Q) 英語学習法がたくさんあって迷います。
A) それぞれのプログラムが魅力的で目移りしますよね。こんなやりかたはどうかな、と私が思う、それぞれの特徴や、使い方などを書いてみますね。
●英会話教室、スマホアプリ、オンライン英会話、目移りしますね。こんなことを大切にされるとよいと思います。
ブログを読んでくださっているかたならお分かりいただけるかと思いますが、首都圏の交通機関を利用する際、私は大きな興味を感じながら英会話学校の広告をみています。これまでブログで取り上げさせていただいたのは、ライザップ、ECC、そしてベルリッツの広告。
そのほかにも、「ステマありませんよ」として、日本全国のかたが、英語の勉強をするときに、あるいはほかの語学の勉強をされるときに参考にしていただけるよう、学校名や社名はあえてまったく記載せずに、カテゴリーごとに「こんな利点、利用の仕方があると思います」という記事も書きました。
小山ケイ過去記事「喋れる英語」のために、英会話学校等をどう利用するか?
今日は、いろいろな学習方法を提供してくれる企業がたくさんあることを踏まえて、「広告が魅力的なので目移りしちゃうと思いますが、まずはこんなことを大切にされるとよいと思います!」ということを書きますね。
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専門の広告会社を通しているからでしょう、各社英会話学校の広告は写真の写りもきれいだし、キャッチコピーも親近感を感じるし、そして「こんなプログラムを提供しています!」と書かれている詳細を見ると、魅力的な授業が目白押しです。
すでにプロの翻訳者として仕事をしながら英語も普通に話している私ですら、「この授業、楽しそう。受けてみたい・・・・」と想像力をフル活用しながら楽しく見ています。
車内広告だけではありません。ネットでもスマホアプリのwebサイトやオンライン英会話の広告などが掲載されています。それらを見ると、受講されるかたの利便性を考えた訴求力があるので、用意されているプログラムや使い方、講師のかたがとても魅力的に見えます。
好奇心旺盛な私だったら、「あれもこれもやりたい!」とすべてに手を付けてしまいそうです。そして、挫折する。大笑 もちろん、若かりし頃の私、ですが。
独学で勉強する教材にしてもそうです。きれいな色使いやレタリング、グラフィックデザインで、見やすく書かれた参考書は、イラストもきれいで視覚に訴えてきます。だから、ページのすみからすみまでぐぐぐいっとみながら、「あーこの言い回し、いいな」とか「これ覚えたい」などと、私でも思います。
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【コツ】
1) はじめは一点集中。
2) そのなかで、日々確認。
3) PDCAのサイクルを少し大きく。
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1) はじめは一点集中。
たとえばその教室なりスマホアプリなりで、いろいろなプログラムが用意されているとします。
私もつい、好奇心で目移りしてしまいそうになりますが、でも私の経験から、最初は「これ」とご自分が思ったことに集中するほうが効果あります。
先日、私は東洋経済に掲載されていた「頭の回転が速い人は事象をメタ化している」という記事を取り上げて、そこからインスピレーションを得て私自身の経験を書きました。
小山ケイ過去記事】「実体験を7つ」。英会話や芸事を「モノ」にしていく方法。
いろいろなことを同時にやりはじめてすべてうまくいく天才もいますが、私を含めて多くのかたは、一度にそれほどたくさんのことをモノにできない。ちがいますか?
だから、「英会話の習得の敵」と言われる「挫折感」を排除するためにも、最初はあれもこれもとやりはじめるよりも、とにかく集中することを大切にすることをおすすめしたいです。それができたら次に進む。
ちなみに、私の限界は「2つまで」。これは何十年と生きてきた私が自分の経験から得た私の「数」です。笑 ご飯食べながらパソコンやって、なおかつテレビを観て、は私には無理です。いずれも中途半端で気が散って、いらいらするばかり。
「なんかいらいらするな。どうもうまくいかないな」と思ってよくよく考えると、たったいま同時に3つ以上のことをしてた!なんて気づいたりします。
★気にいったプログラムをひとつ。
★気に入った言い回しをひとつ。
★気に入った参考書を一冊だけ。
★気に入った先生をひとり選ぶ。
★気に入った「方法」をひとつ。
2) そのなかで、日々確認。
上記の過去記事にも通じますが、さいしょのうちは、自分が「これ」と選んだもののなかで、ちょこちょこと確認作業を繰り返します。
まさにPDCAのサイクルが、最初はくるくると小さく回っているイメージ。
「この先生」と選んだ英会話学校やオンライン英会話の先生に指摘されたことを、「鉄が熱いうちに」再度、確認する。音読したり、文字をみたりしながら。
スマホアプリのプログラムをひとつ、じっくりと取り組んでPDCAの小さなサイクルがうまく回るか確認する。
理由は、最初のうちは、無意識の領域は慣れていないものを受け入れてくれないからです。無意識に使えるレベルに達していない「英会話」という外国語をその領域にまで落とし込むためには、一点集中を何度も何度も繰り返して、そして確認作業も繰り返します。
それが、東洋経済オンラインの記事で書かれていた「メタ化」ということにつながるのかもしれませんね。
3) PDCAのサイクルを少し大きく。
1)と2)をこつこつと日々続けていると、半年から1年たつころでしょうか、はじめのころの自分から上達しているのが感じられます。
そうしたら、小さく回していたPDCAを少し、大きくしてみます。
参考書をもう一冊、買ってみたり、気になっているほかの方法も試してみたり、ほかの先生の授業も受けてみたり。
何度も言いますが、「同時にいろいろなことを初めて、『すべてが完璧に身に付く人』はそれほど多くはありません」。会社経営と同じで、いくつもつくることは可能ですが、それらをすべて、完璧に起動に乗せるのは至難の業です。たった独りで。
とくに、私が強調したいのは、習い始め、手始めのとき。
同時にいくつも、が生きてくるのは、「最初の一歩」がしっかりと潜在意識に落とし込まれて習慣化してから。
たとえばゴルフ。ゴルフを習い始めて、最初はスイングを固めることに集中します。日々コツコツと練習するアマチュアであれば、半年から1年くらいたったころでしょうか、なんとなくスイングが固まる。そこからようやくコースに出て、コースマネジメントやクラブ選択、アプローチ攻略、なんていうことが視野に入ってくるわけです。
英会話や芸事の上達過程は指数関数的ですから。来るときは急に、ですよ。
●「英会話」を習い始めで挫折しないために。
たしか、GABAの広告だったと思います。「英会話が続かないのは『挫折』が原因でした」というようなことが書かれていました(間違ってたらごめんなさい)。
「挫折」
語学や習い事にはつきものですよね。私の母親は日舞の名取だったので、私は小さいときから「芸事は中途半端な気持ちで頓挫してはいけない!」と厳しく、スパルタで、刷り込まれました。笑
人生を長く生きたおかげで、私がいまの時点で自分の人生を振り返ると、私が中途半端に挫折したものはほとんどありません。でも、若いころの「点」で考えると、英会話もちょこちょこと挫折しているようなものです。
一進一退を繰り返しつつ、カメの歩みでなんとか前に進めたのは、とにかく小さな歩みでも確実に前に進もうと決意していたからだと思います。
語学は喋れると、本当に楽しいですよ。
ネイティブや外国人の人たちに自分が言葉を発すると、それが彼らの中で瞬時に意味を成して意思が通じ合う。ときには魂のレベルで触れあっているような気がすることもあります。
先日も日本vs. ScotlandのRugby の試合に、伝統衣装を着たScottish supporter男性とエレベーターで一緒になりました。見た瞬間に私は「(Your costume is) sooooh beautiful」とお声を掛けたら、はにかんだように、「Arigato-gozaimasu」と言ってくださいました。ほんの一瞬の出来事でしたが、魂レベルで会話できてうれしかったですね。
私のしゃべる英語も文法がおかしいときはあるはずですが、そんなこと気にしちゃいません。笑 私の目的は、「相手と気持ちを通わせること。自分が思ってることや感動を言葉で伝えて、相手の中に意味を生み出すこと(その言語での)」だからです。
だから、完全に挫折してしまって、「英会話なんてもう一生嫌だ」、なんてかたがおられたら惜しい!ぜひやめないで!、という願いを込めて、今日の記事を書きました。
●まとめ
いろいろある英語学習法のなかから、どれを選ぶとしても、最初が肝心です。1) 一点集中 2) 日々確認。3) PDCAのサイクルを大きくしていく をぜひ実践して、語学をしゃべる楽しさを感じてくださいね!
“目移りします。英会話学校、TOEIC対策アプリ、オンライン英会話。魅力的なプログラムが目白押しで。コツ3つ。” への2件の返信
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