【人生を豊かにする】お金持ちの友人から学ぶこと。

15年以上に渡って「気候変動・地球温暖化・サステナビリティ・ESG投資・環境CSR」に特化した専門翻訳会社を経営する私・小山ケイが、今日の記事では、私の長年の友人でいわゆる「お金持ちの人」について書いています。

 

<もくじ>

●【人生を豊かに生きる】私のお金持ちの友だちから学んだこと。

●では具体的にどんなことを学んだのか。



昨日はこのカテゴリー「徒然なるままにひぐらし」で、下の記事を書きました。

●【人生を豊かに生きる】私のお金持ちの友人ー彼女から学んだ数々。

St. ANdrews

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ゴルフをきっかけに、私にはお金もちの友人たちがおります。なかでもひとり、とても魅力的でゆかいなひとがいるので、今日は彼女について書くことで、お金持ちに一般的に共通すること、を探ってみようと思います。

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私には年の離れた友人たちがゴルフ仲間以外にもおりますが、彼女(Sとします)いわく、「年齢なんて記号みたいなもの。友達に年齢は関係ない」と言います。正確な年齢を尋ねたことはありませんが(笑)おそらく私の親世代かと思われます。

静岡葛城

ゴルフでよくある「私がいやなこと」は、シングルプレーヤーや上手な人、ベテランの人が、私のような「まんねん初心者でんねん」レベルの人間と一緒にラウンドしていると、ラウンド中に私のスイングや攻め方に対して「アドバイス」してきたり、私へのコースレッスンが始まったり、はてまたスイング改造講座が始まったりすることがあるのです。

葛城の日本家屋

「そうじゃない、さっきもちがうっていったでしょ。こうやるの。ほら、簡単だよ」なんてご指導いただきながら。

1度や2度ならしょうがないか、ですむのですが、ホールは18ホール。毎ホールこれをやられると正直、そのかたと回るゴルフがまったくおもしろくなくなります。

一瞬でできたら苦労しない。

だいいち、私には習い始めのころから教えていただいているレッスンプロがいます。そのレッスンプロの先生すら毎度のレッスンではたったひとつのことしか指摘しない(もちろん意図的にです)というのに。

静岡葛城

彼らが私に対してはがゆい思いを感じているのはわかりますし、ゴルフには厳しいルールがあるので、マナーやルールについて教えてもらえるのは良いとして、ラウンド中に律儀にスイングのことを指摘したりコース戦略についてキャディさんのおはこも奪うほどにことこまかに解説したりうんちくたれたり、クラブについてご高説たれたり、なんてのはかえって、マナー違反。

自転車

年上の友人S女史は、それらの真逆にいるような人なんですよね。

ゴルフ歴はすでに30年以上。海外の数々の有名ゴルフ場も回っていますし、オーガスタでトーナメントも何度か観戦してますし(Tigerがまだプロアマだった若いときにも彼女はオーガスタで見かけたそうです)、著名人とのラウンド経験もあります。国内外の歴代・現役のプロゴルファーについてもとても詳しい。

St. Andrews

ランド中に彼女からでるギャグのかずかずで何度笑わせてもらったことか。

 「音はよしこちゃん(自分が打ったボールは音はいいけれど、方向はあっち方面)」

  「結果オーライ(ボールがちょろしてゴロゴロ転がっても、それなりに距離がでている)」

 「ナイスチョット」(ナイスショットみたいだけど、あんまり飛んでない。笑) 

 「おっさんスイング(自己流で長年プレイしてきたおじさまに多い、力任せに打ってスウェイしているスイング)」

 そして「19番ホール(呑み会のこと)」。

19番ホールがなんであるかを教えてくれたのも彼女です。

ワイン

彼女と回る18ホールはいつもとても楽しく、いい球が出れば、「おー良かったね!」と喜んでくれ、チョロしたりOBなら、すかさず、「結果オーライ」「そんなときもあるさ」。

そんな彼女との19番ホールが面白くないわけがない。お互いアルコールは弱くないので、呑みたいだけ呑みながら、いろいろな話に花をさかせます。

Andaz Toranomon

彼女がいわゆる「お金持ち」であることは歴然としています。港区の某所高級マンション(管理人さんがいる)を所有しながら住んでいて、移動はタクシー。ゴルフラウンドは平均週1回。だから、19番ホールも週1回以上。

彼女の自宅に遊びに行ったときに、リビングの大きな机の下に挟んであった電気代請求書を見てしまったことがあるのですが、代金は数万円(独り暮らしです)でした。

Ireland

ある病気で入院したときは、港区内の病院の個室で、1日5万円かかった、と言っていました。彼女の資金がどこから来ているのか、本人からはっきりと聞いたことはありませんが、話のつじつまを合わせると(笑)どうやら東京の一等地に両親が購入した土地があり、その賃貸料が毎月、あがってくるらしいのです。

不動産ですね、つまり。やっぱり土地持ちは強い。だから彼女も、生まれてからこのかた仕事らしい仕事はほとんどしたことがない。

両親は地方出なので江戸っ子ではないのですが、生まれ育った町が江戸っ子の多い場所だったからか、とにかく気風が良い。粋で、遊び上手で、おごり上手。ちゃきちゃきしていますがそのすべてがいやみなく、だからこそいつも人に囲まれている。

銀座ミキモトティールーム

だれもが土地持ちのうちに生まれるわけではありませんが、彼女の粋な行動のかずかずは「余裕」というものを教えてくれます。すこしでも真似をすることで、私も余裕ある人間になって、お金やよいことをたくさん、ひきよせられそうな気がしてきます。

彼女のように。

●では、具体的に、どんなことを学んだのか?

クレヨンハウスのビュッフェ
作家の落合恵子さんが運営されている青山・表参道「クレヨンハウス」のオーガニック料理です。クレヨンハウスの存在自体は、私は青学の学生だったころから知っていましたが、オーガニックレストランがあることを教えてくれたのは、Sさんでした。

彼女語録や私が感じる彼女の魅力を書き出してみます。

★「やっぱり人間、うんと遊ばないとだめ。無粋な人間になる」

→ 彼女主催のある集まりで、彼女の幼友達である男性が参加者の女性に対して、「僕、●●さんの年齢わかっちゃった。あなた、だれそれさんと同級生なんだって?」と言ったそうな。それを言われた中年女性(おそらく還暦前後)は、顔をひきつらせていたとのこと。

Sさんいわく、「あいつはむかしから、遊びをしらないからね。遊ばないでここまで来ちゃった。だから無粋なんだ」

道玄坂

★「あの人、酔っぱらってる

(ものを頂くときは、完全に酔っぱらってはならない)」

彼女が長年、懇意にしているあるフレンチレストランにて。向こうの席に座るグループが、デザートを頼みました。なんだか、すごい量です。なかの中年男性が見るからにすでに出来上がっています。

だから、せっかく頼んだデザートも中途半端に食べて、けっきょくたくさん、残してしまいました。それをみたSさんがひとこと、放った言葉です。

スコーン

料理人のかたが心をこめて作っている店では、それを頂く側もアルコールは適量を心得て、注文した品はできるだけ、すべて頂かなくてはならない。

いま、どれだけ頼めばすべて頂けるか、自分の適量を把握すること。つまり、アルコールにおける自分の限界を知っている人間が本物であるということ。

★トントンしますね(呑みたくなたら、連絡しますね)

★あたしの葬式なんかきてくれなくていいから、いまいっしょに遊んどいて。

★おごり上手→わりと値のはるお店で会食するとき、一本数千円~するワインや日本酒を自分からとしてごちそうしてくれます。「あと(の料理代)はみんなで割り勘ね」という、負担に思わせないための気づかいのひとことも忘れずに。

ワインのラベル

★本物、質の良い気に入ったものにはしっかり、お金を払う。反対に、気に入らないものにはいっさい払わない。

(場末の質の低いゴルフ場には行かない。笑 どんなに料金が安くても。そういうところには、びた一文、払わない)

★仲間を大切にする。

★むだなところに支払わない。ゴルフ場などは土日よりも平日のほうが安い。平日、行ける身なのだから、平日に、行く。

静岡葛城

★自慢話なんて、みじんも出ない。出てくるのは自虐ネタや失敗談。

★人をほめる。人の良いところを見ている。

★おもしろいね、たのしいね、ゆかいだね、のポジティブワードがたくさん出てくる。否定的な言葉は、皆無。

新宿南口

★確固とした審美眼、判断基準がある。

養わったのはおそらく、ときおり話にでてくる、本や新聞、好きな作家さんのエッセイや人生の話、そして、たくさんの遊びの中で。

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