今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、先日実施された、第2回大学入学共通テストの英語について書いていきます。今日は、リーディング試験の第2問Bを見ていきます。
<もくじ>
●2022年度大学入学共通テスト「英語」リーディング試験第2問B「学校新聞」その2。
●”Ratio”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
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●2022年度大学入学共通テスト「英語」リーディング試験第2問B「学校新聞」ーその2
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毎日新聞社「2022年度大学入学共通テスト」英語リーディング試験問題のサイト
https://mainichi.jp/exam/kyotsu-2022/q/?sub=LEN8
前回は設問の内容について書きました。
今日はいよいよ、問題文を見ていきます。
*********
★「数字」や「順位」に気を付ける。
問題文のなかにさりげなく、数字や程度を表す言葉が記されています。
それは、前回見てきた設問にも関係すること。
たとえば、問題文の2行目ですでに、米国と英国のペット保有率に関する比較がされています。
“lower than“で「なになによりなになにのほうが低い」。
そして、3行目には最上級で表現された言葉がくる。
よって、問(とい)1の答えは早々に分かります。
★やはり、単語力が基本。
問2で”advantage”という単語が書かれています。
この言葉の意味が分からなければ、正しい選択肢も選べません。
★「想像力」
問題文に実際に記述されていることをもとに、「そうであれば、どんなことがありえるか」が問われているのが問3です。
問3のどの選択肢も、問題文にはまったく書かれていません。
けれど、よく見ていくと、「調査結果がそうであれば、ペットのオーナーが言いそうなこと」がひとつ、見えてくる。
★文章の性格、テンション、方向性の違いをキャッチする。
以前もこのブログで触れましたが、文頭にくる副詞や接続詞は、その文章を読むにあたって「地図」や「道路標識」、あるいは車の方向指示器のような役割を果たしてくれます。
表現自体もそうです。
疑問文だからと言って、かならずしも明確な答えを求めているのではない。
主目的は「読み手(聴き)」の興味をひくこと、と言うことは多いです。
次のような言葉が出てくれば、そのあとに続く文章がどの方向へ向かおうとしているのか、無意識の領域で理解できます。
問4を解くためには、「実際はこう。一方でこう。けれどこう。ところでこう。しかしながらこう」と書かれた箇所を、それぞれが差ししめす方向に向かって、自分の無意識の領域を縦横無尽に広げていく。それが「読解」ということ。
However, →前の部分からほぼ反対方向を指し示す。
On the other hand,→ 違う方向。
Recently→ 直近について(過去)。
I wonder→「私」がさまよっている(wondering)イメージ。つまり、「軽く疑問を感じている」
Still
(今回の問題文にはなかったけれど、たとえば以下もそう)
Why if
Guess what
Furthermore,
Owing to
Thanks to
Regardless of
Instead of
With regard to
★瞬時に「骨子」を見抜く。
枝葉の部分を「情報」として見てしまうと、骨子がぼやけてしまいます。
骨子は何か。
★筆者の言いたいこと。
★文章全体で伝えていること。
★テーマは?
問5で問われているのは「表題」、つまり「この問題文の骨子は何か?」。
骨子を把握するには、問題文をよく読み込む必要があります。
ちなみに、「枝葉と骨子」はビジネスではよく使われる言葉です。
●”Ratio”の発音。
1) 「Rei」
2) シ
3) オゥ
4) 「Rei」 + シ + オゥ
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