人を褒めてみる。よいところに意識を向ける【5つの方法】

ビジネスでも学校生活でもご近所づきあいでも、「人を褒める」ことは潤滑油になります。今日はそのことについて書いていきます。



昨日は下の記事を書きました。

●人を褒めてみる。これからの一生。日に最低3回は褒める、と決める。

Headquarters of “It’s a Sony” in Shinagawa, Tokyo (photo by Kay Koyama) * *”It’s a Sony” was a catch copy of Sony in 80’s.


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私自身は子どものころから、自分が褒められると何か知らない「力」が自分の中からみなぎってくる感覚はうすうす感じていました。それがよくいわれる、「褒められて伸びる」ということなのかもしれません。

反対に、相手からまったく褒められないのに、なぜかあら捜しをされてやたら叱られると、ものすごーくフラストレーションがたまるのと同時に、相手に対する怒りすら感じることもあります。「ちゃんと人を見ろよ」と。

とまれ、の標識

私が銀行員だった時を含めて、私はひとにあら捜しをされたり、理不尽な注文をつけられたりするといつも、「あたしにそんなこと言うなんてお門違いだよ」強く念じています。すかっとしますよ。笑 やってやる、という自信もみなぎってきますし。

大人になってからは上記のように、いやな人間を前にしても、それを逆にばねにして自分の肥やしにしてきました。それでも、日常のささいな出来事の中ではやっぱり、褒められるほうが気分はいい。相手との潤滑油になりますので。

横浜元町

人を褒めることは人間関係の潤滑油になります。それは、「あなたの良いところに私は意識を向けてますよ」ということと、「あなたに好意を感じています/敵対心は抱いていません」ということを表しやすいから。

だから、怒ってばかりの人間やあらさがしばかりの人間から受けるメッセージは、「あなたが嫌い」ということ。本人はそんなつもりじゃないとしても、こちらは無意識にそう受け取ります。私はそうです。私との潤滑油を使うつもりがないんだな、と受け取るからです。

とはいいつつ、もちろん、褒め方にも言い方や表情、下心、タイミングなど、あらゆる要素が絡み合って表現されます。気持ち悪いほどに褒められると、「なんかあんのかな」と勘繰りたくなりますよね。

だからこそ、ぜひ「褒め上手」を。

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1) 肩ひじ張る必要はない。

相手の持ち物を褒めてもいいのです。「その靴かっこいいね!」とか。もちろん、思ってもないことを言う必要はないですが、相手をよく観察していると、自分の好みと同じだったり、興味惹かれたりするところがあるはずです。

 

2) 短所も長所になりえる。

一般的に「短所」といわれることも、実は裏を返すと長所だったりしますよね。先日も書きましたが、「だれそれが気が利かない」と愚痴る人にときどきお目にかかりますが、私からみると、その「気が利かない」と言われた人は「のんびりしていて他人のあら捜しをしなくて一緒にいて居心地よい人」に見えることがあります。

横浜元町のベンチ

3) 自分の意識の矛先に注意する。

自分の意識を常日頃から、「相手のいいところ」に向けるようにすれば、おのずと褒めるところが目につきます。2)でいえば、「気が利かない」ところに意識を向けるのではなく、「のんびりしていて、人の悪口を言わない」ところに目を向け。

横浜港

4) 「すごい」「さすが」も誉め言葉。

そのほかには、「なんでも知ってるね」「よく知ってるね」「センスいいね」「いつもありがとう」なども誉め言葉になりえます。もちろん、何度も言いますが、そう思っていればちょいちょい口に出してみる、ということ。

川越のどら焼き

5) 日に3度は人を褒めてみる。

友人知人だけではなく、家族も、コンビニの店員さんも、カフェの店員さんも、褒める対象です。

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●くやしい、という負けん気を大切にすると、それももちろん、自分の力になります。

Shinagawa, Tokyo (the rear building of the left is the headquarters of Sony)

 

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褒めない人を前にしても、実は自分の肥やしになります。潤滑油はないですが。

私であれば、まず負けん気がものすごーく刺激されます。「やってやろうじゃん」と。ぎゃふんといわせてやる、とも思っちゃいますね。笑 相手は私とうまくやっていきたい、と思ってないのだろうからこそ、まずはくやしい、という気持ちが芽生えます。

この「くやしい」という気持ち。貴重な燃料ですよ。いわれてへにゃへにゃ、と終わってしまってはもったいない。燃料にしなくては自分がかわいそうです。せっかく成長できる機会を与えてもらったのですから。このあたりはまた次回以降に書きます。

そしてこれが大きなところなのですが、こちらを褒めない相手を褒めてみる、ということも人生のドリルとして私はやっています。

気分いいですよー。さいっこーに。(#^.^#)

なぜそうするかというと、どんな人間にも褒められるところがあるんだ、ということが不思議と目につくからです。いつのころからそうなったのか、まったく覚えていませんが、いつも言うようにおそらく、若いころに米国大学へ編入学したときからだと思います。

Sizzlerとの最初の出会いはなんと、いまから30年も前!LA郊外にホームステイしたとき、初日にHost Familyが連れてってくれました。

米国人は褒め上手な人が多かったのと、誉め言葉が日常的に会話の中に出てくるからじゃないかな。

たぶん、自分の精神衛生をよい状態に保つために無意識にやってるところもあると思います。自分のために、相手の良いところを見るようにしている。無意識に。おそらく。

さらに、気分いいところは、ほめられた相手の態度が次第に、軟化して距離感が縮まっていくことが多いことです。そうすると、これがまた不思議なことに、相手はじょじょに、私に対する誉め言葉を口にしたりし始めます。おもしろいですよね。

軟化しているな、と感じるのは、たとえば、a)笑顔を見せるようになる。b)まともに挨拶するようになる。c)手を振って挨拶してくる(手のひらを他人に見せる行為は、「あなたに心を開いています」という無意識の意思表示です) d)ボディタッチすらするようになる(同性の場合)。e) ニックネームや「なになにちゃん」と呼んできたり、下の名前で呼んできたりし始める。

だから人とのコミュニケーションってやめられない、と私はいつも思うのです。新しい発見とか驚きがたくさんだから。人生のドリルに満ちているから。そしてお互いにシナジー発揮してインスピレーション与えあったりもできる可能性があるから。

茶でも飲みながら、あるいは飛行機でとなりあったりしたら、気楽に話してみましょう。意識を相手の良いところにむけながら。

人生のドリルですから。

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