自分にNegative faceがあることを知る。人生ドリルとして。ー小山ケイの人生ドリル141 Know that you have “Negative face” as a human

Know that you have “Negative face”

今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、私自身の経験から自分が学んだことや修行中のことを「人生ドリル」として書いていきます。

<もくじ>
●自分にNegative faceがあることを知る。人生ドリルとして。ー小山ケイの人生ドリル141 Know that you have “Negative face” as a human <Kay Koyama’s “Life Exam” Vol. 141>
●ドリルの内容。小山ケイの人生ドリルとして。Questions in my “Life Exam Vol.141.
●Negative faceを知る イコール、Positive faceオンリーで行く、ではない。To comprehend “Negative face” does not mean “To affirm Positive face only” because “Negative face” is also the aspect of  humanity.

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。

(小山ケイ 107-0052 東京都港区赤坂5の5の9 1F MBE114)

●自分にNegative faceがあることを知る。人生ドリルとして。Know that you have “Negative face” as a human. 

昨日は、つぎのことをNegative faceとして私は書きました。

★Office hourではないときにドアをノックされる。→ 中にいる教授は「いまOffice hourじゃないのに。居留守を使おう」

★駅で困っている様子の人を見かけたけれど、自分が遅刻しそうなのでそのまま通り過ぎた。

★商店街で募金活動をしている子どもたちの集団。本当は寄付したいけれど、今月はお財布がピンチなので、気づかないふりして通り過ぎよう。

★なんとなく気の合わないAさんを校内で見かける。そのままいくとすれ違ってしまうから、急いで違う方向にいこう。

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私も長年生きてみて、Negative faceは自分というものを教えてくれる、とつくづく思うに至りました。

もちろん他人も。

自分を含めて人って上り調子のときはいい。

上り調子とは、

★お金の状態

★体の状態

★生活環境の状態

★心の状態

★仕事の状態

でも、これらのうちのひとつでもあまりよくないとき、自分の都合を優先させるものです。

私はそれを自分自身で体験しました。

とくに、体の調子がよくないとき。

「ああ、だから宗教では身体を使った修行をつむのかもしれない。自分のNegative faceを知るために。そしてそれをニュートラルな状態に持っていく訓練をするために」

断食、滝に打たれる修行、人間の欲求を意識的に遠ざける修行、体を酷使する修行、等々。

自分でも、「これが乗り越えられたら、自分はレベルアップする」と思っています。

精神レベルが。

だから、いまのところ、とても難易度の高い人生ドリル。私には。

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キリスト教の聖書には、人間の身体が弱っているときに”Negative face”が出てくる逸話がいくつかあります。

ひとつは、キリストが山中で修業をしていたとき、悪魔が現れて誘惑してくるというもの。

もうひとつは、キリストが処刑される前日、「あなたがたは眠ってはならない」とキリストに忠告されながらも、人間の三大欲求の一つである睡魔にどうしても打ち勝つことができずに寝てしまった弟子の話(私が読んだのはかなり前ですが、「たった数時間でもおまえが睡魔に打ち勝つことは難しいのか」とキリストが嘆いていたように記憶しています)。

●ドリルの内容。小山ケイの人生ドリルとして。Questions in my “Life Exam Vol.141.”

たとえば。

問1】あなたが最高に眠い時、友人から電話で「いますぐ助けに来てほしい。うちの子どもが家庭内暴力を起こして大変だから」と言われたらどうするか。

問2】最高に込み合う帰りの満員電車にて。朝から仕事で疲労困憊しているなか、ようやく座席に座れました。そのとき、目のまえに背骨が曲がってつり革にも届かない80歳くらいのおじいさんが立ちます。あなたならどうしますか?

→ 席を譲らず、スマホをいじり続ける。

(先日、某所で見かけた光景です。2人の男性の前におじいさんが立ちましたが、いずれの男性も席は譲りませんでした。私は彼らを非難していているのではありません。それどころか、自分の姿を見たような思いがして寒気がしました。だから私は、身体が疲れていようとも、自分が常日頃から正しい、と思っている行動をとれるように、これからも訓練していかなくてはならない。「天から試されている。人生ドリルとして」と)

→ 平常時でこうであれば、戦時中はどうなのだろう、混沌とした状態のときはどうなのだろう。そういう架空のシミュレーションもときどき必要だと思います。

 

問3】組織のひとりとして仕事をしているなかで、自分にとってものすごく優秀で大切に育てている部下と、自分の上司が目にかけている人が部下として自分の部署にやってきた場合。

「どちらかひとりを昇進させてくれ」とその上司に言われたらどうするか。

→ 日本の組織の力学を熟知していれば、Negative faceがもたげてくるはずです。

●Negative faceを知る イコール、Positive faceオンリーで行く、ではない。

To comprehend “Negative face” does not mean “To affirm Positive face only” because “Negative face” is also the aspect of  humanity.

Positive faceオンリーも人間としておかしい。

なぜなら、人間はつねに変化しつづけているのだから。

体や金銭状態、生活環境、心、仕事。

それぞれ変化します。

その変化に合わせて、つねにPosotive faceで道理的にも倫理的にも、誰が見ても正しい、と思える行動を積極的にとれる人はまれだと思います。

宗教家でも精神の病気になられるかたがおられます。

体の病に臥せるかたもおられる。

病気になられたかたは、ご自身のために生きていい。ゆっくりと。

 

この世にきたのは、人間を経験するため。

前世や来世、あの世なんて信じないというのであれば、社会や世界にいる他のひとたちとどう共生していくか、を勉強するため、としてもいい。いろんな人がいるのが社会であり世界だから。

そのために、人にはNegative faceというものがあることを知る。

自分にも他人にも。

そして、それを克服するために私を含めて多くの人は日々、日常生活という場で修業をしているのだと思います。

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