今日の記事では、Peter Barakan氏のラジオ番組から私が考えた、”Demon.”について書いています。
<もくじ>
●日本語に訳しづらい”Demon”
●”Demon.”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで書いた前回の記事は下からご覧になれます。
●日本語に訳しづらい”Demon”
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今日、ピーター・バラカン (Peter Barakan)氏のラジオ番組を聴いていて。氏は「Demonという英語は日本語に訳しづらい」とおっしゃいました。
ピーターさんに言われるまでそれほど認識していなかったので、「確かにそうかもしれない」と私も考えてみました。
Demonは悪魔とも違う。
DevilやEvil beingとも違う。
「悪魔」が「天使」や「良い行い」に対峙する擬人化された存在であるのに対して、「Demon」はより、一人の人の中に存在する、うつうつとした気持ちとか葛藤と結びつく言葉。「弱気」「抑うつ」「否定的な心」「恐怖心」などを私はイメージします。
「自分はだめなんじゃないか」
「自分は失敗するかもしれない」
「なぜか知らないけど、気分がふさぐ」
「気持ちが晴れない」
Demonにはスペード型の細長い尻っぽはついていない。笑
あくまで、個々人の心の中にある否定的な状態を表した抽象表現だと思います。
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かなり以前、スウェーデンのJazz pianist、ラーシュ・ヤンソン (Lars Jansson)のライブに行ったことがあります。
後日、氏のFacebookを見る機会があってご自身によるコメントを読んでみました。
何度も来日しているヤンソン氏ですが、日本で演奏をすることはとても楽しいとしながらも、「ビジネス」として考えたとき、その気持ちに逆らうようなこまごまとした諸問題にぶち当たるのだそうです。
プロモーション、長旅の移動(心身へのダメージ)、費用の捻出、etcetc
そして当時60代後半だった氏はこうつづっていました。
“Again, demon came to my mind while I played.”
男性にも更年期(障害)があるとされています。「そのまま演奏を続けていると”demonは消えた”」と書かれていたので、演奏中の気持ちの葛藤だったり冷や汗や脂汗(あるいは女性の更年期にもある「ホットフラッシュ」)などの身体的な変化が現れたりしたのだろうか、と推測しました。
「悪と善」という二項対立のキリスト教文化に影響を受けた言語が英語です。”Demon”自体はもともとギリシャ語だったそうなのですが、英語に入ってくることで「悪」のほうに振り分けられたように思います。
「八百万(やおよろず)の神」というアニミズム文化ではぐくまれた日本語に訳しづらいのはその点かもしれません。グレーゾーンを受け入れたり、亡くなった歴史上の人物を「神」としてまつる(菅原道真や源氏一族)日本文化を考えるとそう思います。
●”Demon”の発音
1) ディー(ここが一番、音程が高い)
2) モン
3) ディー + モン
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