今日の記事では、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動・地球温暖化対策・環境CSR(企業の社会的責任)」等に特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、「カーボンニュートラル」と日本語でも呼ばれている”Carbon Neutral”について書いています。
<もくじ>
●【環境英語】Carbon Neutral
●”Carbon Neutral”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「Sustainability(持続可能性/サステナビリティ)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●【環境英語】Carbon Neutral-「カーボンニュートラル」
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環境化学に根差した言葉です。
さきの菅(すが)首相による所信表明演説でも「2050年までにカーボンニュートラル社会を目指す」と明言されました。
カーボンニュートラルとは平たい言葉で「GHGのプラマイゼロを目指す」ということだと私は理解しています。
GHGとは温室効果ガスのことです。
小山ケイ過去記事】【環境英語】温室効果ガス排出量ー”Greenhouse Gas emissions (GHGs)”
「カーボン (Carbon)」「ニュートラル (Neutral)」。読んで字のごとくです。
「カーボン」という二酸化炭素(温暖化ガスの指標)を「ニュートラル」という「中立・中性」の状態にさせる。
多くの地球市民や企業の究極の目標は「ゼロエミッション」ですが、それが完全にゼロ、になることはいまの段階では難しい。家庭をみても、排出ゼロのエアコンは存在しません。生ごみも出てしまう(回収後に燃やされるとGHGが出ます)。
究極的なことをいえば、人間をはじめ、動物も二酸化炭素を排出しています。
先日このブログで私が記事を書いた、「キャップ・アンド・トレード(Cap and Trade)」はカーボンニュートラル社会の第一歩だと思います。
小山ケイ過去記事】【環境英語】キャップ:アンド・トレード(京都議定書第17条「排出取引」)
「吸収分があるから排出してOK」ではない。だからこそ、ゼロエミッションを地球市民全体で最大目標に掲げているのです。
けれど、現実問題として上記のように一般家庭ですら「ゼロエミッション」はとても難しいのです。
だから、「限りなくゼロを目指してGHGの排出削減を努力しつつ、どうしてもできない部分を森林植林や科学技術などで吸収するようにしていく。吸収できるぐらいまでに削減する。
そして、「プラマイゼロ」にする。
環境省でもそのように掲げてあります。
●”Carbon Neutral”の発音
1) カーボ
2) (鼻に空気を抜くようにして)「N」
3) ニュー(ここが一番、音程が高い)
4) (母音なしで)「T」
5) (舌先を口腔内に軽く巻きながら)「Ra」
6) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「L」
7) カーボ + 「N」 + ニュー + 「T」 + 「Ra」 + 「L」
*6)の「L」は母音がつかないので聞き取りづらい音です。「カーボ(N)ニュー(T)ラ」みたいにきこえるかもしれません。
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