最強のオトナとなるために。「露出の多いひとは嫌われる(一部の人間に)」

テレビなどで露出が増えると、一部の人に誤解される割合も増えますよね。テレビのような公共性のあるものでなくても、人の世は露出が増えたり人前で取りざたされたりするようになると、妬みがあるのか、足をひっぱろうとする人間が現れたりする。



今日はそのことについて、思うことを書いていきます。昨日は下の記事を書きました。

●露出が増えたり、他者から好感を持って取りざたされる機会が増える人は、足を引っ張る人間にも遭遇しやすくなる。

渋谷の空


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今年の三が日、私は箱根へ大学駅伝の応援に出かけました。

箱根駅伝を特徴づけているともいえる第5区と第6区を応援するためです(場は警察のかたがたの先導もあり、非日常の空気感が漂っていました。箱根駅伝が好きな方はぜひ、一度はあの区間を実際に応援に行かれてみてください)

いちばん応援していたのはもちろん母校青山学院ですが、大学生の子たちの活躍を見るのが私は大好きなので、「帝京大の島貫くんに会えるかな(とにかく脚がきれい。笑)」「東海大の中島くんは今季はどうかな」「東洋大の今西くんは『人間じゃねー(今西くん弁)』いい走りするかな」などと楽しみにしていきました。

結果は「箱根のまさか」という魔物が表れて、青学は往路で5位。復路は先頭から数分遅れて小野田勇次が出陣しました(目の前で力強く通り過ぎた小野田勇次は孤高の野生動物のようで、私には端正な細身のインパラに見えました)

結果に私が意気消沈する帰り道、小田急線の車内でとなりに座る家族連れの会話が耳に入ってきます。子供たちはおそらく箱根駅伝を走ってる子たちと同世代、そして父母は60になるかならないか、くらいの年齢です。

その母親がこういいました。「まぁ、毎年青学ばっかりでもね。だいたい原監督、最近、『これ』でしょ?いい気味だわ」

「これ」と母親が言ったとき、私には彼女が自分の鼻に「ピノキオ」みたいなこぶしを付けたのが横目で見えました。つまり、「天狗」ということです。

へぇ、そうなんだ・・・テレビで露出が増える人って、増えるごとに「天狗」だと思われるんだ。

おそらく、若干のひがみもあったのだと思います。よく一般人のかたが「私もテレビに出てみたい」みたいなことを言うのを見かけるからです。タレントでもない大学陸上部の原監督が各局にひっぱりだこですっかりお茶の間の顔になったことに対してのひがみと嫉妬。

異端児や、道なきところに道を作る人が大好きな私は、「原監督ってすごいなぁ」とつねづね思っていたので、「テレビに出ていい気になってて天狗だわ」と思うおばさんがいることに正直、驚きました。いやぁ、こんなのが姑になる人は大変だね。くわばらくわばら。大笑

YouTubeを見てても、Followers数がものすごい人は、「Dislike」(Thumb’s down)の数もわりとつきますよね。人格攻撃している書き込みも増える。

インフルエンサーと呼ばれるかたや著名なかたたちはもちろん、ご自身が嫉妬の対象となったり誤解されたりすることはよくご存じなのだとは思いますが、一般人である私からみるとつい、「誤解されるつらさ」を想像してしまって痛みが自分のことのように迫ってきます。

日本の文化が「出る杭は打つ」、それも徹底的に、なので、目立つ人やいいことでなにかと取り上げられる人は反対者も出やすいとは思います。でもこれって、人間の心理でもある。文化によって程度の度合いに違いはあるけれど。

最強のビジネスパーソンとなるために、そして鋼のような精神力を有する人間となるために、「目立つ人間は叩かれやすい。誤解されやすい」ということを頭に入れておくということと、そのような人間に遭遇したときの対処法も考えておくとよいと私は思います。

●私が考えてみた、「対処法」

Shot with iPhone 11 Pro near Sony Shinagawa Building in Tokyo, Japan (photo by Kay Koyama on Nov. 21, 2019)

テレビに出るような人間になるのであれば、芸能界やテレビの世界は特殊な世界ですから、私なら芸能プロダクションに所属するか、提携を依頼します。ミッツ・マングローブさんが芸能活動をする際、おじさんの徳光さんから「芸能プロに所属したほうがいい」とアドバイスを受けた、と聞いたことがあります(真偽はわかりませんが)。

若いときからタレントや子役をしていたかたが大人になっても活躍されるなら、個人事務所としてご自身で芸能活動をされても芸能界のことを知り尽くしておられるからよいでしょう。あるいは親や親せきが芸能界やテレビに出るがわの人であるかたも同じです。

けれど、人目に多いに付きやすいテレビの「向こう側」に、大人になってからとつぜん、出るのはやはり、不慣れなことが多いと思います。そして、餅は餅屋です。これまでの長年のあらゆるデータが蓄積されているはずです。芸能プロには。

そのデータのなかには、細かいところでは挨拶の仕方とかしきたりとか序列、そして「著名人としての行動」なども含まれています。だからこそ、マネジャーと呼ばれる専門家がおられる。スケジュール管理だけではなく、クッションになってくれたりアドバイスをくれたりする。

テレビ以外でも、考えられる場面はビジネスの世界です。同期のなかでもトップクラスで昇進したり、営業成績がよくて何度も表彰されたりすると、目立つ人間となります。

そのほかには、政治の世界も足のひっぱりあいのようです。実際にみたわけではありませんが。笑 テレビに出たり、人気が出たりする政治家は、ほかの政治家からやっかみや嫉妬の対象となりやすいそうな。

私が考える対処法は以下のとおりです。

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1) クッションとなってくれそうなマネジメント会社、エージェント会社があれば、依頼する。餅は餅屋。とくに、芸能界やテレビ局のような特殊な世界で露出が増えるのであれば。

→ 巨大な異空間をたった独りで相手にするのはなかなかに大変です。大人になればなるほど。本を出版する人生を選択するのであれば、いい出版社といい編集者を見つける。

2) ビジネスの世界や一般人の集まりでは、「能ある鷹は爪隠す」をしばらく貫く。様子を見る。成績がトップになればなるほど、「こうなれたのは皆様方のおかげです」と頭を下げ続ける。「実るほど、首(こうべ)を垂れる稲穂かな」

→ 平身低頭の人が好感持って受け入れられるのは、どの文化、どの世代でも同じです。不思議ですね。

3) わざと「できないふり」をする必要はない。クラスの英語の授業で意図的に悪い発音をする必要はない。わからないふりをする必要はない。けれど、自分に対して悪意を抱きそうな人間がいないかどうかは、つねに気を配って置く。自分の「守護神」となってくれそうな人物はだれか、把握しておく。

クラスの人気者、発言力のある人間、力の強い人間、憧れられている人間、には良好な関係を保てるようにしておく。

悪意を持ってかき混ぜようとする人間も、残念ながらこの世には存在します。まんがいち、その手の輩(やから)の標的になってしまったら、「逃げるが勝ち」。英語でいうHavenを確保しておく。むやみに攻撃しない。されるままになったりしない。動く。

→ よく聞くのが、「取引先とゴルフで回るときは、相手よりも下手であるようにふるまう。スコアが相手よりも悪くなるように意図してプレイせよ」というもの。

つまり、ここに存在するのは、「自分よりデキる人間には、ひとはあまり好意を抱かない」という前提。

取引先の人間よりゴルフがデキてしまうと、相手は不愉快になって「おたくとの取引、やめさせてもらうわ」ということになりかねない、という危惧がある、ということ。

つまんねー。笑

んじゃゴルフなんかしなくていいです。私なら。

St. Andrews, Scotland (UK) photo by Kay Koyama

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