今日の記事では、数年前にゴルファーの「聖地」スコットランド・セントアンドリュースへ巡礼(プレイ)に出かけた私・小山ケイが、
2021年に全英オープンで女子ゴルフの試合が行われる、スコットランドの町カーヌスティについて書いています。
●2021年全英オープン(ゴルフ)「カーヌスティ」
●カーヌスティへの行きかた
●”Carnoustie”の発音
●2018全英オープン(ゴルフ)「カーヌスティ」
Are you confused? Don’t be! Craig and Keir are here to explain how the new World Handicap System works. Find out what your playing handicap will be at Carnoustie Golf Links. pic.twitter.com/xVSpLlY2Sf
— Carnoustie Golf Links (@carnoustiegolf) November 5, 2020
数年前に私がスコットランドの町、カーヌスティへゴルフに出かけたことはこのブログで書きました。
スコットランドへの旅のいちばんの目的は、「ゴルフ発祥の地」聖地セントアンドリュース (St. Andrews, Scotland) でプレイすることだったのですが、セントアンドリュースからは車で30分ほどでカーヌスティにも行けるので、日本から予約を入れてカーヌスティでもプレイしました。
カーヌスティは2021全英オープン女子ゴルフの試合会場です。
とにかくタフなコースでしたね。
★★★★★Quoting from the official YouTube video of “The Open”★★★★★
聖地セントアンドリュースで食事をしていた際、となりの席にいらしたアメリカ人の団体さんが同じくカーヌスティに行かれたようで、“What a tough course!”と談笑されてらしたことも以前、このブログの上記「セントアンドリュース旅行記」記事にて私は触れました。
日本の名門ゴルフ場が設計者による芸術美であるとすれば、カーヌスティは自然がつくりたもうたハザードの魔術、とでも表現したらいいでしょうか。
名門ゴルフコースなのでもちろん手入れはされているのですが、それはおそらくフェアウエイだけ。
ほとんどのハザードはまさに自然そのものです。
ラフは2メートル以上あるかと思われるほどに育ったヒースが絡みに絡んでいる。だから“Raugh〈粗い)”なのです。
ぶっちゃけると(笑)私たち仲間はみな、途中からスコアをカウントするのをやめました。あまりにもハザードがすごすぎて大たたきを重ねたのと、それによってスローペースになりそうだったからです。
どのコースをどんなマネジメントで攻めたかすらほとんど覚えていません。
結果オーライでもいいからとにかくボールをどんどん前に転がしていく。
フェアウエイのど真ん中に大きなヒースの森らしきものがあったり、ぱっくりと深く割れたバンカーらしきものがあちこちにあったり、そしてそのまわりにもヒースがすくすくと育っていたり。風がとても強かった記憶はあるので海風だったのかもしれません。
それよりも覚えているのは、コースから見えるまわりの人家にスコットランドの国旗であるセント・アンドリュー・クロス旗が窓に大きく掲げられていたことですね。笑
でも腕に自信のあるかたやシングルプレーヤーさんならとてもやりがいを感じるコースだと思います。
人もどことなく素朴で優しい。
ゴルフの試合が全世界に生中継されるスコットランドの名門コースながら、コースのかたや会員さんも紳士ばかりで気さくでした。
英国全土でみたらカーヌスティは小さな町です。
派手なコングロマリットの多国籍企業があるわけでもなく、SonyやToyotaの「外資系企業」が進出しているわけでもない。
地理上の距離にしても日本からは遠い。時間もかかる。
だからこそ、東洋人である日本人はわりと珍しい存在だったのだと思います。
「日本から来たの?」「日本で勤務していたことがある人がいるよ」「はい、私がそうです」
日本とのへんな経済摩擦や歴史上の大きなしこりがあるわけでもない。だから敵意や敵対心をむきだしにすることもなく、どの土地の小さな町や村にもあるような「外国人(あるいは自分と見た目が違う人たち)」に対する子どものような好奇心を表されたのでしょう。
「よし。年に少なくとも1回はスコットランドへ来るぞ」と私に誓わせましたね。
来年2021年の全英女子オープンが楽しみです。
Yes, Scotland! & Carnoustie!
●カーヌスティへの行きかた
日本からいちばん行きやすい行きかたは、1) 世界遺産都市であるエジンバラから車をチャーターしていくか、2) セントアンドリューで1泊以上してそこから車で行く行きかただと思います。
カーヌスティは上記のように素朴で素敵な町ですが、日本からカーヌスティだけを目的地として行くにはもったいない気がします。そこから車で30分ほどのところに名門ゴルフコースがたくさんあるからです。
そして日本からカーヌスティは距離的に遠い。
飛行機で飛んでもたどりつくまでに2日がかりとなります。
日本からの直行便はもちろんなく、ヒースロー経由であれば10時間以上の飛行時間と数時間の待機時間を経てエジンバラで1泊するからです。
せっかく片道2日以上かけて日本から行くのですから、カーヌスティで宿泊するにしてもさらにそこから足を運んでセントアンドリュースの数々のコースや近隣の名門コースへ行かれることをお勧めします。
Carnoustie Golf Links https://www.carnoustiegolflinks.com/
(“Book”のところから予約ができます)
プレー:電動カートはありません。キャディさんをお願いするか、電動式の”Trolley”と呼ばれる手引きカートのようなもの(日本円にして数千円/台)を利用します。いずれも有料です。
買い物(備品やお土産など):大きなプロショップがあります。
食事:スルーでのプレイです。
●Carnoustie”の発音
1) カー
2) ノゥ(ここが一番、音程が高い)
3) ス
4) ティー
5) カー + ノゥ + ス + ティー
*「カーノスティ」とカタカナで書くと、日本語発音では「カー」の音程が一番高くなります。けれど、英語では「ノゥ」のあたりが一番、高い。母音が2つ続いている箇所です。