米国「ビールやワイン、スピリッツ等の成分表示
今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再度、母校の青学(大学院)へ入ってMBAを取得した私・小山ケイが、Wall Street Journalの記事について書いていきます。
<もくじ>
●米国「ビールやワイン、スピリッツ等の成分表示を義務化?カロリーも。消費者グループが訴訟」ーWall Street Journalより。(署名はMs. Kristina Peterson)
●具体的なこと。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
(小山ケイ:港区赤坂5の5の9 1F MBE114)
●米国「ビールやワイン、スピリッツ等の成分表示を義務化?カロリーも。消費者グループが訴訟」ーWall Street Journalより。(署名はMs. Kristina Peterson)
10月6日付(米国時間)のWall Street Journal記事から。
https://www.wsj.com
/articles/beer-wine-and-spirits-makers-face-push-to-say-what-is-in-their-drinks-11665056746
記事冒頭の大きな写真をみたとき、日本のコンビニかと思いました。笑
いずこも同じですね。
デザインがカラフルで、缶の高さもそろってる。
Ms. Kristina Peterson署名のWSJ記事によると、政府に対して消費者団体による訴訟等の圧力を受けて、アルコールを製造する企業に対して、商品に関するより多くの情報開示を義務化する可能性があるとのこと。
情報とは:
★アルコール成分
★カロリー
★何杯分の内容量か?→ 例「ワイングラス何杯分がこのボトル一本に入ってます」
消費者団体の目的は、消費者が自身の健康管理をしたり、「適量」を守ったりするうえで、より正しく詳細な情報を得るため、ということだと思います。
そして上記のMs. Kristina Petersonの記事には、企業側も率先して情報開示をし始めた、とあります。
もしかして、日本のほうがアルコール製品に対する情報開示は米国よりもされているような気がするのですが・・・。(I think Japanese alcohols have more information, including calories, ingredients, countries of their origins, or even “nutrition and how to arrange it” than that of US.)
もちろんそれは、消費者側の健康意識が世界でもトップクラス(?)であることが大きい。
そして、アルコールが昔から文化として存在するから(呑み会、地域の懇親会)。
カロリーに関しては、「カロリーゼロ」をうたったアルコールがたくさん、出回っていますよね。
糖質ゼロ、脂質ゼロ、脂肪分を分解、プリン体ゼロ、etcetc
アルコールで、です。笑
Japan has many, believe or not, “health-oriented alcohols” such as sugarless, fat free, purine free and even “alcohol free (lol)” beers, wines, and spirits; some are with nutritious green tea ingredient called “Catechin” and some are saying they improve one’s memory (Bye-bye dementia). by Kay Koyama.記憶力を高めてくれるアルコール関連商品まで登場しました。
いま、某社製造による赤ワインのボトルを観てますが、ラベルにはカロリーはもちろん、タンパク質や脂質の内容量、「どれくらい辛口か・甘口か」の表示もされています。
●情報の非対称性 (information asymmetry between consumers and manufacturers)
記事を読みながら、昨日の私のこのブログで書いた、「消費者と企業(製造会社)の間における情報の非対称性」を思いました。
“the Market for Lemons”です。j
生産者の側が情報を握っていて、消費者がわに情報を提示しないことによる粗悪品の市場飽和が「レモン市場」とDr. Akerofが呼んだ、情報の非対称性です。
消費者側に判断材料や比較材料がない、ということ。
米国のアルコール市場も、もしかするとそんなことになりかねないのじゃ、と思ったり。
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日本は「超」がつく健康オタクの国です。私を含めて。
ものすごーく健康意識が高い人が多い。
だから、テレビ番組も健康関連のものが多いですし、食べ物も健康に配慮したものが市場を席捲中。
今回のWall Street Journalの記事では、「カロりー、成分、ボトル一本におけるグラスの数(量)」がおもに「情報」として消費者グループの求めるものである、と私は理解しました。
日本人である私であれば、さらにこんなことが情報としてほしいかなぁ、と思ったり。
As a Japanese living in this super-health-conscious country, I would like to know the items written below as information of alcohol products:
1) どんな添加物 (additive)が使われてるか。→ とくに、甘味料にはさいきん、とみに神経質になりはじめました。あらゆるところに出回りはじめたからです。
2) 酸化防止剤 (Antioxidant) の量(ワイン)→ 酸化防止剤に反応しやすいので。
3) オーガニックな材料か (“Are there organic ingredients in it?”)。
4) それぞれの材料の原産国 (Countries of origins of the ingredinets)。
5) それぞれの成分が健康に及ぼす影響 (Health impacts)。
6) あるいは効果 (Or even their effects to good/better health)。