今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、先日実施された、第3回大学入学共通テストの英語について書いていきます。今日はリーディング試験の第6問Aです。
<もくじ>
●2023年度大学入学共通テスト「英語」リーディング試験第6問A
●詳細
●”Emptiness”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●2023大学入学共通テスト<英語リーディング>問6A
福井新聞サイト
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1702701
今日も、英語リーディングについて。
第6問Aです。
メモ用紙が一枚、ついている長文問題ですね。2ページ半の出題文。
先日の記事でも書きましたが、ぱっと見で「うわっ、時間かかりそう・・・」と分かる問題は、じっくり取り組むために最初から時間配分を多く取っておきますよ。感覚で。
【小山ケイの鉄則】試験用紙が配布されたら、いきなり取り掛かるのではなく、とにかく最後のページまでさーっと、目を通すこと!→ 感覚で時間配分をするため。
では、私のやりかたで、冒頭のタイトルや問題内容の選択肢などを先に見てまいります。
(その理由については過去記事にたくさん書いてあるのでご参照ください)
******************
なかなかに面白そうな内容ですね。
まだ出題文はよんでませんが、なにやら「コレクションの趣味」について書かれているようです。
【私が仕入れた情報】
★学校の授業で、配布された英文資料を要約する、というのが今回の出題。
★人類は古代から収集してきた。
★人は感情や社会的な理由によって収集する。→ こんまりさんのやり方に通じそうです。「社会的な理由」とは、石器人が貝殻をお金替わりに収集する、というようなことでしょうか?あるいは物々交換とか。
★コレクション関係でギネスに記録されている人がいる!
問1
一番、しっくりくるのは3番です。
日本でも、フリーマーケットの楽しみのひとつは、出品者にとっての不要物が買う側にとってはお宝発掘のことがある点だと思います。
Yard sale = Garage sale → 米国の一般家庭のような大きな庭やガレージ(ほとんどが倉庫がわりの車庫)で、自宅の不用品をまわりのひとたちに買ってもらうフリーマーケット。
問2
出題文を読んでみないことには正解はわかりませんが、4番がとてもおもしろいです。
大人になってもやっぱり、子供のころに収集したものはずっと集め続けるのかも、と納得します。
数日前のブログでも書いたように、「数字」「番号」の英語は分数です。
つまり、割合。
そして、数字が2以上であれば、番号のうしろには複数形のSがつきます。
one third 三分の一
four fifths 5分の四
問3
ノートの空欄を埋めるものを2つ、選ぶというもの。
どれもそれらしくて迷います。
最初の3つは、人の深層心理に根差したもの。
のこりの3つは、物としての収集物に付加価値をつけるようなこと。
さて、正解はどれでしょうか?
emptiness → 心がからっぽ、空虚、むなしさ、「なにか欠けてる」感
Emptinessは抽象的な意味です。
Empty + ness→ 名詞化
Emptyを「空(から)」と、物質的な意味だけで読んでしまうと、この文章は意味が把握できなくなります。>どうですか?高校生。
問4
出題文を読んでいないので、まったく見当つきません。笑
個人的には3番が気になります。
では、出題文をじっくり、読んでみましょう!
●詳細
問1
やはり、上記の推測はあってました。
3以外はどれも、出題文中では言われていないことです。
持ち主がYard salesで販売するものがJunkとも触れられていないし、Yard salesが高価格帯で中古品を売れる、とも書かれていない。むしろ、低価格で高品質(あるいは付加価値の高いもの)が売られている、と書かれていますよね。
4番の「庭に捨てられたもの」なんて、書かれていない。笑
単語力や語彙力があれば、問1はそんなに難しくない問題だと思います。
evaluate 評価する
Junk がらくた
incorrectly in +correctly→ inは接頭語で、うしろのものを否定するような意味があります。
問2
前述のように、分数の表し方が何割、つまりパーセンテージにするとどれくらいか、が分かると正解が選べます。
算数ですね。
たとえば、
2分の1→ 50%
5分の2→40%
children = 子ども (child) が二人以上。
roughly = about (around)
問3
出題文中にある、「なぜ人は収集するのか」で揚げられている理由を、別の表現にしたものを2つ、選びます。
つまり、「そのものずばり」でぴったりの表現では書かれていません。
出題文をしっかりと読み込んで、それぞれの選択肢の意味することが把握できていれば、正しい答えを選べます。
*ただし、「しっかり読み込む」とは、時間をかけて、ひとつひとつの単語に目を通す、ということとは少し違います。
このことについてはまた、後日記事を書いてみますね。
以前、私が書いた、「長文読解のコツ」に通じます。
米国大学の授業で出される、”Prerequisite”や”Assignment”の読み方です。
問4
出題文の最後の段落をどう、理解するか。
そこに書かれていることが、選択肢でいちばん正しいことです。
ヒントは、「時代が変わっても、人のコレクションに対する目的はそれほど変わらない」。
では変わるのは?
likely = tend to
because of のあとは名詞がくる。文章 (SVなになに)ではなく。
例】because of fine pictures→ 語順では形容詞が先に来ていますが、表されているのは名詞です。
●”Emptiness”の発音。
1) エン
2) (母音なしで)「P」
3) ティ
4) ネ
5) 「S」
6) エン + 「P」 + ティ + ネ + 「S」