Target
今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、Wall Street journalの記事から取り上げて書いていきます。
<もくじ>
●米国小売「Target」 – 過剰増加が物語るもの。- Wall Street Journal 2022/06/08から(署名はMs. Jinjoo Lee)
●Targetの在庫問題から思ったこと(小山ケイ)
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●米国小売「Target」- 過剰在庫が物語るもの。- Wall Street Journal 2022/06/08から(署名はMs. Jinjoo Lee)。
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署名は、Ms. Jinjoo Lee.
https://www.wsj.com/articles/target-inventory-warning-portends-retail-bloodbath-11654619282?mod=djemHeardEUH
「”Target”の在庫問題 (Target’s inventory problem)」が予想以上に悪い、とMs.Leeの記事にあります。
思いのほか在庫が過剰となり、当社の第二四半期の営業利益は、3週間前にguidanceで発表した4%強から半数以下の2%に下方修正したそう。
「夏には大量値引きと発注キャンセルを実施するはず」とMs. Lee。
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Targetと言えば、私の中では、ヨドバシカメラやヤマダ電機、ビックカメラから、日本的な「世界でも指折りの最新機器」をとっぱらって(笑)、手ごろな値段で (Made in 米国国外)電化製品を販売する一方、ローラ・アシュレイやキャス・キッドソン(破産)もどきの家具や寝具を取り扱っている小売、というイメージです。
着の身着のまま米国に移住してきたその日には、すぐに「米国生活」が送れる。
だって、そのほとんどを提供してくれる小売があるから。
安価な値段で。
私がそう、米国のイメージを持つに至ったきっかけのひとつがTargetの取扱商品である、ということにいま、気づきますね。
“Far From Target”のタイトルには思わず笑いました。
そのすぐ下には、2019年度から2022年度にまでわたる、Targetの各四半期ごとの営業利益が棒グラフにして表されています。Targetが”Long-term goal(長期目標)とする営業利益がそれぞれの棒グラフを貫いて点線で表されている。
「8%」
これが、TargetのTarget(目標数値)です。
(こういうところに、米国ジャーナリストのクリエイティビティをよく感じます)
2%は8%の目標数値にほどとおい。
だから、”Far From Target.”
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【Targetの在庫問題が物語ること】
1) 消費者動向、とくにコロナ禍 (Pandemic)において ーの予想は難しい。
2) 1)を踏まえて。生活形態の変化(在宅、趣味の変化、仕事そのものの変化)
3) 主戦場がオンラインに移ることによる、競合の国際化(米国内の小売のみではない)
4) いわゆる「プロダクトアウト」よりも「ジャストインタイム (JIM)」があらゆる分野で効く?(仮説)
5) 「ものをもたない世代」「ものをもたない価値観」
6) 薄利多売。結果として。営業利益が2%なので。
7) 悪循環に陥る可能性。→ 「売れ残る」「ディスカウントして処分」「営業利益が限りなく0%に近づく」
8) 米国社会の価値観の変化・・・?→ 「大量生産大量消費」の時代から「サステナビリティ」「ものを持たない世代の台頭」「シェア世代の台頭」「One and onlyを尊ぶ(セルフィーもその表現方法に含めて)」の時代へ。
●Targetの在庫問題から思ったこと(小山ケイ)
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★Target=食料品店、という記憶はない。
→ 記事にもそう触れられていて「やはり」と思いました。
コロナ禍で一般消費者が買い求めたのはなにより、食料品と日用品(消耗品)です。
それらを「しっかり」、取り扱っているWalMartやCostcoでは、売り上げのほぼ半数をそれらで売り上げているとのこと(Ms. Lee)。
*「しっかり」 = 鮮度管理、流通網の確保、生産者の確保、R&D、
★消耗品と比べてTargetの商材は回転率が低い。
→ よって、在庫として長期にわたって管理されることとなりやすい。
→ 管理費、倉庫、税金、等等。
→ 長期管理による経年ダメージで廃棄処理の危険性あり。
★Target = 路面店、のイメージ。オンラインではない。
→ Lee女史の記事でも、「オンラインショップで家具を販売する競合よりも営業利益がさらに悪くなる可能性」が触れられています。
→ コロナ禍で、消費者はネットショップをまだまだ利用。
→ アウトドア商材もコロナの動向を見極めて利用(消費者が)。
★Targetが取り扱う商品は、大型のものが多い。
→ キングサイズベッド、大型テレビ、アウトドア商品、家具、大量の日用品(28ロールのトイレットペーパー等)
→ 「在庫」として保管されるのであれば、その大きさの敷地と倉庫が必要(設備投資)。
●”Target” as a retail company (infomation)
Corporate website: http://www.target.com/
Headquarters: ミネソタ州ミネアポリス
Logomark: 赤い二重丸 → これが”Target”(的)を表してますね。
Established: 1902年創業
NYSEへ上場しています。https://www.nyse.com/quote/XNYS:TGT
(6月10日現在、154.55ドルで終値をつけています)
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“米国小売「Target」- 過剰在庫が物語るもの。- Wall Street Journal 2022/06/08から(署名はMs. Jinjoo Lee)。” への14件の返信
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