【人間関係】相手にマーキングしよう!

今日の記事では、初対面の人や取引先の人などに自分を印象づけることについて書いています。このカテゴリーでは前回、下の記事を書きました。

●初対面の人や営業先のひとに自分を覚えてもらうことー「マーキング」

 

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犬を飼っておられるかたならよく耳にされているかと思います。マーキングとはもともと、犬が電柱の根元などにおしっこをして自分の印をつけることです。

人にマーキング、なんてタイトルをつけると、人におしっこをひっかける、みたいなことになっちゃいますが(笑)、イメージとしてはマーキングそのものです。

相手の心に自分を印づける。

ビジネスの現場などではマーキングできるかできないかでその後の取引にも影響を与えます。なにしろ自分以外は全員、競合みたいなものですから。社内で売り上げ達成率が競争させられていればなおさらです。

でもマーキングのだいご味はやっぱり、人に自分のことが覚えてもらえること。新たな出逢いのはじまりが楽しくなりますよね。

何度あっても、「はじめまして」なんてにこやかな笑顔で言われてしまうと、コノヤロー、と私などは思ってしまいます。笑 (まぁおかげさまで、めったにそんな経験はしないで済んでますが・・・わりと覚えていただけやすいようです)

私がこれまでの長いビジネス人生や海外生活などで印象に残った人に共通することや、自分がやってみて、ひとから「とても印象に残る」と言われたことなどを書いてみます。

1)相手の名前を覚えて呼びかける。

昨日の記事にも書きました。自分の名前を初対面ですぐに覚えてその場で呼んでいただけたり、次回以降も呼んでもらえたりすると、相手とすでにつながりができたようで嬉しい気持ちになる方は多いと思います。よほどのアマノジャクではないかぎり。笑

相手のかたには名前があります。「It」や「That」ではありません。それを認識している、ということを相手のかたに知らせる、という意味でも名前は憶えて、呼びかけます。

私自身、名刺を渡したとたんに、その場で「コヤマさん」なんて相手のかたから呼びかけられたりすると、そのかたとの距離が一気に縮まったような気がしますし、嬉しく感じます。

2)先日話したことを、覚えていてくれる。

「こないだ言ってたなんとかかんとかだけどどうだった?」なんて話題を振られると、すごい人だなぁ、と私などは感激します。話題も質問から始まっているので、こちらの話ができます。

座布団を差し出してくれたような気がして相手のかたが印象づけられます。

3)人の話を聞いている。

2)と関連しますが、人の話をちゃんと聞いているから、こないだはどうだった?と聞けます。

4)ほどよいアイコンタクトがある。

じーっと見る必要はありませんが、話の要所要所にアイコンタクトがあると、不思議なもので、相手のかたとの相互確認をしたかのような持ちになって、相手のかたをよく記憶します。

5)表情が良い。

大げさな表情やジェスチャーではなく、自然な笑顔やうなづき、驚いたような表情、嬉しそうな表情など、おそらく同じ人間としての魅力を感じて相手のかたがとても印象付けられるのだと思います。

6)相手にとって有益な情報を提供する。

ビジネスパーソンであれば、仕事に直接・間接で結びつく情報を提供できる人は印象に残りやすい。

「あの人が教えてくれたから、すごいことが分かった」

「あの人の情報のおかげでいい仕事ができた」。

さらに、トリビアな情報や美味しいお店、行きつけのお店、流行りのことなども教えてもらえると、取引先とのスモールトークの際に利用させていただけて助かります。

といっても、飲食店は正直、ピンきりなので(笑)、相手のかたの「味覚」や「審美眼」に信頼がおけるようになってから行くと、当たりはずれがさほどありません。これは人を紹介するときにも言えます。

人の紹介って、難しいんですよ。経験からそう思います。

 

●ビジネスパーソンが集まる場は、「いかにマーキングするか」が勝負。

 

私が卒業した青山ビジネススクールもそうですが、業種交流会や勉強会などの場では、ほぼ全員、ビジネスパーソンです。

着ているものもわりと雰囲気が同じだったり仕事内容もそれほど違いがないときもあります。

そのなかで、いかに相手に自分を覚えてもらうか。

印象の薄い人では次回会いましょう、となりません。パワーランチしましょう、ともなりません。

青山ビジネススクールのときも、必修科目の授業は、学年がAとB2つのクラスに分けられて受講したのですが、もう一つのクラスの人で、私が顔と名前が一致しない人がいて、もう一つのクラスの人に、「●●さんってどんな人?」と聞いてみたところ、「私も知らない。顔と名前が一致しない。だって彼、印象薄いから」ときっぱり言いました。笑

さらに、「印象薄い人と付き合ってもしょうがない」とも彼女、言いましたね。

こんなふうに思われてしまうと、付き合ってくれるビジネス仲間が減ってしまいます。自分ひとりだけでえっちらおっちら、ビジネスをしたりすごい情報を仕入れたりできる能力のある人はそれほどいません。

青山学院の正門

人とのつながりのなかで情報を仕入れたり、ビジネスを増幅させていくほうが効率的です。自分の時間短縮にもつながります。

人嫌いでなければ、そういう面白い人たちとときには会食したり呑み会したりすることも楽しい。そこからすごいアイデアが生まれて、大きなビジネスにつながったという経験を持つ人を私は知っています。

人脈を作るためにビジネススクールに行かれるかたもおられるでしょう。私はそうでした。なにより、人とのつながりや出会いは人生の財産です。

仕事に結びつかなくても、信頼できる人間関係を構築できれば悩みも相談できますし、リタイヤ後は茶飲み友達となっていろいろなよもやま話をすることになるかもしれません。

人生が豊かになりますよ。人にマーキングしてみましょうね。

私も実践していきます。

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