●米国オレゴン州で住む場所(住居)をさがすとき。
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— The Oregonian (@Oregonian) 2019年2月12日
前回までの記事は、以下にあります。
学生であれば寮(dorm)が利用できます。短期の語学留学であれば、ホームステイなどもよいでしょう。
その他には、先日お伝えしたように、一戸建てを借りたり、”Quad”と呼ばれる、4人でキッチンやバスルームをシェアする形態のアパート(キッチンだけをシェアするところもあります)など、さまざまです。
それぞれのメリットとデメリットを考えてみました。
●それぞれのメリット・デメリット
●寮 (Dorm/ドーム)
メリット:食事の準備をしたり日用品を買いそろえたりする必要がない。アメリカ人と同室の場合、言葉を教えてもらえる可能性もある(うまがあうかどうか、勉強をする人かしない人か、などもありますが)。校内に設置されているところが多いので、移動が便利。
デメリット:日本人同士だと英語の勉強にならないことがある(本人たちの意識しだい、といえばたしかにそうですが)。寮全体がうるさいときがある。食事つきなので、メニュがかたよる。ケンカした子と顔を合わせないといけない。笑(これは半分冗談ですが)
●ホームステイ
メリット:アメリカ人の文化や生活習慣を知ることができる。四六時中一緒にいるので、言葉は覚える可能性が高い。
デメリット:食事が合わないかもしれない。他にも何人か一緒にホームステイする場合、他の人たちがアメリカ人であったり英語に堪能であったりすると、自分だけが取り残されたような気になることはある(友人たちの体験談です)。
●一軒家
メリット:好きなものが食べられる。自分たちのペースを貫ける(東海大駅伝チームの子たちがオレゴンで合宿したときはおそらく、練習時間や食事をする時間、床に就く時間、なども自分たちで配分していたはずです)。
デメリット:防犯。虫。動物(笑)。ようするに、家の管理部分をどうするか。
●Quad
メリット:一軒家やアパートを借りるよりも経済的に住める。自分のプライベートな空間を得られる。寮よりはまわりも静かな場合が多い。仲良し4人組で借りれば、お互いに共有できるものが増えるかも(調味料とか小道具とか)。
デメリット:共有部分について、他の人とどうシェアしていくか。自分がお風呂に入りたいとき、キッチンを使いたいとき、すでにほかの人が使っていることは多々あります。見ず知らずの人によるシェアだと、うるさい(noisy)人の場合は安眠が妨害されます。
●アパート
メリット:自分のペースで過ごせる。勉強に集中できる。自分の食べたいものが食べられる。
デメリット:食事の用意から日用品の買いそろえ、ゴミ出し、排水管の詰まりに至るまで、すべて、自分でなんとかしなければなりません。学校に通って鬼出しのレポートや授業に四苦八苦する合間をぬって・・・。
Ready to unplug? Consider these five favorite winter hikes in Eugene. https://t.co/ckg0aoAoqG pic.twitter.com/mNT6AvHfNw
— TravelOregon (@TravelOregon) 2019年2月12日
★★★★★私が住んでいたEugene市も、町を出て山に向かって30分も運転すれば、こういう景色が広がりましたね。プロフィールページにも書いた、「神様の存在を感じた」瞬間です。★★★★★
●私がオレゴン州でアパートを借りるまでに経験したエピソード
私は寮やQuadなどにも住みましたが、最終的にはアパートを借りました。その申し込みに行ったときの話です。
私が不動産屋のソファで手続きをしようと座って待っていると、ビジネスパーソンとおぼしき、みなりのよい白いYシャツの白人男性がアタッシュケースを持って部屋から出てきて私と目が合いました。
30歳ちょっと過ぎくらいの若さ、だったでしょうか。
彼はここに営業にきたのか、何かを卸にきたのか、いまとなっては知るよしもありませんが、爽やかな笑顔の人で、一瞬、社交辞令のような笑みを浮かべてから何かを考えたかのようなひと呼吸をおいて、私のところにつかつかと近づいてきました。
「部屋を探してるの?」
そう英語で尋ねられて私は”Yes”と答えました。
それを聞いてかれは、胸元から手帳を取り出して何かを書いてから、そのページを引き裂きながらこう言ったのです。
「僕とワイフが住んでるアパートの部屋の2階が空き部屋で入居者を探してるんだ。よければ、検討してみて」
すこしばかり深刻な話でもするかのように落とし気味の声でそう言って、自宅アパートの住所を書いたメモを私に手渡してくれたのです。
「不動産屋は●●●。この住所に僕たちが住んでるんだけど、この2階だからね」
その言い方はいたって穏やかで誠実で、日々の”YO,what’s up?”の挨拶に少々食傷気味だった私は(笑)、ひさしぶりにまともな紳士に出会ったような安堵感を覚えました。
でも。
考えるとおかしな話ですよね。
部屋を借りに来ている不動産屋で待ってるアジア系の子(私)に、別の不動産会社が貸し出している部屋について紹介しているのですから。
(それゆえ、私は彼がここで働いている人間ではない、と理解したのです)
しばらく、「どうしてこの人はわざわざメモまで渡して私に紹介してくれたんだろう」と考えました。
何日かしてからじっさいに、そのアパートを車でこっそり、見にも行ったのです。Eugeneにある一般的なアパートで、社会人の夫婦が住むにはちょうど良い、大きな道路からは少し奥まった閑静な場所に2階建てでたたずむ、こぎれいな雰囲気がありました。
そして理由を私なりに導いてみました。
あるQuadを借りていたときのことです。そこの管理人さんに私はこう言われたことがあるのです。
「日本人を含むアジア系の人たちは使い方が丁寧で静かに住んでくれる。室内では靴を脱いで過ごしている人も多いし。契約満期で返してもらうときに部屋を確認すると、床がほとんど汚れていなくてありがたい。
もちろん、部屋全体も最後まできれいに使ってくれてる。だから私はアジア系の人たちに優先的に貸し出したいの」
アメリカ人の白人女性でした。事実、彼女が不動産会社から任されて管理しているそのQuadは、かなりの割合でアジア系の留学生が住んでいたのです。
そういう経験が私にはあったので、あの若い白人男性も私がアジア系だと一目でわかると、「床をどんどん踏み鳴らしたり、どんちゃん騒ぎしたり、入れ替わり立ち代わりいろんな人間が出入りするパーティ三昧なんてことはないんじゃないか」とでも思ってくれたんだろうか、と私はいいように思えてきたのです。
過去か現在のどこかの時点で、アジア系や日本人に対してよい印象を抱くきっかけとなった出来事をその人が経験して。あるいは奥さんがじつはアジア人だったり。
「『どんな人間が上に入居してくるんだろうね』、なんてワイフといつまでも不安がってるよりは、この日本人とおぼしきアジア系の子に自分から紹介して来てもらおうか」彼の爽やかで裏表のない笑顔と、「大切なことを伝えるね」とでも言いたげな抑揚がききながらしっかりと私にとどいた声を思い出してみると、私はそんな映像までイメージしてしまったのです。
日本のなかだけで一生を過ごす人のなかには、最期まで日本の悪い点だけに焦点をあててひたすら文句を言うかたがいます。
残念だよね、そういうの。
いいとこもあるんだからさ。
外から日本を見たり、外にいる人たちから見える日本について話を聞いたりすると、「目からうろこ」は多い。ホント。
もちろん、日本から見える外国の良さについても同じなんだけどね。そこに住む外国の人はしらないみたいだけど、日本からみたら「すごいね」って思えるいい点があったりしてね。たくさん。
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— TravelOregon (@TravelOregon) 2019年2月12日
★★★★★Let’s travel Oregon! (quoting from the official twitter site of “TravelOregon”(TravelOregon公式Twitterサイトからの引用)★★★★★
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