のプレゼン資料用のノート部分に、”irony”という言葉ができます。日本語で「皮肉」という意味です。想像力がたくましい私・小山はこんなふうに瞬時にストーリーを作ったのでした。「マキとカスミ、タクヤは高校時代からの仲良し3人組み。カスミとタクヤはカレシ・カノジョとなり、マキは進路をキッチン(料理関係)に求めます。マキは料理関係の大学に進み、家業のレストランを継ぐことにしました。いっぽうのカスミとタクヤ。二人で楽しく過ごしていたのですが、マキのキャリアを知ったタクヤは影響を受けます (inspiredという言葉が選択肢にあります)。タクヤはネット関連の事業を興すことに。」

問2

年代のついての選択肢です。

Early ~前半

Late ~後半

選択肢を見た瞬間に、「人の年代について問われている」とわかります。

 

ここからも、マキは大人である(30代か40代)ことが情報として得られます。

 

問3

出題文を読んでみないことにはさっぱりわかりませんが、わかることがあります。

「マキはタクヤとカスミになにか行動を起こした」

その起こした行動について問われているのです。

★アドバイスした

★商材を買ってやった

★アイデアを提供した

 

3人がそれぞれにかかわりあっていることがイメージとして浮かんできます。この出題文、マキのことだけではなく、カスミやタクヤとの人間関係についても書かれていることがわかります。私の頭の中には、ぱぁっと映像がどんどん浮かんできました。「マキのキッチン」という世界が。きっとレストランの名前なんでしょうね。なんだか、文学です。笑

30代から40代の女性が自分の名前を冠したレストランを経営している映像。

 

問4

ますます文学のニオイがしてきました。笑 

「カスミとタクヤは電話口で押し黙った。」

★おたがい、マキの成功については話をしたくなかったからである。

★「マキが私たちに嫉妬してるわ」。タクヤがかつてマキに好意を寄せていたことをカスミは知っていたからか、口から思わずそんな言葉が出そうになってカスミは押し黙った。そしてタクヤもその気配を電話口から感じ取って押し黙った。二人は沈黙に身を任せた。

★「私はマキが大好きだったのに」。カスミは自分のカレシであるタクヤがかつて、マキに好意をよせていたことから嫉妬にかられてマキの成功を心から祝福しなかった時期がある。高校を卒業して10年以上たった現在、偶然にマキと再会して力を貸してもらったカスミはマキへの嫉妬心から疎遠になったことを悔やんだ。

(上記はすべて、選択肢からインスピレーションを受けて、小山ケイが創作しました。笑)

 

まるで国語の問題みたいです。

(小山ケイ、国語の成績も5段階の5 ーあるいは10段階の9や10ー をとってます~~~!)→ 英語と同じく、国語と数学は大好きでした。根っからの私立型ですね)

 

問5

なんだろう?

これも読んでみないとわかりません。

でも選択肢を読むと、なんとなく「ネガティブ」と「ポジティブ」に分けられる気が・・・。

●【重要語句】

(your) turn

Vice-president

family business

get in touch with

irony

 

●”Mazazine”の発音。

1) マ

2) ガ

3) (伸ばし気味で)「Zi」(ここが一番、音程が高い)

4) 「M」

5) マ + ガ + 「Zi」 + 「N」