英会話を上達させるために、「この人!」という著名なネイティブを師匠にする。

Q) 学校では教えてくれないような、究極の「英会話上達のこつ」を知りたいです。

小山ケイの回答)著名なネイティブを師匠に選びましょう。

今日の記事では、英会話を上達させるコツのひとつとして、「語彙の豊富なネイティブを師匠にする」ということについて書いています。このカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」では前回、下の記事を書きました。

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●英会話を上達させるコツのひとつは、「この人!と自分が好きでたまらない人や入れ込んでいる著名なネイティブを『師匠』にすること」。

Are you lost in translation in Tokyo?
(Location area of “Lost in Translation” in 2003)

このブログでは、英会話をはじめとする外国語の会話上達のためにコツとしていろいろなことを取り上げました。

今日はもうひとつのコツとして、「『この人!』という著名人のネイティブを師匠にする」ということについて書きます。

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私には何人かの「この人!」という自分の師匠に選んだ英語ネイティブがいます。全員エンタメの人ですが(笑)かれらの特徴をあげてみると、

語彙が豊富。知的で、ビジネスやエンタメ界の重鎮のような存在です。彼らが出ている映画がテレビドラマ、雑誌、あるいは彼らの作った音楽は「師匠のものだ」と私は思いながら「守破離(しゅはり)」で触れています。

*守破離についてはこのブログで以前、取り上げました。一番下に、リンクをはっておきます。

私もこれらの「師匠」の存在に気づいたのはかなり大人になってからです。なので、社会人となってかなりたっているかたにはお分かりいただけるかもしれませんが、若い子でも、自分の好きなアーティストやYouTubersを師匠に選んでよいと思います。

TwitterやYouTubeのフォロワー数が天文学的なInfluencerもいます。

大切なことは、「選んだ師匠のことはとことん、勉強させてもらう」

横浜港

★「師匠」を持つ利点

上記のとおり、その人がでている作品や雑誌等はなんの苦労もなく理解しようとします。それも楽しく。

私が好きなある英語圏の俳優さんは朗読もされているのですが、電車の中のような立っているときや耳だけが自由になるような状態のときに、私はそのかたの朗読をなんの苦も無く聞いています。

わからない言葉が出てきたら調べますし、その朗読のもとになっている作家や詩人の作品を取り寄せて、文字で確認したりもします。そうすると、その作家や詩人の書いたものも読むことになるので、興味がどんどん広がっていきます。

言葉も覚えますし、発音も自然に身に付く。

横浜港

★著名人を師匠に選ぶ理由

ありがたいことにいまの時代、ネットには著名人の情報がたくさんあふれています。国境の垣根も「フラット化」しつつあるなか、その人の情報や作品、写真など、日本にいながらにして手に入ります。

★師匠の魅力について考えてみる。

人をひきつけてやまないところがあるはずです。若いインフルエンサーであれば、オリジナルな表現があるとか、アーティストであればファンクする感じとか声質が好きとか言葉をリズムに乗せるのがうまいとかダンスがうまいとか。その魅力をとことん追求していきます。

それにより、いつのまにか英語(あるいは外国語)で書かれた情報を目にしているはずです。

ビジネスパーソンでももちろんいい。Steve Jobsを尊敬しているひとは私をふくめてたくさんいますが、黒いタートルネックとジーンズというトレードマークもすでにJobsの魅力の一部と化しているし(笑)、ビジネスパーソンとしてだけではなく、プレゼンテーター、表現者、思想家、そしてアーティストとしてもとにかく「cool」

Apple productsが”cool”であるように。

まずはひとり、「師匠」を選んでみましょう!

●では、恥ずかしながら私の師匠をひとりご紹介(#^.^#)。

ブログで何度か触れたのでお気づきの方もおられるかもしれません。私は現在、米国テレビドラマBlacklistで主演をつとめているJames Spaderの長年のファンなのです。

きづけばもう、かれこれ30年くらい・・・!!

若い子がいまのJames Spaderを見たら、ただのおやじさん、かもしれないけれど、若かりし頃のJamesはそれはそれはかっこよかったのですよ。

育ちのよさがにじみ出ていて(ボストン生まれで両親は学校の先生だそうです)悪役やっても、育ちの良いワル、コミカルな役やっても、知的な感じ。

なにしろ、芝居がうまいから私もすんなり師匠の役柄に感情移入できます。(師匠は20代のときに、その若さでカンヌ主演男優賞を受賞しています)

「James師匠」からどれほどたくさんの英語を学んだことか。食い入るようにそれぞれの映画を見ながら、一緒にセリフを言ってみたり。「セックスと嘘とビデオテープ」なんてほとんど全部、セリフが言えます。

シンディ・ローパーの「Time After Time」PVでシンディが昔のマリーネの映画を見ながら役者さんと一緒にソラでセリフを言うシーンがオープニングにあります。感情こめながら。まさにあんな感じです)

★★★★★Quoting from the official YouTube PV of Cyndi Lauper★★★★★

いまは私はNetflixBlacklistを楽しく観ています。もちろん、字幕なしです~。師匠のBostonian Englishをじっくり聴いていたいし、あの人を食ったような(そしてばんばん人を殺してしまう)主人公Redingtonを荒唐無稽な設定であるにもかかわらず(大笑)説得力を持って演じているところがとにかく、さすがだなぁと。

朗々としたセリフ回しとか、少し小首をかしげて話す役づくりとか、表情とか。

師匠のシーンを見ていると、「あ、私ってばいつのまにか師匠の英語、母国語のように聴いてるわ」という感覚になります。

Thanks my English teacher, JS.

 

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