Greenwash「環境配慮をしているように装うこと。笑」ー小山ケイの翻訳コーパスから127

Greenwash

母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、自身の翻訳コーパスから書いていきます。

私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。

<もくじ>
●”Greenwash”「環境配慮をしているように装うこと。笑」ー小山ケイの翻訳コーパスから127
●”Greenwash”の発音。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記記事は「英語(潜在意識をみかたにつけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。

●Greenwash「環境配慮をしているように装うこと。笑」ー小山ケイの翻訳コーパスから127

横浜港

SDGsウォッシュの記事にも書きましたが、英語で「なになにwash」はネガティブな意味で使われることが多い表現です。

いちばんよくつかわれる表現はおそらく、“Whitewash.”

ハリウッド映画(あるいはBroadwayの芝居でも?)で、ストーリー上にはその必然性がなかったりもともとアジア系やアフリカ系などの登場人物であるはずの出演者が、北米の白人俳優やヨーロッパの俳優ばかりで固められることを意味しています。

英語で”Whitewash”は、漆喰(しっくい)を意味しています。

壁の表面を塗る漆喰。

その字面(じづら)と意味(表面を飾る、整える。”White”に)から、上記のように ”Whitewash”は揶揄と批判を込めた転用がされはじめたとも言えます。

それが次第に、「なになにwash」で「うわべばかり飾ったマユツバもの」を意味するときに造語がなされるようになった。

SDGs-washしかり。

そして、Greenwashしかり。

”Greenwash – 環境配慮をしているように装うこと。笑” ー 小山ケイ本人の翻訳コーパスからの引用。

“White”といういろの部分がGreenというべつの色に変わるのもゴロが良くてていい。

●Greenwashの発音。

小山ケイ直筆の英文

1) 「G」

2) 「Ri」(伸ばし気味で)

3) 「N」

4) ウォッ

5) (シュ、と言うつもりで息だけ吐きながら)「Sh」

6) 「G」 + 「Ri」 + 「N」 + ウォッ + 「Sh」