Q) 英会話をまた頑張ってやりなおそうと思っています。
A) 私自身が英会話の習得に苦労していたときの体験なら書けます。「こんなやりかたで効果がありました」を4つ、書いてみますね。
今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「英会話をやりなおすぞ!と決めたかたのための4つのコツ」について書いています。
<もくじ>
●私が英会話の習得に四苦八苦していたときに、どんなことをしたか。「4つ」
●どれくらいで効果を感じられるようになるか。「まじめにやっていれば1年くらいで相当の力が」
「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●自分が英会話の習得に四苦八苦していたとき、どんなことをしたか。「4つ」
初心者、という言葉はご本人がいうのならOKですが、他人が誰かに向かって「初心者」と呼べるのは、免許を持ってる人(日本に昔からある「なになに道」の先生とか)ぐらいだと思います。
でも、検索ワードを確認すると「初心者」「英語」とご本人が入れてググっておられるようで(笑)、お気持ちはわかるわぁ、ととても共感したので、今日は私の実体験を書いてみようと思います。私も「初心」をいつも忘れないようにしたいので。
*******************************
私の実体験として、以下の4つをやると、英会話の習得には効果がありました。英語の勉強、とくに英会話の学習を再開されたようなかたにも効果があると思います。
1) なぜまた勉強をはじめるのかを明確にする。
2) はじめから、だからこそ教材や学校えらびは楽しく。
3) 細かく確認作業をする。
4) 期限を設定する。
*********************************
1) なぜまた勉強をはじめるのかを明確にする。
私の場合は、「米国大学に留学する」という目的がありましたが、たとえば大学を卒業して社会に出て10年以上がたっているようなビジネスパーソンが「また英会話を勉強したい」と思われる場合、目標をかなり明確にする必要があります。
というのも、仕事をしながら英会話も勉強する、というかたであれば、そのための時間をしっかり確保しなければならないからです。意志の強さも要求されます。
おすすめは、ワードやノート、あるいは手書きで、なにかに書きつける方法です。自分の思いをしっかりと言語化して可視化させると、目標がイメージとして自分の中に残りやすくなります。
「会社の会議で英語でしっかり発言できるようになるため」
「より条件の良い仕事へ転職するために」
「ヤンキーで遊んでばかりだったけど、いま社会人として仕事をしていて英会話が必要になったから」
「ものすごくやりたいことがあるけれど、そこで使われているのは英語だから」
そしてできればそれを、「なりました」と過去形にして一枚の紙に大きく書いて、毎日眺められるところに貼り付けます。実現しやすくなるように潜在意識に刷り込みます。この方法はいろんな分野のかたが「よい」とおっしゃってますよ。
「英語がしゃべれる自分になりました」のように。
2) はじめから、だからこそ教材えらびは楽しく。
以前、私はこのブログで「英語を話せるようになるための英会話学校選び」についての記事を書きました。
英会話学校に通われるのであっても、独学で勉強されるのであっても、中学高校の授業ではなくご自分の意志で勉強を再開されるのであれば、基本は「楽しく」。気持ちの乗りも、脳みその働きも違ってきますよ。
独学で勉強したいというかたであれば、考えられる教材は次のようなものでしょうか。
★YouTube
★アプリ
★本屋で売ってる参考書
★NHKなどの語学番組
「本屋の参考書」について。Amazonのようなネット通販は便利ですが、英会話の勉強を再開されたかたが「いい本があれば」ということであれば、ぜひ本屋でご自身の感性と感覚にそって選んでみてください。
理由は、本との相性があるからです。私は本屋が大好きなのですが、プロのかたが装丁した表紙の印象や、ページごとに色をつけたり見出しが見やすいとか、色合いがいいとか、文字の大きさがちょうどよいとか、自分の感性や感覚に「しっくりなじむ」本というものがあります。
「しっくりなじむ」といういたって感覚的なことを大切にすると、理屈ではなく、日々の勉強も楽しくなる確率が高いです。日を追って本をめくるごとに「愛着」が湧いてきます。どんどん次のページに進みたい、という気持ちがわいてくることもあります。
それが本との出会いということだと思います。どのジャンルの本であっても。
本屋でみてからAmazonのものと比較してもよいと思いますし。細かいことを言うようですが、「本の匂い」や「手ざわり」もあります。なんとなく自分にしっくりくるインクの匂いとか手触り、なんてものもありますので。
好みの問題ですのであくまで私の使い方なのですが、ポケットサイズで薄型、軽い参考書は、持ち運びできるので重宝します。分厚くて大き目の本が情報量多いのは確かですが、普段のちょっとした移動時間やふっとひといきカフェでお茶するときなどにも、1,2行でも目を通すと効果ありますよ。へんな力みがないのでいいのだと思います。
3) 細かく確認作業をする。
実際の英会話学習方法についてはすでに、このブログで書きました。
小山ケイ過去記事「どうしたら英語を話せますか?」英会話の上達法
「細かく確認作業をする」というのは、自分が覚えようとしている英会話のフレーズや重要事項などを、スケジュール帳なりデジタルなデータなりで管理しながら、細かく振り返っていくということです。
やりっぱなし、は語学の学習には致命的です。新しいことをどんどん詰め込んでいっても、その分すぐに忘れてしまう。それが当然なのです。だから、何度も何度も意識的に確認して、細かくチェックして、振り返りの作業をします。確認することはたとえば:
★覚えていたかどうか(おぼえていなかったらなにか印をつけるとか)
★いちばん最初は何月何日にその単語やフレーズを唱えたか。
★スペルは覚えているか。
★発音はあってるかどうか。
★(余力があったら)このフレーズは自分ならどんなときに使えるか、メモ書きする。
私は手書きの感覚が好きなので、こういう確認作業も手書きでやりますが、デジタルなものが好きな方はスマホなりPCなりで確認されるとよいと思います。このあたりも、ご自身のやりやすい方法をとることを大切になさってください。
4) 期限を設定する。
何かを成し遂げる際の鉄則ですね。「いついつまでに、何ページまで仕上げる」「いついつまでに、このフレーズ・単語をしっかり覚える」「いついつの海外出張までに仕上げる」などなど。
自分の潜在意識が能力を何倍にも発揮します。
●どれぐらい続けると、効果が感じられるようになるか。「まじめにやっていれば1年で相当の力が」
私の経験からすると、上記のやりかたで実際に効果が表れるのは半年たったぐらいでしょうか。毎日、なにかしらの英語を長時間、聞き続けるかたであれば(たとえば外資系企業に勤務されていて英語が職場に日常的に存在するかたや、日系企業でも英語が職場のスタンダード(!)になっているかたなど)、ご自身の日々の努力との相乗効果で3か月から半年ぐらいの期間で効果が表れるはずです。
そのような環境におられなくても、毎日こつこつと努力をされるのであれば、1年後には1年前の自分が信じられないくらいに力をつけていることを実感されると思います。
もちろん、上記の1) を日々、忘れずに心に刻んでおられたかたですが(なんとなく、ではなく、ということです)。
まじめに毎日やっていれば、英会話は習得できるものなのですが、実はこの最初の1年間ぐらいが最高にキツイ。笑 前がまったく見えない。「なんでまた忘れてるんだろう」と私も何度、脱力感に襲われたかわかりません。涙が出たこともあります。
この時期に挫折するかたがおそらく一番多いんじゃないかな。やってもやっても効果が感じられない時期があまりにも長いから。
でも、この「効果がまったく感じられない」と思える時期を必死に耐えると、アッと驚くほど自分がものすごい高みにいることが感じられるようになりますよ。効果が表れるのはとつぜんですから。
【キツイ時期を乗り切るために】
★仲間を作ろう!(はげましあう)
★(だからこそ)楽しいと思えることを教材に!(ちょっとくらいキツクても、自分がそれをものにしたときのことが楽しく想像できるので)
★楽しく、わくわくすることに結びつけてモチベーションをアップする(海外旅行など)
このあたりの「のりきりかた」については明日また、詳しく書きますね!
“英会話ー初心者、というか「やりなおすぞ!」と思っているかたのための勉強法。「4つ」” への2件の返信
コメントは受け付けていません。