⚫️「Let’s not なんとか(動詞のing)」 ー2025年大学入学共通テスト「英語リスニング」から。

2回読まれる問題の第一問問2から。
Speaker男性は”Not”と言っているので、正解の選択肢を選ぶ際は、Notの後ろに続く動詞のing形を「しない」ものをえらびます。
が。
うーん、なんとなく「引っ掛け問題」かなぁと。笑
というのも、”Let’s not”と言わないわけじゃないけれど、それよりも”Let’s 動詞」のほうが一般的じゃないかなぁ、という気がするから。そのほうが会話として意味が通じやすいし、ポジティブな感じがします。なにしろ、潜在意識に否定形(not”)は通じませんので。人は「ピンクの象のことは考えない」と否定形で言われた瞬間、ピンクの象のことを思い浮かべます大笑。
今回の問題で言えば、”Let’s start doing our homework and enjoy swimming later!”のほうが会話としてわかりやすいし、何より「明るい」^ ^!
そんなことを私、コヤマは思ったのでした。
⚫️会話として。「いたってポジティブなことを言ってみる」

これは日本語にも通じるのです。
ポジティブとは言葉のあやみたいなもので、批判や否定的な物言いよりも、相手により伝わったり行動を促したりする言葉ということ。
英語でのコミュニケーションも同じです。
少し前に書いたブログ記事で私は、「外国人観光客のかたたちに、少し静かに観光していただく」ということについて触れました。
「静かにして!(Be quiet!)」よりも、「日本の静けさという文化も楽しんで!(Enjoy Japanese serene quietness!”」のほうが個人的には好きです、と。
日本語でも、トイレの使い方について、「丁寧に扱って下さい!汚さないで下さい!」よりも、「いつも綺麗にご利用下さりありがとうございます!」のほうが良い、と耳にしたことがあります。
人への依頼とおんなじですね。