2023年度大学入学共通テスト「英語」リーディング試験第5問 Japanese entrance exam -2023 (8)

今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、先日実施された、第3回大学入学共通テストの英語について書いていきます。今日はリーディング試験の第5問です。

<もくじ>
●2023年度大学入学共通テスト「英語」リーディング試験第5問
●”inspirational”の発音。
 

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。

●2023年度大学入学共通テスト「英語」リーディング試験第5問 Japanese entrance exam -2023 (8)

Cappuccino Photo by Kay koyama
Photo by Kay Koyama

福井新聞のサイトに2023年度分の大学入学共通テスト問題が掲載されています。

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1702701

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第5問です。

では、出題文を読む前に、冒頭の文章と出題文のタイトルや図表、そして設問からさきに目を通します。

その理由などはこれまで、過去記事で何度も書いているのでご参照ください)

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私が冒頭の説明文やタイトル、問題文などから得た情報はいかのとおり。

★「私(You)」は英語の先生からrational story」についてプレゼンするように言われた。

★出題文はBen Carterという英国人高校生が書いた文、という設定。

★プレゼン用notesが問題文。

★何名かの人物が出題文には登場する (Patrick, Georgeなど)。

★”Ben”は卓球をしている。

★問5の出題文はすべて、英国英語。

問1

出題文を読まないことには答えを選べませんが、どの選択肢もおもしろく、またそれらしく見えます。

“notes”を読むと、穴埋めのところに「a better comunicater」とあるので、1の選択肢(Communication)が気になります。

問2

問1と同じく、いまのところ答えは選べません。

けれど、選択肢すべてに目を通すことで、出題文にはなんとなく、Benはコミュニケーション能力を高めたくて卓球を始めたのかな、と思いました。

高校生が悩む、コミュニケーションスキルや社会性についての出題文かもしれないです。

私も経験しました。高校生のころ。

問3

選択肢すべてに目を通したことで、次のキーワードが浮かびました。

★卓球

★学校の先生

★兄弟

★友人関係(人間関係?)

問4

4つの選択肢のなかから、正しいものを選ぶ問題です。

ここでも、キーワードがなんとなく浮かびます。

3つの選択肢は間違っているけれど。

★コミュニケーション能力

★卓球

★協調性(チームプレイ)

★自信

問5

4つの選択肢から2つをえらぶというもの。

ここでも、2つは間違っているのだけれど、すべての選択肢から、上記のキーワードがいっそう際立つ感じです。

では出題文をじっくり、読んでみましょう!

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やはり、なかなかにおもしろい内容でした。

BenはAiから人間になったのですね。大笑

機械的に対戦者のボールに反応したり友だちの好意よりも自分のスケジュールを頭のなかでダウンロードしたりしていたのが、対戦者を人間として観察してみたり友だちの申し出を「好意」と認識できたり。

コミュニケーションが「キャッチボール」と野球 (Ball game)の言葉で表現されるのが良く分かります。

私にとって出題文の裏のタイトルは、「コミュニケーションはボールゲームとおなじ」。

問1

出題文をじっくり読むと、簡単に解けます。

読む前はなんとなく、前向きな理由からかな、と思いましたが、出題文の内容は反対でしたね。

よって、ここでの正解はそれにそった選択肢です。

問2

Benのお兄さんは出題文のなかで、「コミュニケーションと卓球は通じるものがあるよ」と言っています。

それにそぐう選択肢を選びます。

問3

なかなかに難しい点がある問題だと思います。

というのも、“SIlver”をどうとらえるかで選択肢が選べなくなるからです。

たしかに、オリンピックをはじめ、ほとんどの競技では「シルバー(銀)」は2番手ですよね。

でも、日本でも「シルバー」を高齢者やきれいな白髪と重ね合わせたり、アクセサリーや歯の詰め物で使ったりで、「貴重な」とか「誉れ高い」とか「高価な」と言う意味で使います。

まぁ、オリンピックと同じことかなぁ、と一般的な理解で私も「2番手」の意味で受け取るようにしましたが・・・。

  (なんとなく納得はいかないなぁ。ここで出題文中に「”Gold”が一番で、その次の”Silver”を取った」とでもあれば、選択肢はすんなり選べるのですが・・・)

この問3は、2つのことが聞かれているのです。

ひとつは、「正しい選択肢を4つ、選ぶこと」。

もうひとつは、「それらを正しい順番に置き換えること」。

問4

Benが悟ったこと、を選択肢から選びます。

それ以外はどれも、ピントがずれてる。

問5

ここでも、出題文中に選択肢とぴったり重なる文章が書かれているわけではありません。

出題文をじっくり読んで、そのテーマを理解する必要があります。

ヒントは、私が「キーワード」として書いたところですね。

この「高校生が書いた文章」を私があらすじにしてみると、こんな感じです。

「英国人高校生のBenは、個人プレイからチームプレイを学ぶ過渡期のティーンエイジャー。まわりの友人たちとの人間関係に悩みながらも、卓球という個人プレイのスポーツにのめりこんでいきます。

クラブ活動と人間関係。

その、いっけん接点のなさそうな2つの「活動」について、Benは2人の人物から影響を受けることになります。

ひとりはコーチのMr. Trent。もうひとりは実の兄であるPatrick。

→ 余談ですが、Patrickってアイルランド系のひとに多い名前です。二人はアイルランド系なのかな?(と、私コヤマは、問題文をよみながらそんなことも考えたのでした笑。ちなみに、BenはBenamin の略です。ベンジャミン、ベンヤミンなどという呼び方で欧州系の男性名です。旧約聖書に出来る「ベニヤミン」からきています。ユダヤ系のひとにも多い名前ですね)

Benは兄やコーチとのやりとりを通して、卓球というスポーツも他者とのやりとりも通じるものがあることに気づくのです。」

●”Inspirational”の発音。

1) イン

2) 「S」

3) ピ

4) 「Rei」(ここが一番、音程が高い)

5) ショ

6) ナ

7) 「L」

8) イン + 「S」 + ピ + 「Re」 + ショ + ナ + 「L」

https://kaykoyama.com/japanese-entrance-exam-2023-9