今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、2021年から開始した大学入学共通テストの第2日程(1月30日、31日実施分)「英語リスニング試験」から、「第6問B」について書いていきます。
<もくじ>
●【英語リスニングの上達】「投票について(Voting)」 2021年大学入学共通テスト第2日程「英語リスニング試験・第6問B」から。
●”Politically aware”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●【英語リスニングの上達】 「投票について (Voting)」2021年大学入学共通テスト第2日程。「英語リスニング試験・第6問B」から。
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<リスニング音声>
朝日新聞社のYouTubeサイトから。
毎日新聞サイトより
https://mainichi.jp/exam/kyotsu-2021b/q/?sub=L4A2
4人の話者が投票について話題にするリスニング試験。
問(とい)に先に目を通すと、「政治 (Politics)」が話題にされているように見えて、一瞬ひいた受験生もいたかもしれません。
なにやらグラフも提示されているし。
でも大丈夫。
たいしたこと言ってませんから。大笑
なぜなら、「投票する?どうする?」「え、なんでするの?」「投票しようよ」の域を出ていないやりとりだから。私が音声を聴いた限り。
よって、音声がしっかりと理解できた子は、わりとすんなり、問36は答えられたんじゃないかな。
私が音声問題を「4人の若者によるやりとり」として聴いていると、次の2つのことが気になりました。
1) 「なぜ」がない。→
「なぜ、投票にこだわるのか。なぜ、投票するといいのか」
*若者の一票も大切な一票、と言っている人が4人のなかにもいますが、それは「なぜ(理由)」、ではない。「なぜ、若者の一票も大切な一票、となるのか」、その理由を私は知りたい。
だから、いち大人として私が話をきいていると、むちゃくちゃつまんないやりとり。大笑
深い議論ではないから。
インスピレーションがびんびん、刺激されるようなやりとりではない。
「え、なんでなんで。それからそれから。もっと教えて教えて」となるようなやりとりではない。
ここに”Chemistry”は、ない。
といってもおそらく、そんな深い議論のやりとりを「第一回大学入学共通テスト」の音声問題で、しかも、たった一回だけ読まれる問題として出すには、いまのところ少しばかりレベルが高すぎるのかもしれません。
2) 「若者は選挙に関心がない。中高年ほど関心がある」というステレオタイプ。→
たとえば、図表1を一瞬チラ見すると、若者のほうがまるで政治に関心がなく、65歳以上の高齢者のほうが政治に関心がある、かのように見えます。
でも、「18歳から24歳までの投票率(18歳以上に投票権がある、という国・地域での調査なのでしょう)」となっていますが、その各年齢層の割合はわかりません。
どういう若者に調査したのかも、どういう方法で調査したのかも、まったく分からない。
大学生以上の政治学専攻の学生さんを対象に調査するのであれば、「関心度」の高さは図表内の数値よりもおそらくもっと高まるはずです。
そして、極めつけはとなりの「65歳以上の年齢層」の調査結果。
投票に関心がある、とするほうが調査対象全体の約3分の2となっていて、「高齢層ほど投票に関心が高い」となるのだそう(音声問題ではそう、言われていました)。
「あったりまえじゃん、じーさんたちほかにすることないんだからさっ」
と私(大笑)。
新聞の読者投稿欄を見てもわかりますよ。
65歳以上のシニア、つまり会社員であればリタイアしたような人たちが「政治」についてよく投稿している。
すでにあの世にいる私の祖母も、生前は90歳過ぎてもしこしこと政治批判の文章を新聞社に送っては紙面でよく取り上げられてましたね(切り抜きが送られてくるのですよ、そのたびに)。
現役世代がおそらく一番、「投票したくてもできない」「政治に関心を持ちたくても一日中、会社にいる」で、大雑把には「投票しない世代」になる可能性があるような気がします。
調査方法によっては。
**********************
さて、今回の音声試験問題。
カギは、「単語力」です。
つぎのような言葉が聞き取れなかったり、意味が分からなかったりすると、音声自体も意味が分からなくなります。
★Seriously
★poll
★vote
★politically aware
★election
★no excuse
★figure out
とはいいつつ。
*”What’s up?”が分からなくても、今回の音声問題にはまったく支障ありません。笑
「枝葉」だからです。今回の問題にとって、”What’s up?”は。
そして「骨子」は、「若者と投票(政治に対する)」ということ。
「骨子と枝葉」という考え方については、私はこのブログで何度も取り上げました。ビジネスでは必須の考え方です。
●”Politically aware”の発音。
1) ポ
2) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「Li」(ここが一番、音程が高い)
3) ティ
4) カ
5) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「Li」
6) ア
7) ウェア
8) (舌先を口腔内に軽く巻いて)「R」(米国英語)
9) ポ + 「Li」 + ティ + カ + 「Li」 + ア + ウェア + 「R」
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