アナリストまたは機関投資家という仕事。今の時代。(小山ケイの「徒然なるまめにひぐらし」)

⚫️アナリストまたは機関投資家という仕事。今の時代。(小山ケイの「徒然なるまめにひぐらし」)

日経平均の7万円越えも射程圏内に入ってきたと連日、マーケットは活気づいています「2026年6月17日現在)。

でも牽引している(つまり、「景気」の「気」)のはおもに、AI株と半導体株です。

私は社会人になってから、母校の青学にあるビジネススクールでMBAを取りました。そのときに、通年で受講した授業に、「アナリストを擬似体験する」というものがあります。このことについては、私のこのブログの別カテゴリー「働きながらMBA」でも書いています。

その時に思ったのは、「おひとりおひとりのアナリストはものすごい専門性をもって特定の業種について分析、推奨していくのだわ」ということ。

一般的には、ひとりのアナリストにはそれぞれ専門とする業界があります。

ということは、いまの時代、AIや半導体に精通したアナリストが求められていたり、ポートフォリオを作る時、あるいはファンドマネジャーがファンドをつくるとき、こうした急上昇中の銘柄を組み込まないわけにはいかない、ということ。私の理解と経験からすると。

AIは最先端も最先端の「業種」です。半導体はかなり昔からあるとしても、AIに精通したアナリストとなると、かなり限られてくるはずです。

ビジネススクールに通っていたとき、ある証券会社の方と知り合いになりました。その方がおっしゃるには、証券会社(Sell side)のアナリストの中には、会社から「窓際」においやられてアナリストから外される人もいるのだとか。

「せっかく高い専門性があるのにね」とその方は言いました。

産業革命以来の時代の変化、とはよく言われるけれど、その「時代」についていけなければ、どんなに専門性があっても需要がないということになってしまうのだと思います。

いまの時代であれば、AIということ。それも超最先端の。

⚫️私がペーペーの銀行員だったとき、私の上司たちは機関投資家(Buy-side)、つまりファンドマネジャー(Fund Managers)でした。

マキアート

彼らはときどき私や他の社員に、「ねえ、これこれの銘柄、どう思う?」や「これこれの企業の製品(化粧品など)を使ってみてどう?」などと聞いてきました。ようするに、自分は知らないけれど、いち消費者の人たち(つまり、私)はどうなのだろう?その感想と印象次第で、その銘柄の売り買いや「ホールド」を参考にしてみようか、というところだったのだと思います。

そんな彼らの中からは数年後、アナリストとして華麗な転職をした人がいました。

私はすでに辞めていましたが、その方のご活躍を知ったのはビジネススクール時代。

授業で「日経ベリタス」のコピーが資料として利用された時です。

「では資料を見てみましょう」と教授に促されてパラパラとページをめくっていくと、かっとんだ笑顔の中年男性の写真とともに見覚えのあるお名前が。

「あれ〜!⚫️⚫️さん!」

私と顔を合わせていたときは彼もやんちゃさが残る笑、若き銀行員でした。

ベリタスの記事にはその方が「小売業」を専門とされていることや、未知の小売業を専門とするためにご自身でも実際にしばらく、現場に飛び込んだこと、そして投資家からの「信頼できるアナリスト」ランキングで常に上位にいることなどが記されていました。

先ごろパークシャー ハサウェイ社の経営から第一線を退かれた米国ウォーレン バフェット氏は、ご自分があまりよく知らない業界の株には投資しなかったとちまたでは噂されます。

日経新聞には、「株価を押し上げているAIや半導体をファンドやポートフォリオに組み込まないわけにはいかない。しかしその専門性となると、、、」というようなことが書かれてありました。

アナリスト、ファンドマネジャー受難の時代かもしれません。いや、いままでが良すぎたのかも。

投資に限らず。変化に対応できる人間は強い。物事は変化する。それは当然のことなのです。現世では。