今日の記事では、米国大学を卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動・地球温暖化対策・環境CSR(企業の社会的責任)」などに特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、”Public benefits”.”について書いています。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●【サステナビリティ英語】”Public benefits” 「公共の利益」
●”Public benefits”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●【サステナビリティ英語】Public benefits「公共の利益」
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以前私はこのブログで、「日本語で利益、と言うことを英語で表すとき、profitとbenefitがある」と書きました。
小山ケイ過去記事】小山ケイの翻訳コーパスから3 – “Profit”と”Beneift”の違い。
私が”Profit”と聞くと、頭の中にはお札が羽根をつけて舞っています。笑 でも、”Benefit”と聞くと、より哲学的で社会性のある広がりを感じます。上記の記事では私は、「Profitは天国に持っていけないけれど、Benefitは天国に持っていかれる」と書きました。
よって、”Public benefits”は、Publicにとって深淵で哲学的で、より多くの人に豊かさや幸せをもたらす利益、ととらえることができます。
それが結果的には金銭の豊かさであったとしても。
★図書館をつくる。
★道路を補修する。
★公園をつくる。
★雇用を生み出す。
★博物館・美術館をつくる。
★競技場をつくる。
★学校をつくる。
★若者に異文化体験の機会を与える。
★教育の場を与える。
★治安を守る。
★国際社会との協調性・協力体制をつくる。
★ネットをはじめとするインフラ整備。
“Public” = 公共、となると、範囲は行政・国家まで広がります。「町内会」も大切なコミュニティですが、日本語で「公共の」と言ったとき、町内会という範囲はわりと最小の単位。Publicという公共は、町内会の会費というよりも、税金によって維持され発展する。
そして、英語で”Public”と言うとき、かなり襟を正すような印象を私は受けるのです。
profitを出すことはもちろん大切ですが、それはbenefitsという大きな丸のなかに入っている小さな丸にすぎない。
サステナビリティやSDGsを考えるうえでは、この点を外して考えることはできません。
●”Public benefs”の発音。
1) パ(音程が高い)
2) ブ(上下の唇がしっかりと合わさって炸裂するような音)
3)(舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「Li」
4)(母音なしで)「K」
5) ベ(ここも、音程が高い)(2)と同じく、炸裂音を意識)
6) ネ
7) (上前歯で下唇の内側を軽く噛んで)「Fi」
8) (母音なしで)「T」
9) パ + ブ + 「Li」 + 「K」 + ベ + ネ + 「Fi」 + 「T」
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