Q) 仕事のプレゼンや会議の発表で緊張しやすいです。
A) 緊張はご自身の才能を十二分に発揮するための「天からのサイン」ですよ。3つのヒントをお伝えしますね。
1) 「自分は大丈夫」という良い感情をつねに感じながら練習する。
2) しつこいほどに、練習。
3) できれば、終わりからいまの地点に逆行するようにイメトレする。
●またもや、オリラジ中田さん (YouTuber)からインスピレーション(笑)!。「緊張」は「神様とつながる直前のサイン」ですよ。私の実体験から。
オリラジ中田さんのYouTube大学を見ていて、またもやインスピレーションをいただきました(笑)。やっぱり地頭の良いかたは説明が上手です。
1.3万人の「いいね」がついていたので、きっと、中田さん人気に加えて、プレゼンやいろいろなことで「緊張するからどうしよう」と悩んでおられるかたがたくさんいるってことかなと思い、微力ながら社会人歴ほぼ30年(!)の私からも、自分の体験から得たことを今日のブログ記事にしようと思いたちました。
★★★★★「緊張」には「いい緊張」と「悪い緊張」があるそうです。中田さん弁。Quoting from the official YouTube video of Atsuhiko Nakata’s (Oriental Radio/Radio Fish) ★★★★★
緊張を「いい緊張」と「悪い緊張」ととらえたことがなかったのですが、「あ、なるほど!」ととても共感しました。
プロとして日々人前で「流暢に」話をされておられる中田さんですが、事前にはやっぱり、何度も何度も練習しているようです。
私が「ど」がつく緊張症であることは以前、このブログでお伝えしたとおりです。たぶん私が考える「ほどよく緊張することはよいことだけれど、あがることはだめ。あがると頭がまっしろになるだけだから」と常日頃から思っていることと似てるのかな、と思いました。
私も6歳からピアノを習い始めて、小学校では器楽部、中学高校ではブラスバンド、青学ではオーケストラ部に所属していました。だから、発表会やコンクール、大ホールでのコンサートなど、「舞台」や「ステージ」での緊張は私から切っても切り離せません。
たった一日なのに、それまでの練習風景にはいなかった「観客」が、本番には存在します。いつもどおりにやればいい、とは頭ではわかっていても、体は心臓どくどく、足はがくがく、など、違う反応をする。
でも、自分がちゃんと復習して(さらって)いれば、練習以上の力が発揮されます。「これでもかー!」としつこいぐらいにさらっていれば、天から「降って」きます。それがきっと、中田さんのおっしゃる「本番では一面の静寂の海が広がている」ということなんだと思います。
(ちなみに、楽器で譜面を何度も練習することを「さらう」というということも、以前このブログで私は書きました。「復習力」と書いて「おさらいりょく」と私は読んでいます。)
中田さんが動画の中で、「しっかり練習(という努力)をしていれば、いったん人前にたったとたんそこは静寂の海が広がる」と表現するのを聴いた瞬間、「あっ、わかる!」と私のなかで大ヒットしましたね。
去年のシカゴマラソンで日本新記録を出した、人気マラソンランナーの大迫さん(早稲田卒)も「ゾーンに入る」って言ってますよね。
「さーっとした静寂の海」と「ゾーンに入る」。
いずれもすごーくよく、わかる。
禿同です。笑
私はこうした個々人の能力は、「潜在意識」のなせるわざだと思っています。練習に裏打ちされた緊張は、無限の才能やパワーとつながるサイン。そこにあるのは「天とつながっている」としか思えないような不思議な感覚。静寂であったり、ゾーンであったり。
別次元ですね。あの感覚は。
緊張を「潜在意識を最大限に解き放つ」トリガーにするために。「3つのヒント」です。
1) 「自分は大丈夫」という良い感情をつねに感じながら練習する。
2) しつこいほどに、練習。
3) できれば、終わりからいまの地点に戻ってくる。イメトレのとき。
潜在意識は感情とつながることで発揮されやすい、と言われています。もちろん、悪い感情もよい感情も。だから、良い感情を抱いて、良い方向に潜在意識を働かせなくてはなりません。そのための、「しつこいほどの練習」なのです。
3)は、「終わり」とはつなり、本番のことです。本番で自分が神がかるほどの良いパフォーマンスを発揮するためには、まずは「本番でしっかり能力を発揮している自分」を映像としてイメージし、そこから、「そのためにはゲネプロ(直前の最終練習演奏)ではどんな演奏をしているべきか」「ゲネプロでその成果をだしていなければならないのであれば、合同練習ではどのレベルにたっしているべきか?パート練習では?個人練習では?」と逆算してイメージトレーニングします。
ゴルフで言う、「フィニッシュの姿をイメージしてアドレスに入る」のとまさに同じです。
●実際にどういう感覚なのか。実体験を書きます。
何を例に挙げようかと思ったのですが、学生時代にずっとつづけた楽器の部活動が一番わかりやすそうです。これは、ビジネスでのプレゼンも、会議の発表も、授業での発表も、同じです。
【イメージしている姿(最終の到達点)】
それまでに自分がさんざん練習してきた成果が十二分に発揮されて、「神がかった」状態の自分。
【チェックポイント】
1) 練習中(でも実はその前にあり)
2) 本番前
3) 本番直前
1)の練習中はひたすら、譜面を練習します。中田さんのYouTube動画と重ね合わせると、「台本を読んでいるとき」がこの「譜面を練習しているとき」に相当すると思います。
けれど、実は大切なのはこのまえ。楽器では「基礎レン」という土台ともいえる、まさに基礎中の基礎があるのです。これを重視できるかどうかで、次の練習がうまくいくか、そして本番で「神がかったパフォーマンスができるかどうか」が違ってきます。
すごい横綱たちはとにかく「しこてっぽう」がすごいって言いますよね。それです。
日々の「基礎レン」が次の段階の「練習」に生きてくる。ここは話し出すと長くなるので、明日の記事でじっくり、書きます。
2)の本番前は、本番さながらの「ゲネプロ」も含みます。実は1)から2)にすすむにつれて、「緊張」の度合いが毎日、上昇してきます。自分が頭の中で最初にイメージした、「本番」が現実になろうとしているからだと思います。
1)2)がしっかり、自分で納得のいく練習量で、内容も7割がたに満足感があれば、3)の本番ではまず大きな失敗はありません。
やっかいなのが、1)2)でわりと、「あれ、今回は楽勝じゃん」と出来に100%安心しきっているとき。
本番で「魔物」がでます。笑
「あれっ、練習中はしっかりできてたのに!ゲネプロでも完璧な出来だったのに!なんでこんな間違いしてんだろう??なんでうまくいかないんだろう??」となります。理由はよくわかりません。慢心なのかもしれません。
だからこそ、「これでもか!」というくらいに1)2)をしないといけない。
しつこいくらいに。
いやになるくらいに。
とことん。
ヘドがでるくらいに。
うんざりするくらいに。
「魔物」はたぶん、自分の深層心理の奥底に潜んでいて、それをまるでワクチンで撃沈するかのように、「私はできるから、お前の出るまくじゃない」と納得させているのだと思います。無意識という潜在意識に対して、「練習」という顕在意識のパートは。
そうすると、中田さんがおっしゃる「一面静寂の海」が広がり、大迫さんがおっしゃる「ゾーンに入る」ことが可能になる。
なんというのか、頭の芯がさえにさえにさえわたっていて、「自分じゃない誰か」がびっくりするぐらい、上手に、落ち着いて、演奏してくれている。無心に。
心は完全に、落ち着いています。若干の緊張状態ではあるけれど。
「自分」はどこか、ステージの上のほうから「自分」を見ているような気も。だから「半分あの世に行った感覚になると、降ってくる」と私はこのブログでよく表現するのです。笑
なんか、幽体離脱しているような感覚。
この感覚って、実際にやってみないと得られないと思います。だからもし、「経験してみたい!」と思われた方はぜひ、ご自身の目のまえにある「自分に緊張をもたらすタスク」をじっくり、とことん、これでもかー!というくらいに、取り組んでくださいね!(#^.^#)
明日は、「基礎レンがどう本番に生きてくるか」をじっくり、検証(?笑)してみたいと思います!上記の「本番までのプロセス」も今一度、じっくり書いてみたいので。
英会話も、ゴルフも、まずは基礎レンなので。