2025年大学入学共通テスト「英語リーディング」第四問 (2)

⚫︎2025年大学入学共通テスト「英語リーディング」第四問 (2)

今日はいよいよ、第四問の本文を読んでいきます。

問題の本文中でつけられている「コメント」

(Comments) が、私がプロの翻訳者(それも、日本語から英語へ)としてネイティブのProof readingを受けているものそのものなので笑、とても興味深く読みました。米国大学に留学していたときも、レポートをこんなふうにチェックしてもらいましたね。

朝日新聞「2025年大学入学共通テスト試験問題」

https://www.asahi.com/edu/kyotsu-exam/shiken2025/day2.html

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問1

前後の文書の内容を比較します。

前文は、「持ち物を少なく」。

後ろの文は、「持ち物をたくさん持とうとする人が多い」とある。

私はいま、この後ろの文書を書き表すとき、「でも」と書きそうにぬりました笑。前の文書の真逆のことを表しているから。

ヒント】私が昨日、選択肢について説明したものを貼り付けます。

“問1

1は前文とほぼ真逆に行く内容。

2は前文プラスアルファでアンブリファイアーの役割を果たします。

3と4は結論。3は着地点に戻ってくるような感覚です。” ー小山ケイのブログから、自身による引用。

問2

パラグラフの最初を読むと、このパラグラフは「対人におけるコミュニケーションの取りかた(態度)」について書くことを意図しているのがわかります。そしで、「おすすめ」をしようとしている。’Recommendation”とあるからです。けれど、その文は書かれていない。

よって、添削者は、「付け足して下さい」とコメントしているのです。

直前の文は、データをだしている。それも、ネガティブなことを裏付けるための数字。

「礼儀正しく、好印象をあたえるために」、どんなことをしたらよいか。それに合致する選択肢をえらびます。

問3

最初からじっくり読まないと解けない問題です。なぜなら文書の整合性を正したり、「テーマ」を一貫させるためのコメントが書かれているから。

ヒントは、「最初の段落」。

ここで筆者は、「これから自分が書こうとしていること、言いたいこと」を説明しています(ご丁寧に、「このエッセイではそのことについていくつかの方法を書きます」とも書いてあります笑)。それと、Comment 3で指摘されている箇所はぴったりとは合致していません。

正しい選択肢以外は、どれもこのエッセイ〈本文)には書かれていないことです。

問4

この問題は、筆者が「3番目」に勧めていることについて言い換えている箇所です。コメント4はそれについて、「自身が書いたことと違うことを書いています」と指摘している。

よって、選択肢の中からは、その「3番目」を表しているものを選びます。

⚫︎”Working on it”の発音。

1 ワ

2 「R」

3 キン

4「G」

5 オ

6 「ニッ」(連結発音)

7 「T」