今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「Level the playing field」について書いています。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●小山ケイの翻訳コーパスから36 – ”Level the playing field” 「機会や条件を平等にする」
●”Level the playing field”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●小山ケイの翻訳コーパスから36 – Level the playing field
ビジネススクール出身者(MBAホールダー)や在学生のかたなら、日常的に耳にする英語だと思います。
“Level the playing field – 競技場を均す→ 機会や条件を平等にする。” ‐小山ケイ自身の翻訳コーパスからの引用。
“Level”で「(土地を)ならす」。
“playing field”で「競技場」。
経済誌や経済系のトーク番組などでもときおり目にしたり耳にしたりする言葉ですね。
“playing filed”はたしかに、団体競技の競技場という意味ですが、それを「機会や条件」を表す比喩として用いているところがビジネスの現場をよく物語っていると思います。笑
ビジネスという「競技」を楽しむ。
結果を出す。
「チーム」として他者と協働作業をする。
時にはぶつかることもある場。
勝者と敗者がいる場。
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例えば。
one on on meetingでアナリストが企業IR担当者に個別にインタビューするさい。
IR担当者も人間ですから、日ごろの付き合いや「うまがあう・あわない」によって相対した個々のアナリストへの好意の増減や表現方法が微妙ではあっても違うのはいたしかたないことです。
それが「心の中レベル」であったとしても。
「個人的にもお付き合いのあるなになにさんだわ」
「趣味も同じで先日も一緒に宝塚の舞台を見に行ったわ」
「ツーと言えばカーと言うノリの良さがあるわ」
それでも、自社の担当をするアナリストたちに提供する情報や機会は平等でなければならない。
なぜなら、彼らの後ろには「株主」という投資家たちがたくさんいるのだから。
その多くは、自社を支えてくれている人たち。
将来の株主もいるだろうけれど。
もちろん、インサイダー取引にも抵触してはいけない。
だから、IR担当者は心することになるのです。
“Level the playing field”(それぞれのアナリストに提供する情報や機会を平等にする)と。
●”Level the playing field”の発音。
1) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「Le」(ここが一番、音程が高い)
2) (上前歯で下唇を軽く噛んで)「Ve」
3) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「L」
4) (舌先を軽く噛みながら、「za」と言うように)「tha」
5) (Pの炸裂音をさせて)「P」
6) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「Lei」
7) 「NG」
8) (上前歯で下唇の内側を軽く噛んで)「Fi」(ここも、音程が高い)
9) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「L」
10) (母音なしで)「D」
11) 「Le」 + 「Ve」 + 「L」 + 「Tha」 + 「P」 + 「Lei」 + 「NG」 + 「Fi」 + 「L」 + 「D」