母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、英語の発音について書いていきます。
<もくじ>
●<米国英語>母音+T+母音がラ行(のような)発音になるのは、単語のつなぎ部分もそう。
●なぜ、そういう発音になるのか?米国英語は。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●<米国英語>母音+T+母音がラ行(のような)発音になるのは、単語どうしのつなぎ部分もそう。
米国英語で”party”や”water”などの単語が次のように聞こえることは日本の人の間でも取りざたされます。
★パーリー (PAR-LI)
★ウォーラッ (WOR-LA)
これは、単語どうしのつなぎ部分もおなじです。
たとえば、
★But it has → バルイルハズ (BAL-IL-HAZ)
★a lot of → ア・ロロブ (A-LOLOV)
★We got it! → ウィ・ガリッ (WI-GALL
アタマをつかって「これは母音+T+母音だからラ行の発音!」と意識するよりも、ひたすら音読練習したりnativesの動画なり音楽なりを聞く(観る)するほうが効果的です。私の実体験です。
なぜなら、そのほうが無意識の領域が活発化するから。
nativesも意識して発音しているわけではないから。
なんどもこのブログで私が書いているように、語学の習得は顕在意識の領域をはるかに超える必要があります。
●なぜ、こういう発音になるのだろう?米国英語は。
舌の省エネだと思います。私が思うに。
私がこのブログで何度も書いているように、私自身が自分でもそう発音していて「省エネだなぁ」と感じます。そう発音することで、舌先が母音の発音のときの位置にじゃっかん、とどまるからです。
この変化に対するアカデミックな名称もあるようですが、私がいいたいことは「なぜ、米国の人々はそう発音するにいたったか」ということ。
母音からTの発音をして、さらに次にくる母音に舌先を整えると、舌先が口腔内で前後することになります。でも、日本語の「ラ行」のような発音に変化させると、舌先の動きは最小限ですむうえに、動きが少ない分、次の音声(Syllable)をより早く発することができるようになります。先日このブログで書いたように、英語の「T」の発音は管楽器のタンギングの要領。よって、タンギングのように舌先を上前歯の裏側にうちつけると、母音のときの「舌先が口腔内の宙(ちゅう)にとどまっている位置」から前方のほうに移動させる必要があります。
舌は労働します。笑
◆母音+T+母音がラ行(のような)発音になる利点
1) 舌先の動きを最小限にできる。
2) つぎの音声をより早く発声できる。
3) よって、言いたいことをより早く発することができる。