今日の記事では、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動・地球温暖化対策・環境CSR(企業の社会的責任)」等に特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、英国スコットランドで開催されている「COP26」における、日本政府のプレゼンスについて書いていきます。
<もくじ>
●<サステナビリティ>COP26における「日本」のプレゼンス (I just wanna say, “Where is the Japanese government ??? at COP26 in Glasgow, Scotland)
●”Kyoto Protocol”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「Sustainability(持続可能性/サステナビリティ)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は、下からご覧になれます。
●<サステナビリティ>COP26における「日本」のプレゼンス (I just wanna say, “Where is the Japanese government ??? at COP26 in Glasgow, Scotland)
COP26が英国スコットランドのグラスゴーで開催されてから数日が経ちました。
開催された当初から気づいてはいたのですが、「やはり日本のプレゼンスが低い」。
「日本」とはもちろん、日本政府のことです。
私は自身のブログで政治批判を展開したくはないのですが、NGOやNPOでサステナビリティ・気候変動問題に取り組んだり、企業のCSRやサステナビリティ部門、ESG運用部門で活躍する日本の人たちがたくさんいるなかで、「国際社会における日本政府の存在感の薄さ」がグラスゴーにいない私にも開催当初から感じられるのはとても悔しくてなりません。
京都議定書 (Kyoto Protocol) の議長国だったというのに。
時期が時期だった、と言われればたしかにそうかもしれない。
日本の政界が衆院選まっただなかのときにCOP26は初日を迎えました。
開催国の英国(私はあえて「スコットランド」とは言わない)のプレゼンスが大きいのは当然でしょう。英語が事実上の共通語としてはなされる会議で、Johnson首相が英語でスピーチする姿は、強いリーダーシップすら感じます。もちろん、通訳なし。nativeですから(笑)。「世界の共通語を作り上げた国のリーダー」というリーダーシップ。気候変動でもリーダーシップを発揮する意気込みは感じますが・・・。
さらに。
明確に他国を名指しして自分(自国)の意見を自分の言葉で述べる仏マクロン首相や米国バイデン大統領の姿は、日本以外の報道機関にも取りざたされました。
批判されたはずの中国 (China)すら、なぜかプレゼンスを感じる。大笑
「中国ぬきには効果が薄いよ」
「いや、そういわれても、うちは出ませんよ。頑(がん)として」
「岸田首相が最初から現地していたらもっと日本のプレゼンスは高まったのか?」
「根回し、なるものに執着したりしていなかったか?」
「やることをやっているはずなのに、なぜ「化石燃料をいつまでも使い続ける国=日本』の負の面ばかりでプレゼンスを感じさせてしまうのか?」
などなど、国際政治評論家でもない私でも評論したくなります。
私は以前、このブログで「政治的駆け引きに環境保護を利用するのはお門違い」と書いたことがあります。
けれど、COP26は政治の駆け引きがある程度見え隠れする国連 (United Nations) の気候変動対策会議。
だから、各国の政治家が参加している。
首脳を含めて。
この大きな国際舞台でプレゼンスを感じさせる国は、「イコール、気候変動対策に取り組んでいる国(環境保護にも積極的な国)」というイメージを、他国の政治家だけではなく一般の人や企業にも与えることができる。
サステナビリティに対して、翻訳会社というビジネスや翻訳者として長年関わってきた私は、こんなことを思いました。
★衆院選 > COP26 という図式が日本の政治にはあったのではないか?(時期をずらすことを検討できなかったのかどうか)。つまり、COP26をあなどっていなかったかどうか、ということ。
★日本の政治が事務処理能力にたけた「テクノクラート」ばかりで周辺を固めていないかどうか。
(安倍さんや菅(すが)さんが首相だったときの記者会見も、そっけない声の女性官僚が担当してましたよね。東●新社による接待問題(笑)でやめちゃったけど。あの女性のマイクを通した声を聴いていると、「この人、声の出し方とか自分の声が人に与える印象、モノの言い方、勉強してないな」と思いましたね。
おそらく顔に、笑顔もない。アタマのほうのお勉強はできる人だったのかもしれませんが)
→ 国際舞台ではある程度、「はったり」や「パフォーマンス」が上手な人間が注目されやすい。弁のたつ人も(バイデン大統領のような弁護士出身の政治家がいい例。ボディタッチのしかたも。賛否はあるとしても異文化・異人種のダイナミズムが渦巻く?米国らしいやりかただと思いました)。その分野の専門家にもこれからは力を借りる。
★「ゲーム理論」を利用する。→ これは以前、記事として書きました。
●”Kyoto Protocol”の発音。
1) キョゥ
2) 「Lo」(米国英語)→ あえて日本語の「京都 (KYO-TO)」にはしません。笑
3) (上下の唇を合わせて炸裂音を出して)「P」
4) (舌先を口腔内に軽く巻いて)「Ro」(ここが一番、音程が高い)
5) 「Lo」(米国英語)
6) コ
7) (母音なしで)「L」
8) キョゥ + 「Lo」 + 「P」 + 「Ro」 + 「Lo」 + コ + 「L」