これまでに出会った不思議な人たちーその1「恋は魔物」

新宿のビル群

今日の記事は、
私がこれまでに出会った
不思議な人たちについて書いています。
●「恋は魔物」
●人を振り回す人間はたくさん存在する。その対処法。

昨日は下の記事を書きました。

●これまでにであった不思議な人たち。その1「恋は魔物」

私がゴルフを始めて、はや10年以上が立ちました。

たいして上達はしていませんし、

「しばし休憩」期間もあるので実際にはゴルフ歴10年未満といえます。その期間のなかで、私は不思議な人に出会いました。

年齢は私とほぼ同世代の女性でしたが、このかたとは、ゴルフのレッスンで知り合いました。

私が長年教えていただいている先生がこんど新しく教えることになった人、ということで、先生から紹介を受けました。

もう10年近くまえのことです。

でもあとから思うとこのとき、これは先生が紹介したというよりも、その女性が「どんな人か見たい」とお願いしたような気がします。紹介を受けた時間帯は私のレッスンの時間で、彼女がレッスンを受ける時間ではなかったからです。

スコットランド・セントアンドリュース

私の先生は私たちよりもひとまわりくらい上の世代の男性です。

けっしてイケメンではありませんが(大笑)つっこみどころ満載の、マメで面白いかたなので(奥さんに隠れて彼女を作ったエピソードがあったり)、憎めないっちゃぁ憎めない。

だから、女性ファンも多い。

そこに、自制がきかなくなってしまう人がでた。それが、その女性でした。

鶴岡八幡宮

社交ダンスなどもそうなのですが、結局ゴルフもマンツーマンで教えてもらうことが多い。そうなると、教えてくださる先生に特別な思いを抱いてしまう人が出てきます。うちの母親が習っていた社交ダンスの教室でも、そういう女性がいたらしい。

つまり、独占欲ってやつです。

一方的に恋心を抱きながら。

そら

その女性は、なにかと私のレッスンに現れては、ちょっかいを出していく。

「先生、私のときより教え方が丁寧」

とぶっきらぼうにとつぜん言い出したかと思えば、レッスン中も口をはさんでくる。

こういうことが何度が続いて同世代ながら感じたことは、「このひと、幼(おさな)いな」ということでした。

いい年こいた大人がこれはないだろう、と私もだんだん、フラストレーションを感じ始めていました。

セントアンドリュース スコットランド

私の先生は旅行も大好きなので旅行も兼ねたゴルフ合宿があります。

そのときにノマドの私がPCを持参して仕事をしていたりすると、「え~かわいそぉ。こんなとこでも仕事するんだぁ」というわけです。

こっちに言わせれば、9時5時で満員電車乗って人に雇われてるおたくのほうがかわいそうだわ、と思うんだが。

こっちが好きでやってることを「あなたはかわいそうな人」と自分より一段、低く扱うことで自分の優位性を保とうとする。

この手のやからは世のなかにはいて捨てるほどいますよね。

そら

あるときはメールが来て、そのメールに即レスしなかったら、「メール、読んでもらえましたか?」とすぐに催促のメールが入ってくる。

一事が万事、この調子。

なんでこう、人を振り回すかね。

そう思いながら、私はつっかかられる理由もわからず、理不尽な思いを募らせていたのです。

セントアンドリュースの風景

そして。

それからしばらくしたときのことです。

あんなにしょっちゅうちょっかいを出していた彼女を最近みかけなくなったなとおもったころ。彼女がオーナーから直接、出入り禁止のお達しがあったことを私は知ることになります。

先生との共通の友人であるゴルフ仲間が事情をよく知ってました。

 

「彼女さ、先生にこんなこと言ったんだって。

『先生が他の女性に教えていると、すごく嫉妬する。あたしだけの先生でいてほしい』と」

つまり彼女は、先生にコクったらしいのです。

その話を聞いて、彼女の「振り回し」の理由がすべて紐解けました。

 

同世代で女である私に、マンツーマンでちゃんと教えている先生の姿は、自分の男を取られたように彼女には映っていた。

でもこっちとしてはふりかかった火の粉。

先生に習い始めたのは私のほうが何年も先なんだわさ。

後から入ってきてとつぜん引っ掻き回しはじめて人のレッスンの邪魔をする。

オーナーもそりゃ怒るわな。銀座の警官

「ほかの生徒に迷惑だ」と。

 

いくつになってもじゃんじゃん恋をしましょう、と私も思いますが、それと立場をわきまえないこととは違う。私やまわりはそういう人間に振り回されることがある。でも、幼いことや立場をわきまえないことは彼女の問題です。

●人を振り回す人間はたくさんいる。その対処法。

鶴岡八幡宮の茅の輪

私の長年にわたる人生において、他人を振り回す人間はたくさん見てきました。上記の彼女もそうだし、まえにこのブログで書いた、「想像力が欠如しているような人」のエピソードの人もそうです。

こっちもだてに長年生きちゃいない。笑

対処法を試行錯誤しながらいろいろ考えてきましたので、振り回し人間に誠実に対処しているせいで、大変な思いをしているかたがおられたらと思い、書き連ねていきます。

エネルギーの流れが正常で、お互いに良いシナジーのある関係性をたくさん築ける人が世の中に増えることを願いつつ。

1) まずは、その人間が「振り回しの人間」であることを見抜くこと。

なんだか知らないけど、その人と一緒にいると疲れる、という場合、あなたは振り回されている可能性が大です。判断基準は、まともなこと言ってるか。理不尽なこと言ってないか。おさいないこと言ってないか。昨日と今日とでわざと違うことを言ってないか(振り回しの典型です)

わざと返事をしなかったり、こちらを無視しているかと思えばとつぜん連絡をよこしたり、なんていうのも振り回しです。

2)振り回し、は相手の問題であってあなたの問題ではありません。

だから、こっちが愛を持ってなにかをしてあげればこの振り回しはおさまる、という博愛主義は残念ながら、幻想です。

そうして心を開いてくれる人もいないことはないですが、まずは、振り回し自体は相手の問題である、ということを認めましょう。

しっかり認めないと、共依存になります

「振り回す彼女・彼に誠実に対処している私」

という役割を演じる依存。アルコール中毒の夫(妻)を懸命に介護している私、という共依存に陥る人もいます。

3)筋道が通ったことや理にかなったことを言うときは相手をし、理不尽なことを言ってくるときは距離をおきましょう。

上記の彼女の例であれば、やたらとちょっかいを出してくるときは、レッスンの時間を変えたり、オーナーに相談したり、彼女との関係性からフェードアウトする。

「ごめん、あなたのメール、迷惑メールに入ってた。さいきん、フィルターを強化したから、私からのレスはほとんど期待しないでね」

 

4)相手の年齢、立場、状態、社会人としての生活をよく見極め、人間としてあまりに幼い場合は、崖から突き落とす。

親獅子が子獅子を突き落とすように。

心を鬼にして。

それがこの世でサバイブしていくために彼女・彼にとって必要なことであると信じて。

社会人であれば、他人からぼこぼこにされたりけちょんけちょんにされてこそ、鋼(はがね)のような精神を持つことができますよね。

振り回しを止めないのは、誠実に、心を込めて、全身全霊で話を聞いてくれる人がいるから、ということがありえます。

誰からも無視されれば、無視されないようにしていくのが多くの人の術(すべ)だと思います。私たちが愛を持って手を差し伸べるべきは、その人が自力で崖を這い上ってきたラストワンマイルのときです。(ホントは意味が違うけど)