今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「自分の潜在能力・知覚能力を『神領域』に高める」ということについて書いています。
<もくじ>
●小山ケイの人生ドリル109 – 選択肢をたくさん用意しておく。「ゲーム理論」のように。Create your own choices as much as you can.
●人生における選択肢の作り方。見つけ方。快適な人生を送るために。
[the_ad id=”11588″]
●小山ケイの人生ドリル109 – 選択肢をたくさん用意しておく。「ゲーム理論」のように。Create your own choices as much as you can.
[the_ad id=”11588″]
私がこれまで約半世紀生きてきて、生きるごとになんとなく感じてきたのは、人生は自分で選択肢をたくさん用意するほどに生きやすくなる、ということ。
「自分で用意する (Create your own choices)」。
世の中の情報や人の言うことに従った「選択肢」ではなく。
情報や人の言うことに従うと惑わされるし迷いもでる。
よく「人生はシンプルに」と耳にします。
そして私もそれをよしとしてi生きています。
けれど、「シンプルに生きる」ということと、「世の中・まわり・親が正しいということだけに従う」「正しい、とされてきたことだけをする」ということとは違う。
自分で考えたり感じたり気づいたりしながら、「こういうやりかたもあるんじゃないか」「いつもはこうしてるけど、こうしてもいいんじゃないか」をつねに頭に入れておく。
人生ドリルとして。
********************
「ゲーム理論 (Game theory)」については私はこのブログで何度か取り上げました。
ご存じないかたには「ゲーム」と耳にするとPSやWiiが思い浮かぶのかもしれないですね。笑
ゲーム理論は数学に根差した学問です。
大学の経済学部や経営学部でも教えられています。
そして、私の好きな科目の一つ。
ゲーム理論をMBAコース(ビジネススクール)で学んでから、これが人生の選択肢を増やすということととても似ているということに私はなんとなく気づきました。
「あ、この感覚、なにかに似ている」
その既視感がゲーム理論で選択肢を考えるときの感覚でした。
**********************
自分で選択肢をたくさん考えてみる。
「見つけてみる」という表現がしっくりくることもあるでしょう。
あるいは、自分ではそのつもりはなかったのに、振り返るとそれが「人生の選択肢のひとつ」となっていたということもあるかもしれない。Steve Jobsが言ったように。
ゲーム理論は上記のように、数学のモデルに根差した経済学・経営学系の学問です。
だから、選択肢自体も計算式に基づいて作られる。
人生における選択肢は、自分の感覚や状況、自分の精神状態などに基づいて創り出していく。
自分で。
そして、自分にとって最高点となる選択肢を選ぶ。
主体的に。
このドリルは人生だけではなく、ビジネスや政策立案、多国間での駆け引きにももちろん、利用できます。
「意志決定」がもとめられるとき。
ゲーム理論が意思決定のさいに利用されやすいように。
なぜなら、世の中は自分ひとりでまわってるのではないからです。
「人間関係」ということばあるように、人生はなになに関係、という他者(他国・他地域)がかならずついてまわるものだから。
●人生における選択肢の作り方・見つけ方。快適な人生を送るために。
2021年大学入学共通テスト(第1日程)の「英語リーディング第3問A」には、「Ken(問題文にて新任の校長に意見を述べたとされる学生)の反論を支持するために、あなたならどんなことを論拠としてKenのために準備しますか?」という設問があります。
4つの選択肢のなかから最適だと思われるものを選ぶという問題なのですが、それをみていると、「ゲーム理論の選択肢に似ている」と私は感じました。
相手の出方を先回りしてあれこれ考えながら、最適だと思われる選択肢を選んでいく。
人生ドリルとしての選択肢も同じようなものです。
人生ドリルであれば、「相手の出方」とは自分自身である場合もあるでしょう。
★王道、と言われる道を進めば、親・親戚・まわりに喜ばれる。→ けれど、それは自分の望む方向ではない。
★自分が望む道を進めば、自分が最高に幸せだと感じる。→ けれど、まわりからは後ろ指を指される。
★自分が少し損をするかもしれないけれど、同じ志の人と一緒になって、新しい道を進む。→ 親やまわりと決別するかもしれない。長い目で見ると、社会からはとても喜ばれ、尊敬されるけれど。
というような選択肢です。
受験、就職、起業、留学、結婚、別居、離婚、事実婚、新居の購入、子を持つこと・持たないこと、住む場所、退職する時期、家族間の関係性・距離感、隣近所との関係性、職場の人間関係、学校の人間関係、部活での上下関係、食べ方、生き方、暮らし方、宗教、死に方、葬儀方法、人を好きになること(異性・同性・異人種・異民族・異世代)、等。
「人生ドリルの意思決定場面」は上記のこと以外にもたくさん、たくさん、あるのです。
「ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」ですから。
鴨長明いわく。
****************************
1) 「王道」と言われていることを疑ってみる。
2) または、「王道」と言われていることをつぶさに観察・分析してみる。→
「今の時代、AIに将来奪われるマニュアル化された仕事は意味がないと言う人が多いが、それは本当?」
「大学のミスコンに出てテレビ局に就職して数年後に退社してタレントになる」
「超有名国立大学(もと帝国大学)にストレートで入学して留年もせずにとんとんと卒業して大手銀行(もと政府系)に就職して数年後にかわいい嫁さん見つけて結婚してローン組んで家買って車買って子ども二人作って60歳の定年までずっと勤め上げて定年退職後は丸善で平積みになる本を出版したのですがタイトルは「ミスターバンカー」で子供二人は大学助教授と3世政治家の妻で孫は4人でテレビにもご意見番としてときおり出演して趣味は妻と年数回の世界旅行とハワイの別荘でゴルフラウンドすることです」
自分専用の選択肢としては】a) 王道を真似する。とことん。b) 王道と反対を行く。
3) 大勢がいい、ということを観察・分析してみる。→
SNS、Twitter, etc
4) 「それが常だから」と言われてきたことを疑ってみる。→
大学に入学するのは20歳前後の特権ではない。今の時代、思い立ったが吉日で、日本であればいくつの人であっても、大学に入学できる。条件が揃えば。
5) 自分の「いま」をよく把握してみる。
→ 体形、健康状態、顔色、経済状態、学位、経験値、交友関係、居住地、家族・親戚、「思い癖」
6) 人の話をつねによく聞いてみる。
選択肢となりえる宝が潜んでいるかもしれないから。笑
7) 自分の直観を大切にする。
8) 「できない」ではなく「どうしたらできるか」を考える癖をつける。
9) くらべない。
10) 成功した、と思える自分が作った「選択肢」があれば、それについて、とことん、どうしてかな、と考えてみる。
できればわくわくと。
11) 挑戦してみたいな、と思ったことを叶える方法を細分化してみる。
12) ときには「こうやったらどういう結果がついてくるか」「そのほかには」と思いを巡らす。
ぼーっとしているときにでも。
13) そして最重要なこととして、「できれば多くの人に喜んでもらえるもの、後世につながるもの、人の幸せになること」と「自分にとってうれしいこと、幸せなこと、達成感があること」を重ね合わせて、その重なる部分を選択肢としてみる。→
「あなたの業を主にゆだねれば、計らうことは固く立つ」(聖書)
14) 万事塞翁が馬ということもありえる。
選択肢は一般的によし、とされていることばかりではない、と頭にいれる。