今日の記事では、昨日からのつづきで、「それぞれの職業のひとにとっての英語」として書いています。きょうから数回に分けて、ビジネスパーソンにとっての英語について私が思うことを取り上げます。
<もくじ>
●ビジネスパーソンのための英語。
●目標を明確にする方法。
●つねに確認する。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。昨日と今日はカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」で書きました。
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●ビジネスパーソンのための英語。
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昨日の記事ではいろいろな職業・立場のかたにはそれぞれ、こんな英語を勉強したり身につけておくと仕事やプライベートの幅が広がると思いますと書いて、俳優さん向けの英語について取り上げました。
今日は私の長年のドメインでもある「ビジネス」です。たくさんのお仲間ビジネスパーソンに向けて、それも「英語を身につけたいけど苦手で・喋りは不得意で・コツがいまひとつよくわからなくて」というかたにエールを込めて、書いていきます。
ビジネスパーソンの間で一番共通することはまず、「時間がない」「忙しい」ということだと思います。もちろん語学の勉強に充てる時間だけではありません。仕事が中心の生活ですので仕事以外のことすべてにおいて言えることかもしれません。
私が母校青山学院のビジネススクールにMBAを取りに行っていたときも、同級生やまわりはとにかく忙しい人ばかりがそろってました。呑み会や懇親会の幹事を何度かしたのですが、ぎりぎりにならないと予定がわかりません、という人や当日になって仕事で急にいけなくなりました、というひとがいるのはざらでした。
それゆえ、ビジネスパーソンが英語をはじめとする語学を習得するうえで大切なことは、「コツをつかんで目標に集中する」ということだと思います。学生時代のときのように脇道にそれたり大回りしている余裕はないでしょう。効率も悪いはずです。
たとえばビジネス上で必要な英会話を習得したいのに、TOEIC対策の勉強をしていると、目的地に到達するのは時間がかかってしまいます。あるいは米国にMBAを取りに行くための英語を勉強したいのに、会社の福利厚生で受講できる「英文メールの書き方講座」を受講すると、MBAを英語圏の大学院に取りに行くための英語を習得する、という目的地にはいつまでたっても到達しません。
TOEIC対策の勉強も英文メールの書き方もすごく大切ですが、忙しくて語学に割り当てられる時間が限られているビジネスパーソンはまずはご自身の「目的地」を明確にすることと、そこに集中することが求められると思います。コツをつかんで一点集中でいく。
★時間がない、忙しいからこそ、語学に割り当てられる時間やスキマ時間がどこにあるか把握。
★日々こつこつと数分が良いので、週に一回1,2時間よりも平日、土日でスキマ時間がどこにあるか。
★なぜ語学を習得したいのだろうか。自分の気持ちを確認。→
a) ゆるーくでもいいから英語に触れていたい。
b) 仕事上、どうしても必要なので。
c) プライベートでどうしても必要なので(国際結婚をした、MBAをとりにいく等)
d) コロナウイルスの世界的な蔓延で、文書でのやり取りや会議室で通訳をまじえてやりとりするよりも、それぞれが自宅にいながらオンライン会議で本国とやりとりしたり世界各地の支店とやりとりすることとなったため(英会話が必要、等)
●目標を明確にする方法
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こうしたい、という目標があるときは文字にするとそれが叶いやすいと言われています。視覚から脳に刺激が与えられることや、つねに確認できることが理由だと思います。
1) A4からA3くらいの紙一枚に書いて、目につくところに張っておきます。できればシンプルな書き方がいいですよ。「米国MBA」とか「ビジネス英会話」とか。ひとめ見ただけで目標が確認できるような言い回しがいいですね。
2) 携帯電話を使っているかたならメモ帳にも同じ文言を書いておくのもいいでしょう。どこにいても日に何度も確認できるようにすることが目標を自分のなかに刻むコツです。
3) 写真で表現してもいいと思います。米国のどこどこビジネススクールに行く、という目標があるのであれば、そのビジネススクールの写真をネットなどから用意して、文字と同じくいつでも見られる場所に張り付けたり小さな写真にして携帯したりします。
4)何をしていても、どこにいても、どんな状態でも、自分の目標が文字や写真などで確認できるような状態を用意します。
●つねに確認する。
私も多々経験がありますが、一点集中はときには脇道にそれてしまうことがあるのです。もちろん、本人にはそのつもりはない。なのに慣れに任せていると無意識の境地に陥るせいか、ときどき道が逸れる。
たとえば、このブログでも以前ふれたことのある「やりかたにこだわり始めると、語学の勉強は挫折することがある」という点。
使い慣れていないけどかっこいいから記録用のアプリを使おうか、最新のデジタル機器を駆使して勉強をはじめようか、参考書は前日勉強した個所は赤ペンで今日の部分は黒ペンで出題頻度の高い部分は青ペンで、などなどとやりはじめると、やりかたが複雑であるほどそれらがおっくになったり理解不能になったりしてそれらの使用をやめるのと同時に語学の勉強もやめてしまう。
だからこそ、このときばかりは無意識ではなく意識の領域を使って、「自分が打ち立てた目標地点に向かって一直線にちゃんとすすんでいるかどうか」をつねに確認する必要が出てきます。
明日は、ビジネスパーソンがどうコツをつかんで英語を勉強していくと良いかな、ということについて私が考えたことをいろいろ書いていきますね。
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