今日は、環境CSRやサステナビリティの分野で使われる「ステークホルダー (stakeholders)」について書いています。先日、東京JR山手線内で観た、One Mediaさんの動画からインスピレーションを得ています。笑
昨日は下の記事を書きました。
●どんな人が自分の「ステークホルダー」だろうか。
先日、東京JR山手線に乗っていたところ、いつもOne Mediaさんが車内で配信している動画のサービスに、若い女性タレントさんとおぼしきかたの広告が流れてました。
インフルエンサーなのでしょうか、お名前がわからないのですが(ゆうこすさん、ではないです)、「メイクにもPDCAで、KPIもばっちり!」とのこと。いやぁ、おもしろい。PDCAもKPIもビジネス用語(経済・経営学用語)ですから。
すっかりインスピレーションを得ました。そこで今日は、そのかたに敬意を表して、「自分のステークホルダーについて考えてみよう!」というお題で書いてみたいと思います。
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ステークホルダー (stakeholders)とはもともと私が長年、専門分野としてきた「環境CSR」や「サステナビリティ(持続可能性)」などで言う、「とりまく利害関係者たち」です。
企業のステークホルダーは:
従業員
株主
取引先
サプライチェーン
協力者
NGO/NPO団体、
地域コミュニティ
など。
「Stakeholder boundary」といって、「どこまでをステークホルダーとみなすか」という課題も、国連の外郭団体のような世界的な組織で話されてきましたが、今日はステークホルダーそのものについて考えるのではなく、その意味や意義について、私たちの生活に当てはめてみたいと思います。
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「誰がステークホルダーか」を考える利点は、いろいろあります。
自分がだれによって支えてもらっているのか、わかること。そしてこれから、どんな人たちと生きていくのか。どんな人たちとビジネスすれば金銭的にも豊かになれるのか、見えてくることです。
ひとりのひとのステークホルダーにはどんな人がいるでしょうか。
【若い大学生の場合】
親
学校の先生
学校の守衛さんや関係者のひと
通学で利用する交通機関のひと
地域社会の人たち
友だち
部活の先輩
学食のおネエさん
親類
バイト先の社員や仲間
バイト先に買いに来るお客さん
彼氏・彼女
インターン先の会社の人
【結婚している会社員の場合】
自分の妻・夫、子ども(孫)
親や家族
夫・妻の親やその家族
会社関係者
組合
福利厚生の保養所のひと
地域社会
通勤で使う交通機関のひと
取引先
サプライチェーン
製品やサンプルを届けてくれる宅配業者
設備を清掃してくれるひと
会社のまわりのコミュニティ
上司・同僚・部下
会社内の部活やサークル関係の人
社食のおネエさんたち
学生時代の友人、先輩後輩
売店のおネエさんたち
社内の自販機をメンテしてくれる業者さん
ネスレサービスのひと
ドトールのコーヒーサービス(オフィス用)のひと
オフィスグリコで納品回収してくれるグリコ関係者
リコー・エプソンなどのコピー業者さん
サーバー・クラウド・コンサル関係のひと
情報セキュリティ関係のひと
監査法人さん
お昼になるとビルの1階でお弁当やシシカバブを出してくれるケータリングの人たち
トレーニングジムの人たち
ヨガの先生
エステ先のエステシャン
美容院の美容師さん
百貨店の美容部員さん
整体師さん
飲み屋のひと
入ってくる新卒の大学事務局(就活)担当者さん
など。
【ご主人はすでに他界された80歳以上の女性の場合】
ご家族(子どもさん、お孫さん、ご親戚)
ケアプラザの職員さん
趣味のサークルの仲間たち
通院している病院の先生や看護師さんたち
お寺のお坊さん
ご主人がわの甥姪などのご親戚
コンビニの店員さん
ドラッグストアの店員さん
ご主人が勤めていた会社関係の人
隣近所
町内会の人たち
マンションの管理人さん
税理士さん
公証人役場のひと
月に一回来てくれるハウスクリーニングの専門業者さん
オイシックスやCOOP、大地を守る会などの配食業者さん
郵便物や配送物を届けてくれる郵便局のひとや宅配業者さん
子どもたちが契約した「見守りサービス」の業者さん
時々通うカフェの店員さん
図書館の司書さん
市役所の窓口のひと
銀行の窓口のひと
年金事務所のひと
生まれ故郷の幼なじみ
などなど。
どうですか?たった3人のかたの例でも、それぞれのひとが、たくさんの人たちと日々、かかわって生きていることがお分かりになると思います。
「自分のステークホルダーは誰なんだろう?」を考えるのはおもしろいと思います。自分の生活や人生すらをも見えてきますので。
自分がしてもらったり、あるいは自分が何かをして差し上げたり、ということもあるでしょう。お給料をくれるところであったり、自分がお金を支払うところであったり。
あるいは年齢を重ねるほどに、ステークホルダーが自然と増える人は多いような気がします。人づきあいや自分の行動範囲というものに意識的に向き合わない限り。
今日は想像力を大いに駆使して(笑)、「誰が芸能人のステークホルダーだろうか」について考えてみようと思います!先日山手線でみた、あの「若いお姉さん(インフルエンサー)」とのコラボレーションのようなつもりで。PDCAを繰り返しつつ。
●芸能人やインフルエンサーにとってのステークホルダー (stakeholders)
事務所の社長
事務所の社員・マネジャー
事務所の仲間
税理士(個人で芸能活動しているのであれば)
ファン
自分が尊敬する先輩
仕事仲間
メイクさん
衣装さん
スタイリストさん
ドラマで知り合った脚本家さん
監督さん
作家さん
映画会社のひと
テレビ局のひと
ラジオ局のひと
友だち
彼氏・彼女
専属トレーナーさん
行きつけの飲食店のひと
フォロワー
PRを依頼してくる企業関係者
メンタルトレーニングしてくれる人
懇意にしている劇団の団員さんや劇作家さん
舞台関係者さん
マンションの管理人さん
知らない世界を教えてくれる違う世界のひと
踊りの先生
ダンスの先生
バレエの先生
芝居の先生
ボイトレの先生
レコーディングスタジオのひと
レコード会社のひと
作詞家・作曲家
ミュージシャン
写真家
出版社のひと
親兄弟
妻・夫、子ども
取材で知り合った一般人
ジムのひと
ヨガの先生
動画会社のひと
異業種で世代のちがう友人たち
学生時代の友だち
ママ友(パパ友)
地域コミュニティ
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著名な人になればなるほど、ステークホルダーは増えていくと思います。自分が知らなくても相手はアナタを「よく知ってます!」と声をかけてくる。
まったく見ず知らずの人から「お金貸してください!今日食べるものがもうありません」とか「彼氏との間に子どもができてどうしようか迷ってます」とか「私とあなたは前世で夫婦でした」とか相談されても、芸能人やインフルエンサーの人には「?」でしょう。
でも相談したほうはきっと、「私がよーく知ってる芸能人・インフルエンサーの●●さんに相談している」と思うんじゃないかな。だからときどき事件が起きる。John Lennonにしてもそう。Tom Waitsにしてもそう。Jody Fosterにしてもそう。 Madonnaにしてもそう。
知り合いの知り合いの知り合いの知り合い、みたいな人も声をかけてくるかもしれない。だから、「ステークホルダー・バウンダリーをどこまでにするか」はきっと、芸能人・インフルエンサーのひとにとってはいちどしっかり、考える必要があることかもしれません。意識的に。客観的に。そして冷静に。
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Negativeなパワーだけではなく、Positiveなパワーを与えてくれるステークホルダーもいますよね。むしろそちらのほうが多いかもしれない。自分の仕事や表現がますます、質が高くなり、ひとびとの共感を呼ぶ、世界的なクリエイターとなるために力を貸してくださるかたたち。直接・間接的に。
一生懸命応援してくれる多くのファンはきっと、芸能人のかたやインフルエンサーの生きる支えにすらなってることがあるかもしれないですね。
私があげた「ステークホルダー」はpositiveなパワーをくれる人たちばかりのつもりです。
現在、芸能人・インフルエンサーのかたはもちろんのこと、インフルエンサーになろうとしているかたや社会でいわゆる「著名人」となるであろうかたはぜひ、「ステークホルダー」というものについて、考えてみてくださいね。
●まとめ
もともと「ステークホルダー(stakeholders)」とは、「利害関係者」と日本では和訳されて、環境CSRやサステナビリティを研究する場で使われてきました。私は長年、この分野を専門としています。
でも今日は、One Mediaさんの動画にでてらした若きインフルエンサーさんにインスピレーションをもらって、「誰が自分のステークホルダーを考えるのは、意外とおもしろいし、役立つことかもしれない」とひらめきました。
一般人の大学生であっても、ビジネスパーソンであっても、高齢者であっても、ステークホルダーはいます。そして、芸能人やインフルエンサーのかたにも。
「利害関係」と訳してしまうと寒々としますが、「お互いに影響しあっている人」とか「いいエネルギー・パワーを交換しあっている人」としたらどうでしょう、なんだかクリエイティブなワクワクすることがその人たちとできそうな気がしてきませんか?
なにかの待ち時間や頭を使いたいときなどに、「自分のステークホルダー」についてかんがえてみてくださいね!クリエイティブな人生のために(#^.^#)
“どんな人が自分の「ステークホルダー (stakeholders)」だろうか。One Mediaさんの動画広告を見ながら考えた。” への4件の返信
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