小学校でどんな英会話をやってみようか。「3つ」考えた。

Q) として小学校で始まる英会話の授業について、どんなことをしたらよいか、考えてみました。

A) 文科省が作った教科書をときにはわきにおいといて、以下のことをしてみるのもよいと思います。
1) 世界で活躍する、ゲームやアニメのクリエイターなどに英語で語ってもらう。
2) 地元の外国人で英語を話す人を訪ねる。
3) とにかく「自分の英語が通じる感動」を味合わせる。

昨日は下の記事を書きました。

●小学校から始まる英会話の授業。どんなことをしてみようか。「3つ」

横浜中区


文科省を否定するつもりはないですが、お役人の発想はときには杓子定規に見えます。小学校から始まる英会話の教科書を見てみましたが、やっぱり「教科書」。

小学校の先生も年間でこなすべきスケジュールがあったり、PTAのご意向があったりで、しばりのつよい「組織」や「コミュニティ」の一員でらっしゃる。(全国の校長が「もとリクルートの藤原さん」みたいだといいのですが・・・)。

それでも、小学校から英会話の授業が始まる目的を考えた時、学校の先生に向けて、「教科書をときには離れて、こんなことをされるのはどうかな」と想像力と私の経験から今日は書てみます。

横浜元町

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【小学校から英会話が始まる「現実的な目的」】

文科省では難しい言葉で説明されていますが、小学校から英会話が始まる「現実的な目的」は私にはこういうことだと思えます。

★若い世代を中心にネットの世界でほぼ完結しつつある(SNSしかり、ゲームしかり)。

★将来性のある分野といわれるITやAIも8割以上は英語が主流。

★YouTubeやTwitter、Google、Facebook、Apple、Netflix等、ネットの世界で活躍する企業は米国企業。だからネットも英語(米語)が基本

★そこから生まれるビジネスも、英語が主流。

「おいてけぼりをくってしまわないように」

とまれ、の標識

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英語をつかって国際機関で働いたり、海外の教育機関や研究機関で働いたりするひともおられますが、これらの人たちは一握りであり、私を含めて多くのひとたちは、ビジネスにかかわっていきます。それが会社員であったり起業家であったりフリーランサーであったりと、まちまちだとしても。

ビジネスの言語はますます「英語」にシフトしています。とくに日本という資源の乏しい国は、海外とのビジネスによって「食べていくこと」を選択せざるを得ないから海外とのやりとりが増えるのは当然です。だから、昨日私がこのブログで書いたように、「横文字カタカナ人間」が副産物的に増えてくる。

St. Andrews

 

1) 世界で活躍する、ゲームやアニメのクリエイターなどに英語で語ってもらう。

2) 地元の外国人で英語を話す人を訪ねる。

3) とにかく「自分の英語が通じる感動」を味わせる。

上記の1-3)を考えた理由は、子供たちが英会話(語学)を楽しめるよう、効果的に習得できるようにと思ったからです。

1)は子供たちが興味のある分野だと思ったから。そのほかにも、ダンスや音楽で世界的に活躍する人たちや世界的なYouTubersに来てもらってもいい。

2)は自分の身近なこととして語学や異文化をとらえられると思ったから。

3)は私が実際に経験したことだから。学校でならった英語がネイティブに通じる感動がどれほど中学生の私のモチベーションを高めてくれたことか。

●よく言われる「グローバルに活躍する人材」とか「国際人」とはどんなことだろう?

教育機関や行政などでよくいわれる「グローバルに活躍する人材」とか「国際人」ってどんな人を思い浮かべているか、あらためて私も考えてみました。

国際的な機関で職員として働いたり、世界的な研究機関で研究したりする研究者でしょうか。NASAの宇宙飛行士になったり?

それも否定はしませんが、それができるのは前述のとおり、一握りの人です。得意不得意もある。才能もある。

東京の夕焼け

でも、これからの時代、「グローバルに活躍する人材」とか「国際人」って、これまで存在しなかったような仕事をすることで「それ」になるひともいるのです。つまり、自分の興味と好奇心のおもむくまま、動いていたら、けっきょく英語を使って国内外で活動していた、ということ。それがはたからみたら「グローバルに活躍している国際人」なのではないかな。

★YouTubeのプロデューサー。YouTubersからスターを発掘するプロデューサー。

YouTubeから世界的なスターになる表現者。

★外国企業のためにリモートワークで働く人材(私もそうです)。

★自分のために働く“Nomad”(日本語で「ノマド」)

銀座のApple Store

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教育機関の広告や文科省などで言う「グローバルに活躍する人材」「国際人」と聞くと既存の「働き方」「生き方」のなかでイメージするかたがきっと多いと思います。

 

「かちっとしたスーツ姿で、アタッシュケースや小型スーツケースを手に、外国人とおぼしき人たちと握手を交わしている」

 

私の言いたいことはこういうことです。これからの時代、どのように動いても、自分の興味と好奇心にそって能動的に行動する人は、世界とかかわっていくということ。それを意図せずとも。

だからこそ、実質的な国際標準言語となった「英会話の能力」が必要なのです。グローバルな人材や国際人になるために英会話の能力が必要なのではなく、自分の「行動」の質を高めたり、国籍も違う他者とより理解したり効果的に協働作業したりするために必要なのだと私は思います。

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