今日の記事では、”Pull away”という英語について、Broadwayの芝居の台本からインスピレーションを得て書いています。
<もくじ>
●Pull away – どんなふうに?今日はラブシーンから。
●Pull もAwayもどちらも便利な英単語だと思う。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。
●Pull away - どんなふうに?今日はラブシーンから。
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何度かこのブログでも書いているように、Broadwayで数年前に上演された芝居の台本をさいきん海外から取り寄せました。ここしばらく読んでいます。
ラブストーリーが軸になったパワフルな物語。
二人が相思相愛になって初めてキスをするシーンで、こんなふうに書かれてあります。
男は”lean in”し、女は”pull away”する。
ラブストーリーに限らず、物語は「葛藤」が基本です。いっきに持ってかれるよりも障害物があったりじれたりじらされたりがあればあるほど面白くなる。笑
想像力たくましい私は自分の想像力を最大限に駆使して、その状況を想像してみました。
“pull away”と文字をみたとたん、私の頭に浮かぶのは女が引く動作をしてから相手と距離を取る様子。一見何気ない英単語が二つ並んでいるだけですが、これはキスシーンです。ここで私はすこし立ち止まってしまいました。
あれ、ちょっと待って・・・どんな感じだろう。
pull away は日本語にしてもそのまま訳せます。引っ張って(pull)、離れる・離す(away)。
突き放す、でも、突く、でも、離れる、でもない。
「引き離す」。Pull away。
お互いに惹かれていることは分かっている (They wanna actually kiss each other) 。けれど、「唇を重ねる」という明確な行動に出ようとしているのは男のほう。だから”lean in”して意思表示をしたのだけれど、女のほうが”pull away”した。
「突き放す」だと「No!」になる。明らかな拒否反応ですよね。でも”pull away”なのだから、力のある男の体が自分に寄り掛かってきた(lean in)ところを自分の両腕や体で受け止めつつ(pull)、男の体を少し引かせて距離を作った(away)。お互いの吐息がかかるくらいの位置まで。
自分も彼と同じ気持ちではあるけれど、もう少しゆっくりお願い、と思ったり、壁ドンで迫ってくる彼氏(笑)に「教室じゃないところで」という気持ちを表したり。
だからpush awayでもなく、ましてやhitなどではない。
中学校ででも習いそうな「pull」と「away」ですが、ラブストーリーのキスシーンでは惹かれあう二人の微妙なやりとりすらをもロマンティックに官能的に表すことができるのです。
●「Pull 」も「Away」も、どちらもとても便利な英単語だと思う。
英語圏でなくても最近では日本の公共施設に行くと、大きな扉のドアノブに“Pull”とか“Push”とか書かれていることも増えました。中学ぐらいで習う英語ですので、読んで理解できるかたも多いから、ということなのかな。
“pull”と私が聞くと映像として無意識に頭に浮かんでくるのはやっぱり、なにかを「引く」様子です。
pull back
pull up
pull down
pull in
「プルトップ」とか「プルダウン」とかはすでにカタカナの日本語になっています。プルトップは缶の蓋部分についているオープナーで、プルダウンはPCの画面でクリックすると一覧表みたいなものがでてくる部分です。
いっぽうの”away”。これはサッカーでもおなじみですね。「離れた状態」を私もイメージします。本拠地から「離れた」試合だから”away”。
take away
push away
go away
put away
pull もawayもどちらも簡単な英単語。だからこそさまざまに応用したりとっさに使ったりできるようになりやすいと私は自分の経験からそう思います。
こういう簡単な単語をつかいこなせるようようになると、語学がますます「喋れる語学」になりますよ。
「神は細部に宿る」です。
Hold me tight
Hold me softly
Come here
Hug me
I wanna go out with you.
Say love me.
I need you
I know you before I was born.
恋愛のセリフを考えてみました。笑
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