今日の記事では、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動・地球温暖化対策・環境CSR(企業の社会的責任)」等に特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、コーポレートガバナンスや機関投資家の「スチュワードシップ」においては必須の「Comply or Explain」について書いています。
<もくじ>
●”Comply or Explain.”「準拠せよ。さもなくば説明を」
●”Comply or Explain”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「Sustainability(持続可能性/サステナビリティ)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●”Comply or Explain.” 「準拠せよ。さもなくば説明を」
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英国発のガバナンス基準やスチュワードシップ・コード、法律関係の文書でよく見かける文言です。
日本でも金融庁による「日本版スチュワードシップコード」に「コンプライ・オア・エクスプレイン」とカタカナ表記されています。
金融庁「責任ある機関投資家の諸原則(日本版スチュワードシップコード)」
金融庁当該サイトURL: https://www.fsa.go.jp/news/r1/singi/20200324.html
https://www.fsa.go.jp/news/r1/singi/20200324/01.pdf
意味は、「決められたことに従うこと。それができないのであれば、できない理由を明確に説明せよ」。
たった三単語を使った英語でありながら、簡潔で、なにをいわんとしているのか、明快です。
“Comply”
“or”
“Explain.”
Complyという動詞とExplainという動詞があって、その間にはorがある。
命令形です。
“Comply.” ひとことだけであれば、「準拠せよ」「従え」。
“Explain.”ひとことだけであれば、「説明せよ」。そして、それらの間に「or」が挟まれているので、「さもなくば」。
学校の英語の授業で習いましたよね。覚えてますか?
“Comply or Explain.”
短い文章であるがゆえに、言葉の力を感じます。なにをいわんとするか。
「強制力があるんだよ、このコード(Code)には」。
そう、企業や機関投資家に告げているような響きがあります。
●”Comply or Explain”の発音
1) コンプ
2) (舌先を上前歯の裏側につけて)「LA」(ここが一番、音程が高い)
3) イ
4) オ
5) (舌の中央部分を奥に引くようなイメージで)「R」
6) イク
7) (母音なしで)「S」
8) プ
9) (舌先を上前歯の裏側につけて)「LE」(ここもほかよりも音程が高い)
10) イン
11) コンプ + 「LA」 + イオ + 「R」 + イク + 「S」 + プ + 「LE」 +イン
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