(私が長年、寄付をしている「国境なき医師団 (Medecins Sans Frontieres)」が、ウクライナ (Ukraine) での活動を開始しています。下記サイトからは寄付も可能です。)
https://www.msf.or.jp/news/detail/headline/ukr20220302nt.html
You can donate for Ukraine through the above website of the Organization.
今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「良い翻訳者とは。翻訳者として生きていくには」ということについて書いていきます。
(おかげさまで、一日に1,000PV前後読んでいただけるブログに成長しました。このブログを推奨してくださったかたもいらっしゃる。ありがとうございます!)
<もくじ>
●翻訳者の能力10ー「人の心をつかむ」(食べて、祈って、仕事して)”Eat, Pray, and Work hard” as an excellent translator (lol).
●翻訳者が「人の心をつかむ」具体的な方法。
●翻訳者の能力ー「人の心をつかむ」(食べて、祈って、仕事して)”Eat, Pray, and Work hard” as an excellent translator (lol).
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今日のタイトルには、「これからの」という前置きがつきます。
これから第一級の翻訳者として仕事をするとき、ライバルは同業者ではない。
AIです。笑
Google翻訳もあります。
かれらに打ち勝って仕事を獲得するにはどうしたらいいか。
ひたすら人間としての能力を使うしかありません。
そのひとつが、「人の心をつかむ」ということ。
人の心をつかめる翻訳者は、次のような利点があります。
★クライアントに指名買いしてもらえる。
★クライアントが「なにか仕事作ってでもコヤマさんと仕事したい」と思ってくれる。
★多くの人が「コヤマさんと仕事したいからなにか仕事を作ろう」と思ってくれる。
★翻訳の内容そのものが、「人の心をつかめる」(原稿の分野によっては)。
一番最後の「利点」は、意訳が含まれることもあるので、すべての翻訳について当てはめられるわけではないのですが、クリエイティビティが発揮できるような分野においては有効だと私は思っています。
仕事の依頼だけではありません。
人の心をつかめる翻訳者は、一緒にいたいと思ってもらえるので、情報が集まってきやすい。
「一緒に食事しない?」
「こんど会わない?」
「どうしてるの?」
などなど、連絡をもらったり、声をかけてもらったり。
AIではなく、生身の人間であるコヤマさんに翻訳を頼みたい、と思ってもらうには。
Google翻訳でも済ませられるかもしれないけれど、やっぱり生身の人間であるコヤマさんに翻訳してもらいたい、と思ってもらうには。
自社でもできるかもしれないけれど、あえて外部の人に頼みたい、と思ってもらうには。
●翻訳者が「人の心をつかむ」具体的な方法。
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何度も書いていますが、「専門性がある」とか「技術力がある」というのは翻訳者として仕事をするうえでは大前提(納期を守る、などはそれ以前です)。
それにプラスして、
1) まめにやりとりする。
2) 自分もつねに情報を仕入れておく。
3) いっけん無駄と思えることにも興味を持つ。
4) いっけん無関係と思える集まりにも顔を出す。
5) 行動する。
6) 意見が求められる場面では意見を言う(たとえば、ビジネススクール)。
7) 人の心を読む(かゆいところに手が届く存在になる)。
8) 共感する。
9) 気の利いた言葉を人に投げかける。
10) できるだけ笑顔でいる。
11) できるだけ明るい心持でいる。
12) できるだけ元気でいる。
13) 人を応援する。
*7)から13)は翻訳者に限らず、「人に好かれる人間になる方法」「人が『ああ、一緒にいたいな』」と思ってくれやすい方法」、とも言えます。
暗い人よりは明るい人。
無表情の人よりは笑顔の人。
事務的なやりとりばかりの人よりは自分を鼓舞してくれる言葉を投げかけてくれる人。
14) 人に元気(情報)を与えるのだから、自分も元気であること。
よく食べ、よく遊び、よく学ぶ。
Eat, Pray, and Work hard!