今日の記事では、若い学生さんに向けて「将来自分がなりたい職業や興味ある分野があれば、それらに関する英語を調べてみる」ということついて書いていきます。
<もくじ>
●学生さんへ。自分が将来なりたい職業、興味ある分野の英語をピックアップ。
●ピックアップしていく具体的な方法。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで書いた前回の記事は下からご覧になれます。
●学生さんへ。自分がなりたい職業、興味ある分野の「英語」をピックアップ。
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日曜日だった昨日、某所を朝に通ったら、制服姿の女子高生がきれいに縦一列になって並んでいました。
みんなばらばらの制服。
「某所」とは専門学校。
その玄関先です。
「英検かTOEICの試験でもあるのかな」と思って私が玄関を覗いてみると、大きな立て看板で「●●入学試験会場」と黒い毛筆でありました。
どうりでみんな、すこし緊張したような面持ちだったのですね。
その専門職に彼女たちが将来つくころには、日本はますます、外国人との英語での会話や筆談が必要になる時代。「現場」はとくに。
頑張ってね、というエールを込めて、今日は記事を書いていきます。
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日本の若者がみんな、「nativeばりに流ちょうな英語を話す」必要はないです。
その専門の人もいるし(通訳者・翻訳者)、機械翻訳・通訳の能力も向上するはずだから。そういう人や機械を利用すればいい。
相手が流ちょうな日本語を話してくれることも考えられる。
けれどもし、自分が英語をはじめとする外国語に興味があったり、自分が将来進みたいといま思っている仕事にそれらが必要かもしれない、と思えるのであれば、受験勉強の合間や時間のあるときに少しずつ、「その分野の英語(外国語)をさぐってみる」ということを私はじぶんの経験からおすすめしたいです。
語学は、時間をかけて継続的にこつこつやることが求められる。短期集中型よりも。
そして言葉は「道具」。
相手と意志の疎通をはかるために用いられるもので、それが第一の目的です。
かりに「文法」というクラスが存在するとして、そのクラスの試験でその人が満点を取ったとっても、実際に英語を使って相手と意志の疎通を図ることができるレベルの会話ができない人なのであれば、その文法クラスは「語学の第一の目的」においては意味をなしていないということになります。
(その人の目標が「アカデミックなレベルで文法を研究する」、ということであれば、それは語学の目的においてはその人個人が設定した到達地点なのですから第一の目的とは異なります)
自分が将来、こういうことをやってみたい、と進路をなんとなくでも考えている学生さんや、この分野の仕事には興味を感じる、という学生さんで、英語も語学として身につけてみたいと思っていたり、もしかしたらそれらの分野に必要かもしれない、と思えるのであれば、時間のあるときに少しずつ、その分野の英語を探してみてください。
私が自分で実際にやってきたやりかたで、おすすめなことを次の項目で書きますね。
●ピックアップしていく具体的な方法。
このやりかたをおすすめする理由は、回り道をしているようでも結局、語学の第一の目的である「人と意志の疎通を図る」レベルが得られやすいということです。
自分の興味のある分野のことは苦になりません。
勉強したり調べ物をしたりする時間もあっという間ということが多い。
そして面白いことに、「面白い」と自分の感情がうごくときは、その調べたことが無意識に記憶されやすいのです。私の経験です。
学生さんであれば、学校の英語の授業(あるいは入試の「出題頻度の高い英語」)に沿ったやりかたをすることが王道だと思われるかもしれません。目的が「大学入試に合格すること」や「学校の試験で高得点を出しておく」ということであればそうするべきでしょう。
でも今日、私がこの記事を書いているのは、若い学生さんが将来、自分の仕事や活動で実際に使える英語(外国語)を身につけるということ。
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1) 自分のなりたい職業や興味ある分野と「英語」をなんとなくでもいいのでつねに結び付けて想像してみる。
2) 専門学校の教科書や授業から、「その英語版」をさぐる。
3) ゆっくり、ゆるくでいい。無理をする必要はない。
4) その分野の権威と呼ばれる著名な外国人をさぐる。
5) 「日本発」「日本の仕事」のときは、海外発信している人をさぐる。
6) 学校の勉強と合わせて、1)-5)をこつこつとやってみる。
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ピックアップしたものを書き出す方法は自分のやりやすいやりかたで大丈夫です。
ノートに書いたり単語帳にしたり、あるいはデジタルな方法で保存したり。
私はぺらぺらとめくれて前後(左右)の確認(時間軸に関係なく)ができる、ノートや単語帳でのやりかたが大好きです。
自分のやりやすいやりかたをやると、やりやすい分、探すのに手間取ったりすることもなく使いこなせるせいか、継続性が保たれますよ。
そして「継続性」こそ語学習得のキモなのです。
日本には「英語」という授業が学校であるせいか、英語は学校で勉強する授業だと思っているひとは多い。
でももし自分にすでに、「将来なりたいもの」や「仕事として興味を感じること」があれば、そこから「英語」という語学を自分に引き寄せるほうがずっと英語が身につきます。
無理して「将来の夢」とか「将来自分が職業とするもの」を若いいまからガチガチに決める必要はない。
けれど、なんとなくでも「やってみたいな」と思えるものがあるのであれば、そこに英語という語学を引き寄せるほうが実は将来の設計図としてはかなり現実的ではないか、というのがいち翻訳者として長年仕事をしている私の実感です。
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