「感謝する」ということ。ビジネスパーソンとして。人として。Show your gratitude to others and the universe.

今日は、多くのビジネスパーソンが「成功と幸せのためにはしたほうがいい」と言い続ける、「感謝すること」ということについて書いていきます。

昨日は下の記事を書きました。

●「感謝する」ということ。ビジネスパーソンとして。人として。

東京の空

 

ビジネスパーソン、それも「デキる人」の多くが、「感謝すること」をとても大切なこととして上げていますよね。成功や幸せのためにももちろんですが、人の基本として。

  小山ケイ過去記事】「幸せと豊かな人生のためにすべき8つのこと」

 

桜

 

何年かまえに、ある世界的なアーティストのインタビューをYouTubeで見たことがあります。そこでインタビュアーが「どんなことがShow businessで生きるうえで大切だと思いますか?」と尋ねられ、しばし考えてから、「謙虚でいて、感謝することだと思います。とくに、自分にチャンスを与えてくださったかたには」と答えていました。

私は納得するのと同時に、このかたの表現方法はとても挑発的でときには過激だけれど、「人」としてはしごくまっとうで、だからこそShow businessでも大成功を収めておられるのだわ、と感じました。まったく同じことをたくさんのビジネスパーソンから成功者の言葉としてそれまで私は聞いていたからです。

 

鶴岡八幡宮

 

「感謝すること」

 

なにかしてもらったら、日本であれば「ありがとう」と言う。もちろん、それも感謝です。でも感謝は、朝起きてから夜寝るまで、あるいは夜寝ている間も、気持ちとして抱いていていい。

  その日、無事に起きられたこと。

  その日、夜を迎えられたこと。

  その日、糧(かて)が与えられたこと。

  夜中も、ちゃんと寝られること。

  安眠がもたらされること。

  (「糧(かて)(食べ物)」への感謝は、キリスト教の祈りのなかにもありますよね)

青山学院大学の正門

感謝の種類。

1) 自分がされて「よい」と感じたことに対して、感謝する。

2) 自分がされて(起こって)その瞬間は嫌な気分になるものの、あとから感謝する。

3) 生きていること、生かされていること、そのもの、そのことに対して、感謝する。

 

感謝する対象

a) 動植物(命あるものから命をいただいている)

b) 先祖(自分にDNAを与えてくれた人たち)

c) 両親 (丈夫な体。あるいは「反面教師(上記の2)」?)

d) 家族・親戚・友人知人

e) 地域社会、コミュニティの人たち

f) 国

g) それまでの人生において、かかわってくれたかたたち

h) 天の大いなる存在

 

感謝するタイミング・時間。

1)のときはその好意をされたときに。

2)のときはおそらく、あとから気づく。

3)寝ているときは息をしているだけで無意識であることが多いため、起きた瞬間の、意識がある状態のときはいつでも。

 

●ビジネスでは、どんな場面で「感謝すること」に出会うだろうか。

たとえば、上記の1)はわりと多くの人がわかると思います。ごちそうしてもらったり、人を紹介してもらったり、仕事を紹介してもらったり。あるいは同僚から事務用品をかしてもらったり、コピーをとってきてもらったり、呑み会の幹事をしてもらったり。

すこしレベルアップするのが、2)かもしれないですね。

いやな上司や同僚、部下に、「感謝する」場面があるかもしれません。だれそれがいやな奴でいてくれたから、ほかの人がどれだけいい人か、ようやくわかったり、いやなことをしてくれたおかげで、おもわぬ幸運が舞い込んだり。

横浜ありあけ本店の入り口

「されていやなこと」を「いやなこと」として意識を集中させてしまうと、いやなことだけが自分のなかで増幅されて、結果、そのいやなことがいつまでたっても起こり続けるという(!)悪循環に陥ってしまいます。

「こっちに曲がりたくない」と思った瞬間に曲がってしまう自転車の練習のように。笑 子どものときにやりましたよね。あるいは平均台に乗ってて、「落ちたくない」と思った瞬間に、バランスを崩して落ちたり。

東京の夜景

「いやなこと」がおこったときは、起きてよかったことも見えてくるときがあります。宗教家なら「すべていいことづくしですよ」とでもいいそうですが、いやぁ、いやなことにしか意識が向かないときもありますもんね。私も含めて、多くのかたには。

横浜元町

でも、がんばって、むりやりでも、自己暗示をかけて(笑)、「嫌なことが起こったときは、いいことも見えてくるはずだ!!」と思えば、見えてくる。

考えられる事例や、実際に私やまわりが体験したことを列挙してみますね。

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◆クビになった。でもその会社はすぐに倒産した。命拾いした。

◆「変わったやつ」と思われながらも中途退職した。そしたらそのあとすぐに、合併問題が起きた(私の例です)

◆東証一部上場の大会社を中途退職して外資系へ転職した。誰もが知る大会社のほうは、中途退職者が極端なほど少ない会社であったが、いろいろな問題を社会に起こして訴訟問題もたくさん、抱えることとなった(友人の例です)。

◆東証一部上場の大会社から国際的なNPOへ転職した。お給料はぐっと下がったけれど、大きなやりがいに出会えた(友人の例です)

◆コンピュータが壊れた。急いで新しいのを購入した。remote workで依頼してくる取引先から、「使用するコンピュータは3年未満のものでお願いします」と連絡がきた(私の例です)。

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●まとめ

鶴岡八幡宮の茅の輪

ビジネスにおいて「感謝する」ことはいろいろなことを教えてくれます。自分がどれだけ恵まれているか、どれだけ幸運に恵まれているか、人に恵まれているか、才能に恵まれているか、機会に恵まれているか、見えてきます。

Negativeな気持ちで感謝をすることはありません。Positiveで相手やまわり、自分、そしてすべての事象を「謙虚に」受け入れる受容性があるからこそ、心から感謝することができます。

だから、まわりもそれを感じ取る。

下田の旭

同じ能力の人間が二人いて、ひとりはNegativeな気持ちを抱いている人間、もうひとりはあらゆることに謙虚で受容的に感謝を忘れない人間。どちらかにやりがいありプラスの報酬も発生する仕事を頼むとなったとき、私なら後者に頼みたい。

後者の人間はなにか起こっても、良い面に意識を向けるであろうし、まわりの人間をも魅了するがゆえにつねに協力者が現れるはずだから。

そら

何度も書いてますが、ビジネスは独りでは成立しないです。フリーランサーや個人事業主であっても、それを支えてくれる協力者がいたり、注文してくれるクライアントがいたりします。

ビジネスで「感謝」が大切なのは、多くの人と好いエネルギーをやりとりするからかもしれませんね。

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