今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再度、母校の青学(大学院)へ入ってMBAを取得した私・小山ケイが、「大学入試共通テスト1週間前にする『3つのこと』(英語の科目のために)」について書いていきます。
<もくじ>
●共通テストはちょうど1週間後。3つのことをやってみようか。英語の試験のために。
●これまで自分が作ってきた単語帳やノートの徹底的な復習をする。
●これまで聴いてきた「nativesの声」を復習する。
●イメージトレーニングをする。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●共通テストはちょうど1週間後。「英語」テストに向けて「3つ」のことをやってみようか。
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本年度から新たに始まる大学受験のための「共通テスト」がいよいよ来週1月16日からですね。
赤本も過去モンもないなかで不安を抱えている学生さんもおられるかもしれません。
とくに英語は「大幅に変わって以前とは勝手が違う」(日経新聞記者25歳の体験記より)らしい。
日本の高校を卒業して「英語がうまくなりたい」との思いを抱えて「英語の青学」へ入学し、その青学から青学が交換留学制度を持っているアメリカの四年生大学に正規留学し、帰国後も紆余曲折を経ながら英語の翻訳者の道を進んでいまはプロとして英語に関わっている私から、「私ならこの時期、たぶんこんなことをすると思う」ということを書いていきますね。
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3つの「私ならすること」。
1) これまで自分で作ってきた単語帳やノートの徹底的な復習。
2) これまで聴いてきた「nativesの声」の復習。
3) イメージトレーニング
では詳細を説明します。
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●これまで自分が作ってきた単語帳やノートの徹底的な復習をする。
共通テストという大きなテストまであと1週間。
こういう時期に、私なら新しいことはあまりやらないです。
理由は2つ。
i) 自分が不安になるだけだから。
ii) 英語は1週間という短い期間では「即戦力」とはなりづらいから。
1週間という短い期間を最大限、有効に使うためには、私ならこれまで自分が一生懸命作ってきたものを徹底的に見返す作業をします。
自分がこれまで作ってきた単語帳やノートは、自分が大切だと思ったから書きつけたものが多いはずです。
重要ポイントやエキスのようなものが凝縮されている。
そしてそこには、自分の感情や自分の思い入れもある。
だから、自分を信じるための作業ともいえるのです。
この1週間の期間は、共通テストという80分間の本番のテストで言えば「試験終了まであと10分」と同じです。ここでもがいても英語という科目に関しては「身につくことはあまりない」。
テストの規模が大きいからです。
試験10分前には自分が解いた回答を丁寧に見返す時間。
テストまで1週間という期間も丁寧に見返す期間。
新しいことはうんと初めのほうにやったほうがいい。
テストの直前ではなく。
●これまで聴いてきた「nativesの声」を復習する。
これも1)と同じく、1週間という短い期間において、新しいことをするのではなく、これまで聴いてきたnativesの声をリスニングのためにあらためて聞き直すということです。
私は青学でオーケストラ部の部員として何度となく大きなコンサート会場で演奏活動をしていました。その時の経験からも、「本番1週間前は、これまでやってきたことを徹底的に見直す週」だと学びました。
「本番」というものがあるもの、とくに試験はどうしても直前まで、新しいことをやっておきたくなります。
あたらしいことを知識や情報として自分の中に仕込むために。
でも、これはあまり効率的なやりかたではない。
1週間という短い期間をみのりあるものにするには、いま、すでに自分が持てるものを自分の潜在意識の中に落とし込むことに費やす。
私がこのブログで時々触れる、「ゼロからイチにするのは並々ならぬ力が必要だけれど、すでにイチになった状態からそれ以上に押し上げる力はそれよりも簡単」ということ。
新しことを仕込むことはゼロからイチにすることであり、すでに何度も聴いてきたnativesの教材を何度も聴きなおすことはイチからさらに上を目指すことに匹敵します。
さらに。
試験は「本番」という魔物がでやすい、イレギュラーな状態です。
ここに、自分の持てる最大限の力を発揮する。
小山ケイ過去記事】80分という英語の共通テストを神がかったパフォーマンスにする。
マラソンや駅伝でいうピーキングだと思います。
しかも、できれば本番は、練習以上に120%の力を発揮させる。
それが練習の成果ということであり、私が上記の過去記事で書いた、「神がかったパフォーマンス」ということです。
練習中は最高のタイムが出ても、それを本番にもってこられないなら力を発揮できていないことになります。
本番にピーキングを持ってくるためには、直前1週間はひたすら、自分を確認する作業にあてること。
★確認
これまで聴いてきたnativesの言っていることがちゃんと理解できているか。
→ たとえば教材に選んだ音声や、NHKのラジオ講座などで録音したnativesの声、YouTubeで「後で観る」に保存してあるCNNやABCなどのアンカーパーソンの声など。
注意】海外ミュージシャンの音楽を「教材」に選んできた場合、この1週間はできればそれは聴かないほうがいい。
“No music. No life.”で青春を突っ走ってきた私(大笑)の経験ですが、試験直前まで大好きな音楽を聴いていると、試験当日は自分の頭と耳の中でその音楽がずーっと鳴りっぱなし。
試験の回答どころじゃなくなるから、それはやめたほうがいいよ。
「サインコサインタンジェント」と唱えながら、頭のなかではエレキがガシャガシャ、ドラムがドンドン。
★スピーカーマーク
Googleの翻訳サイトにあるスピーカーマークで発音を確認。
★集中的に。
あらたに過去モンやその他の問題集を聴いたりしない。分からないとき、焦ることに時間とエネルギーをかけるばかりだから。
そうではなく、「確実に聞き取れる音や言葉」を1週間で集中的に定着させる。
「(よっ)しゃー」と思いながら。
●イメージトレーニングをする。
ものごとの多くはメンタルなことに左右される。
ーー それを教えてくれる大人は日本にはあまりいない。自分がちゃんと経験してないから。だから教えられない。アタマを強化する教育を妄信したり、惰性で生きたり、人との比較や「みんながやってるから」で自分の人生を決めたりする人が多いから。 ーー
「ここぞ」というときに力を発揮するのは、アタマ(昨今よく聞く、計算したり覚えたりする「認知能力」の領域)の良さよりもその人の潜在能力に根差したメンタリティだと私は自分の経験からつくづく思います。
スポーツが顕著ですよね。
マラソンや駅伝の選手もラストスパートや「しかける」というときに気持ちの強さで120%の力を発揮したり、ゴルフで大きなハザードを前にして、「そっちには打ちたくない」と思うとしっかりハザードに捕まったり(私のことです。笑)。
だからメンタルを鍛えることも大切なのです。
【イメージトレーニングのやりかた】
I) 腹式呼吸で深く息を整えます。
小山ケイ過去記事】心を静める方法ー瞑想の呼吸法や意識、自分のエネルギーの向け方も含めて。
II) 共通テストを受ける実際の会場(わかっていれば)を思い浮かべます。
できるだけ鮮明に。ありありと。
受ける人数。
マスクをつけた学生たち。
人との距離。
椅子の硬さ。
机の感じ。
教室(会場)の大きさ。
階段教室、それとも大きな講堂?
制服がまちまちの学生。
私服の学生。
女子大であれば女子ばかり。
外見はなんとなく「できそうなやつ」(その威力に自分が圧倒されないためにイメトレ)
シーンと静まり返った教室に響く、紙をめくる音、筆記用具の音、咳、試験監督者の声、リスニングの音声。
外から聞こえてくるヘリコプター、救急車のサイレン、街宣車(?!)の音。
III) 自分が今日までずっと勉強してきた「英語」が実際に問題として出されているところ。
紙の印刷?
タブレット?
パソコン?
出る単のどこにある?
塾のどの教材にあった?
赤本にもあった?
どの参考書?
自分で作ったノートのどの部分?
授業でいつ習った?
教科書はどこ?
IV) それらに自分が「緊張感を感じながらも、集中力を発揮して、120%の力を発揮している様子」を想像してみる。
心地よく。
ゆったりとしながら。
呼吸は深いままで。
V) 試験10分前にすべての回答をしっかりと終えている姿を思い浮かべる。
「終了」の合図とともに、「あ~やり切った!」と自分がすがすがしさすら感じながら充実感を感じているところを想像する。
大切なのは、「気持ちよさを感じていること」と「ゆったりとした穏やかな心」です。
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