徒然なるままに、TIMEのeラーニング

今日は、TIME Magazineから送られてきた案内をもとに書いています。

このカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」は、下のページから始まっています。

●米国雑誌TIMEが郵送で届けられるとき

その年の「Person of the Year」が決まると、日本のテレビ局でも取り上げられるようになった米国雑誌のTIME

私が10代のころから愛読している雑誌ですが、定期購読している私のところに送付されてくる際、ECO仕様、というのか、ぺらぺらのビニール袋の中に住所と名前が書かれた紙きれが雑誌と一緒に入っています。

その紙切れに、「TIMEのe-Learning」と広告がついていたのでオンラインでサクッとやってみました。TOEIC初級と上級。ちなみに、無料です。

●満点にはなったけれど・・・

やってみてとりあえず私も全問正解にはなりました。けれど・・・。

出題される単語の意味(日本語で書かれている)がわかって、そしてスペルを入力する。それだけです。

たとえば、ここで習ったことを利用して、単語をポツポツと並べてネイティブと話したり、かつての私のように「いつか留学するぞ!」とわくわくしながら日本の高校で英語の授業を受けている高校生ぐらいの子が語彙数を増やすために利用したり、一方的にガーっと話すために利用したりはできるかもしれない。

けれど、それはコミュニケーションではない、ですよね。コミュニケーションの基本は、人の話をまず聞く。一方的に自分のことを話すのではなく。

少し大げさなジェスチャーがつくか、ボディタッチがしょっちゅうあるか、執拗なぐらいのアイコンタクトがあるか、声の出し方が低いか高いか、表情豊かに笑顔を持って話すか(ときにはウインクしたり)。その程度の差はあるかもしれないけれど、良いコミュニケーションに日本語と英語の違いはない。

●「話せる語学」のために良質の無料教材をどう利用するか。

私のやってるひとつの方法をお知らせします。

おもしろいな、と思ったり、気に入ったフレーズや単語があったら、とりあえずメモしておきます。「英語」カテゴリーでも書いたように、メモの方法はどんなのでもいい。デジタルでもアナログでも。

TIMEをはじめ、こういう「ちゃんとした」教材は</strong><strong>たくさん無料で転がっています。これらにどう味付けをしたら「話せる語学」になるのか。

そして、これは私の表現なのですが、カレーについてくる福神漬けからっきょのように、あるいはトンカツについてくるポテサラかキャベツの千切りのように、「これはおまけだ副菜だ」と思いながら、このメモを読み返します。

これを「メインディッシュだ」と思うと、つらいです。苦行です。

これを主食だ!と思い込んで頑張れる人はたしかにおられるのですが、そういうかたは天才と呼ばれたり秀才と呼ばれたりしていずれ国のリーダーになっていくのですから、自分はそういうタイプじゃない、と思われるかたは、「副菜方法」をおすすめします。

私はもちろん、副菜型です。

それから、メモを書きつけるときは、いろんなことを考えたりうんと想像したりしてみてください。

「このスペルってなになにと同じだな」とか、「子音が連続してるんだな」とか、あるいはアサッテの方向を向いてることでもいい。

なぜか。

それは、自分の意志ではなく、無意識の領域にその言葉を根付かせるためです。

ただ「覚えなさい」と言われるよりも、ずっと頭に入ってきます。

好きな人とか仲のいい友達なんかの話から、いつのまにかそのことについて自分がよく覚えている、なんて経験はありませんか?誰かのプロフィールとかお店の情報とか道順とか。

とにかく、ちょこちょこと副菜をかじることを日々、続けていると、あるとき、主菜がやってきます。笑 メインディッシュが。

自由が丘原田シェフ。

字幕(caption)も利用できないような、ネイティブしか分からないテレビ番組がアップされているYouTubeの動画の中で、あなたの好きな外国人俳優さんや外タレさんがTalk showで言うのです。

あなたが日々、かじっていた副菜に含まれているその単語を。その慣用句を。その言い回しを。彼・彼女は楽しそうに笑いながら、生き生きと言葉に血を通わせて。

そんなふうにして使うんだ・・・。

その映像と一緒に、その言葉がビビッドに頭の中に刻まれます。私が実際に体験したことです。この連続で、なんとか英語が話せるようにいたっています。

おかしのはっぱ

福神漬けやらっきょ、ポテサラやキャベツのみじん切りにあまり思いを込めすぎても、カレーやトンカツがまったくない、つまり、一方通行のコミュニケーションになる可能性はあるけれど、ほどほどに、ちょこちょことかじってみると、主菜がでてきたときに、それが外国語のコミュニケーションのなかでどんなふうに使われていくのか、がおいしく体感できますよ。

Bon appetit!