今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、自身の翻訳コーパスから取り上げて書いてみます。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●Hate Week「憎悪週間」(1984 by G. Orwell)- 小山ケイの翻訳コーパスから63
●”1984”の発音
(ブログの記事内に掲載の写真はすべて、私・小山ケイの撮影によるものです)
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままに、ひぐらし。」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。(107-0052 東京都港区赤坂5-5-9 1F MBE114 小山ケイ)
●「増悪週間」Hate Week (1984 by G. Orwell) – 小山ケイの翻訳コーパスから63
ディストピアの名作としていまでも増版が続けられている、ジョージ・オーウェル (George Orwell) の「1984」からです。
日本語訳では「増悪週間」。
私は自身のコーパスに次のように記してあります。
“「憎悪週間」(1984)→ (不可算名詞)Hate Week⇒the Two Minutes Hate” – 小山ケイ自身のコーパスから引用。
私は小説も読み映画も見ました。
「増悪週間 (Hate Week)」。
ひたすら「憎悪」する習慣。
考えただけで意外と難しいもんだと思います(大笑)。
なんか疲れてしまって、「あ~やぁめた。楽しいこと考えよっ」と私ならなります。
“Two Minutes Hate”ともあるので、「2分間、憎悪せよ」ということでしょう。
敵でしょうか。
自分でしょうか。
社会でしょうか。
世界でしょうか。
でも戦時はこれが現実でした。
槍をもって、空を突いて、「連合国を刺せ!」と学校で練習させられ、地面に敵の大統領の顔や名前を書いて、足で何度も踏みつけ、「憎悪せよ (Hate it!)」と教えられる。
これは私の祖母(故人)が実体験として教えてくれた、第二次世界大戦中 (WWII)の日本におけるエピソードです。
George Orwellが作り出した「1984」における「憎悪週間」は現実にも起こりえる。
混乱と絶望をひたすら目指して。
ユートピアならぬディストピアを目指して。
だからこそ、1984はいまでも名作として読み継がれるのだと思います。
●”1984″の発音。
1) ナイン
2) ティーン
3) エイ
4) 「Li」(米国発音)
5) 「Fo」
6) (舌先を口腔内に軽く巻いて)「R」(米国発音)
7) ナイン + ティーン + エイ + 「Li」 + 「Fo」 + 「R」
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