小山ケイの人生ドリル34-声をかける。Say hello at first with several purposes.

今日の記事では、「人に声をかけることには意味がある」ということについて書いています。

<もくじ>
●声をかける。
●自分から声をかける。それも気持ちよく。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事はカテゴリー「徒然なるままにひぐらし」で人生ドリルシリーズとして書きました。前回の記事は下からご覧になれます。

こちらは昨日書いた記事です。

●声をかける。「こんにちは」と。

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コロナウイルスの蔓延によって緊急事態宣言が7都府県に出されました。夜の外出も自粛することが求められています。東京都や神奈川県などは夜に出歩いているかたに向けて自粛を促す声掛けを警察に依頼したそうです。もちろん職務質問ではありません。「緊急事態宣言が出ていますよ。ご自身の身を守るためにも夜の外出はどうぞ控えてくださいね」ということでしょう。

神奈川県警察本部

警察といえば警察官のかたはときどき挨拶してくださるようになりました。前からそうだったのか私は記憶にないのですが、さいきんは交番に立っている「おまわりさん」の前を通りかかると「こんにちは」と警察官のかたのほうから挨拶してくださいます。1年ほどまえはアメリカ大使館付近の住宅街を歩いていた時、出会いがしらで目があうと挨拶してくれました。

「こんにちは」という柔らかい言葉なのでいっけん挨拶だけを目的としているように思えますが、声掛けには防犯の意味もあります。小売店では店内にいる顧客に対して店員が「いらっしゃいませ」「こんにちは」と声掛けをすることが奨励されています。もちろん接客の一環でもありますが、もうひとつの目的は防犯です。

おまわりさん。

人から「こんにちは」と声をかけられるということは、言われた人は相手から「あなたの存在を認めています。あなたがそこにいることを私はしっかりと見ています」という意味が込められていることを無意識に感じ取ります。だから万引きの抑止力になりやすいと言われています。

警察官のかたは挨拶することで地域の防犯も担っていると言えるでしょう。地域住民の協力が得られやすい雰囲気づくり、という意味もあるのかもしれませんね。

警察の車

★「なにかあったらいつでもご相談ください。知らせてください。私たちはそういう身近な存在です。『こんにちは』と気軽な挨拶をこちらからするくらい」

★あなたがそこにいることを私はしっかりと目撃しました。

★なにかあっても黙って見過ごすことはありません。いざというときはいま声掛けしたようにこちらから動きます。

銀座の警官

人に声をかけるという行為はともすると軽視されがちですが、声をかけることで得られることはたくさんあります。それは「言わぬが花」の文化である日本でもそうです。

ケンカするということはお互いが存在していることを認めていることの裏返しだと私はこのブログで書きました。認めていなければ無視をするはずです。「あなたなんかこの世に存在していない。私の目にはあなたの姿はまったく写っていない」と。

「こんにちは」と声をかける行為も相手の存在を認めていることです。だから、自分が社会で人と良い関係性を築いていくことを望むのであれば、まずは人に対して声をかける行為が大切になってくるのです。「あなたの存在を認めていますよ」と。

●自分から声をかける。それも気持ちよく。「私はあなたに敵意を抱いていません」

多くの方が気づいておられるように、この世の中はとにかくさまざまな人がおられます。ですよね?笑 それゆえ、相手に挨拶するだけでもいろいろ不愉快な思いをしたり考え込んでしまったりすることもあるかと思います。

けれど、「人生ドリル」としてはまずは自分から相手に「おはよう」「こんにちは」と声をかけなければなりません。もちろん、シカトこく輩(やから)も出てきます。それはこちらの問題ではない。相手の問題です。だからそれについてこちらがエネルギーを使って「どうしてだろう」と悩んだりしてはいけない。ましてや「このやろう」と強力なエネルギーも送り付けてはいけない。笑

渋谷の空

なぜなら、強いエネルギーはめぐりめぐって自分に戻ってきてしまうからです。相手の問題であるはずなのに、あなたや私が振り回されることになってしまいます。それこそ相手の思うツボかもしれない。強いエネルギーは良いことでも悪いことでも発した本人に等価をもたらします。

たとえば、無視されたことで一日中、相手のことをあーでもないこーでもない、とモヤモヤ考え込んだり、今度はこーしてやろうあーしてやろう、と仕返しすることに自分の頭をたくさん使ったり。目の前には運命の出会いの彼女(彼氏)が立っているかもしれないというのに(笑)、いまこの瞬間、自分のすべてを支配しているのは、無視した人間のことです。

いや、たしかにいますよ。策士で、わざと挨拶しないのが。それも大の大人が。私も何度かお目にかかってます。目的は上記でしょうね。自分の存在を私やあなたの中で肥大化させること。ばかだよねー。大笑

そんな暇人に付き合ってる暇が合ったら、大切なエネルギーは自分や自分の身の回りの人たちが一緒に豊かに幸せになることに使いたい。それがめぐりめぐって世の中とか世界とかに広がっていくのならすごい。自分のエネルギーも誰かの役になってるなんていいですね!

今日の人生ドリルは「人に声をかける。それも自分から」ということ。それによって自分が相手に敵意を抱いていないことや相手の存在を認めていることをまずは意思表示できます。これは自分の身を守るためでもあるのです。

 

1) 虚心坦懐で自分から挨拶する。

2) 策士なのかシャイなのかしらないが、無視するのも出てくる。

3) けれど、自分のほうはちゃんと挨拶している。だからこそそれを自分で認める。「認めてあげる」。自分はちゃんと挨拶したのだと。そのために1)が必要なのです。

4) 心身になにか問題を抱えている人かもしれない。自分の想像力を使って気遣ってみる。

5) もし4)でなく、意図があってつねに無視するようであれば、距離をとる方法を取り始める。

  小山ケイ過去記事】逃げるが勝ち。大切な自分のエネルギーは自分のために。

6) というのも、人間社会において、相手が挨拶しているのに無視し続けるというのは社会生活が送れない人間ということだから。4)の人ではないのであれば。策士か自己チューか協調性が極端にないか。これは相手の問題です。私やあなたの問題ではない。

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1年前のちょうど今日、この記事を書きました。