「リズム感」を体得していく。3つ。

先日から、「リズム感はあらゆることにおいて大切です」と書き始めました。今日は、実際にリズム感を体得していくことついて書いていきます

このテーマについてさいしょに書き始めた記事はこちらです。↓

昨日はこちらの記事を書きました。

●リズム感を体得していく。3つ。

あれ・・・・UFOみたいなものが映ってる???笑 飛行機かな・・・ photo by Kay Koyama in Shibuya, Tokyo

 

1) メトロノームを使ってみる。

2) 好きなもので挑戦してみる。

3) 自分の好きな曲のリズムを表現してみる。

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●メトロノームを使ってみる。

サントリーホール

メトロノームとの出会いは、私が6歳でピアノを習い始めたときでした。ふりこの原理を利用した三角形の形状のねじ式です。学生時代にオーケストラ部(青山学院管弦楽団)で打楽器を担当していたときも、基礎練習でメトロームは必需品でしたが、そのときは電子式でした。

振り子タイプのねじ式のものはねじが切れかかると不規則なリズムになりますし、電子式のものは電池が切れかかると動かなくなります。それでも、かなりの一定期間、それらはいたって正確なテンポを「カチッカチ」と鳴らしてくれます。

わたしを含めたドラマーや打楽器奏者はメトロノームに合わせて基礎練習します。それは打楽器奏者の重要な役割の一つが、「正確なリズムを刻む」ということだからです。それはどんな曲でもそうです。

激しいハードロックの曲でも、ドラマーは正確にリズムを刻むことが第一の役割です。パフォーマンスとして激しく、髪を振り乱して、「力任せに打っている」ように見せていますが(笑)、そんなときでも一流のドラマーはちゃんと「楽器を鳴らしながら」正確なビートをたたいています。耳をドラマーの音に集中させると、わかりますよ。力任せに打ってるドラマーのドラムは、楽器が鳴ってませんし、ビートがめちゃくちゃ。

メトロノームに合わせてひたすら、「ワンツースリーフォー」とバチを打ち続けていると、自分のなかに正確なリズム感が感覚としてとらえられるようになります。もちろん、そうなるようなフォームもしっかり、鏡を見てチェックしながら練習しているのですが。

それができるようになってはじめて、わざとためるタイミングもわかってきますし、音符では表せない、「ニュアンスや感情を込めた音」が表現できるようになります。

ちなみに、ピアノはカテゴリーとしては「打楽器」に含まれます。

打楽器奏者にとってメトロノームは必需品、だと書きましたが、一般の人でもメトロノームに合わせて正確なリズムが取れる練習をする利点はいくつかあります。

★音楽だけではなく、歩くことやスポーツ、家事、仕事など、あらゆることに「リズム感」を応用できるようになる。

★リズムが刻めるようになると、それ自体に楽しさが見いだされるようになる。

★「音」そのものに敏感になれる。耳(音感)が良くなる。

バチで正確なリズムが刻めるようになるには相当の日数、年数、練習量が求められますが、「手拍子」ならどうでしょうか。足でカウントしてもいい。クラシック音楽の演奏後に指揮者が名指しする各演奏者を聴衆が拍手する際、奏者たちは足で一緒に「拍手(拍足?笑)」することがあります。

●好きなもので挑戦してみる。

私はドラマー・打楽器奏者としてリズム感を身につけましたが、楽器だけではなく、たとえばジャズダンスやHipHopなどのダンスもリズム感が基本だと思います。

スポーツでもチームワークが重んじられる球技はリズム感が求められる、と私が試合をみているかぎりは感じます。

ものごとには基礎練習がある、ということは以前、このブログで書きました。楽器もそうですし、ダンスもそう、スポーツもそうですよね。そして、ゲームも。

渋谷の地下街にて。

リズム感を身につけることを目標にする場合、ご自身が興味を感じるもので基礎練習をしてみることを私はおすすめしたいです。

それを習い始めるのもいいでしょうし、本屋で売っているその分野の基礎練習に関する書籍を買ってもいいでしょう。

ゲームでもたくさん、リズム感はやしなわれますよね。ゲームセンターの太鼓もしかり、DDRもしかり、wiiもしかり、PSもしかり。

好きなものからぜひリズムに触れてみてください。

●自分の好きな曲で表現してみる。

表現方法は、上記のとおり、楽器だけではなく、ダンスやスポーツ、ゲームもあります。ペインティング、なんていうかたもおられるかもしれない。

大切なことは、自分が曲に合わせて気持ちよく「表現できること」。

曲に合わせて体を動かしたり、運動したり、ストレッチしたり、ゲームをしたり、大きなキャンバスに向かって自由に筆を動かしたり。

あまり音楽になじみがない、というかたもおられるでしょう。そういうかたにおすすめなのは、テレビコマーシャルやドラマでかかる曲がまとめて入ったCDを購入したり、好きな映画やゲームのサウンドトラックを利用したり、好きなYouTubersが BGMとして流している曲を聴いてみることです。

無音で動画をアップしているYouTubersはあまりいません。効果音を含めて、なにかしら「音」を利用している。それだけ人間が「音」のあることに慣れているということなのかもしれませんね(きいたところでは、テレビ番組やCMでは無音の状態は何秒以下がいい、といわれているとか)

多くの方が、ご自分のリズム感に目覚められますよう。魂が喜ぶことですからね。

人生のなかで日々、リズムを感じることは。