【英語】TOEFLとTOEIC、想定される場面の「脚本」を書いてみる。英語で。

今日の記事では、語学の試験対策として「脚本をかく」ということについて書いていきます。

<もくじ>
●TOEFLとTOEICの出題範囲は毎回だいたい似通っています。脚本を自分で書いてみる。英語で。
●自分が留学先で勉強しようと思っている分野の学術書、あるいはビジネス関連の書籍を読んでみる。TOEFL&TOEIC対策として。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。




●TOEFLと TOEICの出題範囲は毎回だいたい似通っています。脚本を自分で書いてみる。英語で。

Shibuya, Tokyo 2019
Shibuya, Tokyo, photo by Kay Koyama with iPhone 11 Pro

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私のまわりの若いビジネスパーソンたちをはじめ、街中でも、TOEICを勉強されているかたをたくさん見かけるようになりました。

TOEFLもそうです。MBAを取りに行かれるためだと思われる、スーツ姿の若きビジネスパーソンがTOEFLの分厚い米国製参考書をカフェで勉強している姿をときおり見かけます。

私自身は若かりし頃に米国留学のためにTOEFLはさんざん受験した経験があります。TOEFLは、米国の大学・大学院に入学する学生に向けて出題されています。だからTOEFLの出題内容は学校生活に関するものであったり、授業風景と思われるものであったり、高度な学術的内容であったりしますよね。

今日は、自分で出題を想定した「脚本を書いてみる」ということについて書いてみたいと思います。

脚本、といっても正式な書式である必要はありません。

 

玲子:「言いたいことがあったの。あなたに」

山田:(日差しの強さを感じて目を細める)

(ワイプ)

 

みたいな。笑

そうではなく、どういうシーンで英語が使われるのか、そこで使われるであろう英語を自分で考えてみるということです。

プロの先生や研究者のかたたちが作った参考書やアプリは、専門的なやりかたを習うことができます。ビジネススクールで言えば、教授による座学のようなもの。

脚本を考える行為は、自分で能動的に行動して考える過程です。ビジネススクールで言えば、グループワークや自主的な勉強会、手を挙げて発言する行為、などに匹敵する。

私が受験してみた自分の体験では、TOEICはわりとビジネスよりの出題内容が多く、TOEFLは前述のとおり、大学・大学院生活に関係する会話や授業、研究発表のような出題内容が多い。




脚本づくりのときに大切なことは次のことだと思います。

a) 想像力を駆使する。

b) 現場に即した英語を、できれば徹底的に調べてみる。

c) わからない言葉は逐一調べる。

d) 時間を見つけて、音読する。

e) 適宜、復習する。

【やり方】

1) 大学ノートやデジタル機器を利用して、想像した場面での英語のやりとりを書き出す。

2) 文章にして書き出すのが大変であれば、箇条書きでもよいので英語でとにかく書きつける。

3) 上記の「想像力を駆使する」際は、できるだけ鮮明に、細部にわたって考える。

(そのほうが、より現実的で現場に即した英語が思いつきやすいですし実用的です)




 

●自分が留学先で勉強しようと思っている分野の学術書、あるいはビジネス関連の書籍を読んでみる。TOEFL& TOEIC対策として。

10年以上前、大手企業に勤める知り合いとTOEICの話をしたことがあります。

当時の私はTOEICは一度も受験したことがなく、「TOEICって、日本のサラリーマンが受験する英語テスト、だったっけ?」と彼に言ったところ、彼はこんな反応をしました。

 

「あれ、あははは、そっか。そーいうイメージなんだ。コヤマさんのなかでは」

苦笑いとも「あーなるほど」という合点ともつかない、不思議な反応でした。でも今の私にとっても、TOEICはやっぱり、ビジネスパーソンとイメージが強烈に結びつきます。だからこそ、TOEICを一生懸命勉強しているビジネスパーソンがいれば、「転職」や「昇進」を目的としているのかな、と思う。

これはきっと、私がTOEICではなくTOEFLのほうを数えきれないくらい受験していたからだと思います。TOEFLは留学を目的とした人向けであり、TOEICとは少し目的が違う、と認識しているから。

だからこそ、どちらかの英語テストを受験するのであれば、私はそれぞれに即した書物を読むなどの対策も参考書や過去問と合わせておすすめしたいのです。

それはこんなぐあいです。

 

【TOEFL対策であれば】

★入学を希望する学部の学術書・専門書を英語で読んでみる。

★想像力を駆使して、大学・大学院生活でどんなシーンで英語が話されるか、具体的に考えてみる。

事務局にはどんなふうにapplyするか。

単位の認定はどんな感じか。

教授とはどんなやりとりをするか。

自分の口座を銀行にひらくとき、窓口の行員とはどんなやりとりをするか。

★大学構内の各名称や言い方を調べておく。

 




 

【TOEIC対策であれば】

★ビジネスに関する洋書を読んでみる。

★自社や自分の仕事に置き換えて、どんな英語が話されるか、具体的に考えてみる。

★取引先とどんな英語をやりとりするか。

★相手がタフな交渉人であったとき、どうするか。

★相手が契約とは違うことを突然言い始めたとき、どう切り返すか。

(昨今のTOEICは、現場にかなり即した出題がなされる、と聞いていますので)

★経済学・経営学用語は調べておく。

★時間があれば、ノーベル経済学賞を受賞した人たちの洋書は読んでみる。

Wall Street JournalFinancial Timesなどの、英語圏のビジネス紙を読んでみる。

(株価の動きなどや市場の動向などはもちろんですが、週末にもなると「Culture」系の記事もさしはさまれるので、英語圏のビジネスパーソンたちがどんなことに興味を感じているのか、どんなcuisineが注目されているのか、どんな書籍が人気あるのか、どんなことが流行っているのか、なども知ることができます)

 

【余談ですが】

Wall Street Journal日本版のTwitterより。

以下のTwitterを読んで、FFコッポラ監督が「預言」したとおりの現象がおきているのだと改めて感じましたね。

 

(コッポラ監督の「預言」については、私の過去記事をご覧くださいませ)

  小山ケイ過去記事】「アートにリスクはつきものである」。そしてアートは時代を超越します。

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