今日の記事では、英語の文法はいわゆる「トリセツ」であるということについて書いています。
このカテゴリー「英語(潜在意識をみかたにつけて)」で昨日は下の記事を書きました。
(我が母校青山学院の駅伝チームOB森田くん、下田くん、一色くん、林くん等々が就職したGMO社です!)
●私が「英語(語学)の文法はトリセツである」と思うわけ。
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英語の勉強でよく聞くのが、「文法の勉強がいやだ」という話です。たしかに、「むかし学生」だった多くのビジネスパーソンにとって、英語の窓口は文法の授業だったはずですし、よくわからないうちからネイティブでも知らないような高度なことをさんざんつめこまれてうんざりしたかもしれません。
でも私がいま考えてみると、文法ってマニュアルだなぁと思います。いまふうにいうとトリセツ。
むちゃくちゃアカデミックなのですが、ある程度のレベルになると、文法ってふとしたときに確認する解説書のような役割をはたしてくれます。
SVOCだからこの場合、Cがいるよね、とか、Sは三人称単数現在なんだから、動詞にsつけとかなきゃとか、主語は複数形だから動詞にsはいらないね、とか。
といってももちろん、これは「英作文」と「長文読解」のときということですが。会話のときは文法なんて考えてませんので・・・。
習い始めが文法、というのも考え物ではありますが、役に立ってくれることも事実なのです。英語の文法ってなかなかに合理的でよくできていて、以前もお話しましたが、数学の論理性に根差しているようなところがあります。だから、理数が好きな人はわりと、英語の文法問題を好んだりしますよね。
昔いやだなあぁ、と思いながら授業を受けてらしたビジネスパーソンのかた。いまこそビジネスのために文法を思い出してみてください(^_-)。トリセツですから。
●たとえば、こんな感じで。
私が感じる「英語のトリセツ」をすこし、リスト化してみます。
★「主語」がある。
省略されることは少なく、また日本語のように相手によって主語が変わったりしない。
★いつの話か?
★「主語」と「いつの話か?」で動詞の形が決まる。
★「主語」がくれば次は「動詞(be動詞も)」。
★その動詞にはOがいるか?Cは?
まるまる暗記すればよし。それが突然、ひっくりかえされることはないのだから。
★「すごいきれい」のようには言えない。
形容詞を修飾できるのは副詞。形容詞で形容詞は修飾できない。
「すごく(副詞)きれい(形容詞)」が正しい。英語でも。
★3つ以上のものを並べるときは、さいごにand.
A, B, C, and D (A, B, C and D).
★セミコロンは文章。コロンはモノ。
Sentence A; however, sentence B.
Sentence C: D, E, F, and G, respectively.
★過去分詞は覚えるしかない。暗記。
teach→ taught
take →taken
break →broken
★Yesにつくのは肯定文。Noにつくのは否定文。
●文法が頭に入ってると、長文もトリセツを参照して理解できる。
ものすごーくながい英文にお目にかかることがありますよね。でも、主語はひとつです。andやhowever, althoughなどで違うsentenceに切りかわったりしない限り。
文法が頭に入ってると、長文を読みながら、主語を見つけて、そこから次に動詞を見つける。いつの話か?がわかると、過去形になっている動詞を見つけられたり、現在完了形、過去完了形が見つけられたりする。
動詞がたくさんあるようにみえるときは、thatや関係代名詞の中にある動詞だったりします。
いきなり過去分詞形が現れた場合は、形容詞として使っていたり。
その動詞がOをとることがわかっていれば、Oも探せます。
三人称単数現在の主語なのに、動詞が過去分詞形だと思ったときは、形容詞として使っていたり、あるいははるか遠いところに動詞があったりしますよ。
She, as a talented singer and active YouTuber uploading videos everyday, sings the new song, “My Beautiful Life.”
主語はSheで動詞はsingsというぐあいです。すべてはトリセツどおりです。
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●まとめ
今日は「英語の文法は英語のトリセツである」ということについて書きました。トリセツを理解しておくと、あとあと応用が利きますし、なにかあったときに立ち戻る原点のような存在となります。
短期間でトリセツを理解することは難しいですが、時間をかけて、「へぇそうなんだ」という発見と気持ちを大切に、勉強していってください。大丈夫、役に立ちます。ネイティブにすら教えてあげられる機会があるかもしれませんよ。
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