Eleemosynary – 故ミルトン・フリードマン(ノーベル賞経済学者)が50年前にNew York Timesに寄せた論文から。

今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・気候変動・地球温暖化対策」に特化した専門翻訳会社を経営しながら再び母校青学の大学院(ビジネススクール)で経営管理修士号(MBA)を取得した私・小山ケイが、日経新聞にてとりあげられていた、故ミルトン・フリードマン(ノーベル経済学賞受賞者)が50年前にNew York Timesに寄せた意見から「Eleemosynary」という英単語について書いていきます。

<もくじ>
●”Eleemosynary”という英語。50年もまえに故ミルトン・フリードマン教授がNew York Timesに寄せた論文から。
●”Eleemosynary”の発音。

 

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで書いた前回の記事は下からご覧になれます。




●”Eleemosynary” - 故ミルトン・フリードマンが50年前にNew York Timesに寄せた論文からの英単語。

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10月18日づけの日経新聞。タイトルは「株主vs.ステークホルダー、軍配はどちらに?」となっていた記事です。

出典先はフリードマン教授の記念碑論文」としてhttps://www.nytimes.com/1970/09/13/archives/a-friedman-doctrine-the-social-responsibility-of-business-is-to.html となっています。

もともとは1970年9月13日発行の紙媒体。

この時代の米国に思いをはせると:

 

ウッドストックが開催された翌年。

1950年代から始まったベトナム戦争が激化して若者が反戦運動していた時期。

公民権運動の直後。

そして、レイチェル・カーソンが1962年に発行した沈黙の春(Silent Spring)から8年後。これがきっかけとされる1972年の「国連人間環境会議」は当該フリードマン先生NYTimes論文発表の2年後。

 

アメリカの価値観や社会が大きく変革していた時代。そんな時代に出された論文です。

横浜港

フリードマン先生の支持政党は共和党。そして熱烈なレーガン支持者だったとのこと。

日経新聞はこの先生の論文を含めて、2020年米国大統領選挙戦へ「株主第一主義vs. ステークホルダー主義」がどうかかわってくるのかに触れています。

「社会起業」なんて言葉もまだなかった時代であり、「多国籍・無国籍・多人種多民族多様な従業員・多様なコミュニティ・多様なプレーヤー」によって大規模にダイナミックに複雑に、世界経済を動かす超巨大企業が多数存在する、という時代が2000年代に到来するということすら想像できなかったであろう(もちろんコロナウイルスについても)頃からつづくアカデミックな議論(ノーベル経済学賞級の)、というのがこの記事を読んだ私の印象です。

日本学術会議会員はなんと答えるのでしょうか。>この論争(?)。

‘Cause I wanna do it, I wanna be it!!!

ご興味ありましたら、下記日経新聞サイトへどうぞ(URLはコピー&ペーストでごらんください)。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64973250U0A011C2I10000/

 

「経済人(homo economicus)」についても、「学部で経済学やってた人ってそういう考えなんだ・・・!」と私は青学ビジネススクール通学時代にえらい驚きを覚えたものです)

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さて。“Eleemosynary”という英単語。

いやぁ。

お恥ずかしながらはじめて知りました。

 

「えりぃ・・・いりぃ・・もしなりー・・・なんて読むんだろ??」

nativesでもフリードマン先生のような”Super”がつく知識層でもないかぎり、なじみの深い言葉ではないと思います。

それよりもほぼ同意味の「Charitable」のほうが使われてるんじゃないかな。

私も長年翻訳者をやっていますが(ビジネススクールも出つつ)、これまで出会った記憶がありませんので、上記のようなアカデミックな世界でもないかぎり、頻度は高くない英単語だと思います。

でも覚えておいて損はない。

経済学部への進学を志望していて、将来、大学院でも研究したいと思っている学生さんならきっと、この英単語にお目にかかる日もあるはずだからです。

舌噛みそうな発音ですが・・・。

たぶん、Latin語由来。

●”Eleemosynary”の発音

1) エ

2) (舌先を上前歯裏側につけて)「Li」

3) モ(ここが一番、音程が高い)

4) 「Si」(ABCDの「C」の発音)

5) (「na/ne」の中間のような音)「Na/Ne」

6) (舌先を口腔内の後ろ側に軽く巻きながら)「Ri」

7) エ + 「Li」 + モ + 「Si」 「Na/Ne」 + 「Ri」

音節が長い単語なので、3)の「音程を高くする」部分を間違えると、たぶんまったく通じなくなる気がします。「なにそれ」とnative。 ← いや、そもそもこの単語自体を知らないかも。笑

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