今日の記事では、「上座の座布団」と私が呼ぶ、コミュニケーションにおける「比喩」について書いています。
<もくじ>
●どっかり座りっぱなしはご法度。「上座の座布団」。コミュニケーションにて。
●英語の場合の「上座の座布団」を差し出してもらえたら。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで人生ドリルシリーズとして書きました。同じカテゴリーで書いた前回の記事は下からご覧になれます。
●どっかり座りっぱなしはご法度。「上座の座布団」。コミュニケーションにて。
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私の言う「上座の座布団」とは次の場合の「比喩」。
★コミュニケーションにおいて、相手が話しやすい話題を振ってくれること。
★英語をはじめとする語学において、nativesが外国人に対して、ゆっくりと、わかりやすい言葉を選んで話してくれたり、質問してくれたりすること。
★相手が持ち上げてくれたり、褒めてくれたりすること。
こうした上座の座布団を差し出してくれるかたは人としてできたかただと私は思います。
だからこそこの「上座」は当然のものではない。
上座の座布団を差し出してくれる人はこんな人。
◆その人と話していると心地よい。
◆程よい相槌を打ってくれる。
◆気づけば、相手よりも自分のほうがたくさん、「自分のことをべらべらと話している」。
◆コミュニケーションの間じゅう、相手には爽やかで清潔感のある「笑顔」がある。笑
◆「うんうん」と楽しそうに聴いてくれている。
上座の座布団を差し出してくれる人には感謝と愛を!
よりよいコミュニケーションがお互いにもたらされるように。
●英語の場合の「上座の座布団」を差し出してもらえたら。
日本人の英語に慣れているnativesや外国人が外国語を話すことにどれほど苦労するかよくわかっているnativesは、さりげなく「上座の座布団」を差し出してくれます。私も出してもらった経験があります。
◆滑舌よく、ゆっくりと話してくれる。
◆わかりやすい言葉を選んで話してくれる。
◆スラングは使わない。
◆nativesレベルのジョークも言わない。まわりが言えば、「こういうことだよ」と教えてくれる(耳打ち)。
nativesとの会話に慣れていないうちは、その上座の座布団の存在にすらなかなか気づけないかもしれません。そういうときこそ、要注意です。
知ったような英語を使って大仰に話したりするのではなく、自分が確実に使える(意味を分かっていたり発音がしっかりしていたりする)言葉を使って返答するのがいい。そしてこう言いましょう。
Thank you (for your heart/kindness/spirit)!
上座の座布団を差し出してくれても、やっぱり英語の内容が良くわからない、ということはもちろん、あります。そのときは聞き返せばいいのです。
私は外国人と接してそのときに経験しました。
日本語(あるいは英語)をよく介さないのに、なぜかそれを「よくわからないのでもう一度言っていただけますか? (Can you say one more time, please?)」と聞かずに、「うん」だの「Yes」だのとぶっきらぼうに答えるのがいるのです。
WhatやHow、「どうしますか?」「どこにいきたいですか?」など、Yes/No、はい・いいえで答える質問ではないというのに。爆
なーんか気分悪ぃ、と思ってしまうのです。そういうとき。
こっちは上座の座布団を差し出しているつもりだからかもしれないですね。
つまり、語学における「上座の座布団」とは次のようなことなのです。
★手加減。
★配慮。
★心遣い。
★相手の立場を想像。
★相手の能力を考慮。
★母国語に対する感度。
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“小山ケイの人生ドリル56-どっかり座らずにまずはお礼を。人様から差し出していただいた「上座の座布団」Say thank you first if you are presented a comfortable zabuton for a highest ranking seat (I’m talkin’ about “metaphor” in Japanese lol)” への3件の返信
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