今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再度、母校の青学(大学院)へ入ってMBAを取得した私・小山ケイが、2021年1月16日17日に行われた「大学入学共通テスト」の「英語」について書いていきます。
<もくじ>
●大学入学共通テスト2021「リスニング」ー問題と解答の解説・分析・対策(第3問)
●さらに詳細を解説。
●リスニング試験の注意点。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●【英語】大学入学共通テスト2021 「リスニング」。問題と解答の解説・分析・対策(第3問)(小山ケイ)(14)
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★★★★★朝日新聞社公式YouTubeサイトからの引用です。大学入学共通テスト2021「英語リスニング試験問題」音声。Quoting from the official YouTube video of Japanese newspaper, The Asahi Shimbun Company★★★★★
毎日新聞「大学入学共通テスト2021」問題と回答 (URL) https://mainichi.jp/exam/kyotsu-2021/q/?sub=L1A3
第3問からいよいよ、「音声が一度しか流れない問題」です。
ここではますます、私がこのブログで何度も書く、「頭の中に映像を思い浮かべる。ありありと」が重要となります。
<英語の鉄則2:頭の中に映像を思い描く。ありありと>
リスニングの音声を聴きながら「映像」がしっかりと思い浮かべられれば、問題文を読んでもその映像の「状態」を選べばいいだけです。
こういうこと、学校の授業でも塾の授業でも教えてもらった学生さんは少ないと思う。
でも、現実の会話はそうやって相手の話を頭に思い浮かべることで相手の話を自分の中にひきよせるものです。
英語であっても日本語であっても。
その状態がリアルであればあるほど、そして相手の話のとおりであればあるほど、相手への共感性 (EQ) が高まったり、コミュニケーションがより成立しやすくなるということ。
そしてこれが、「使える英語」。
知識や記憶力ばかりを問うても、使える英語からはほど遠い。
そして、これまでの受験英語はそれら「知識や記憶力」が問われる傾向にあったと思います。
だから、「受験勉強をしっかりしましたので読み書きはばっちりです。でも会話とリスニングはまったくだめです」とおっしゃる。社会人、とくに、超難関と言われる有名大学を出たかたは。
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たとえば問12では、私はニューヨークのBroadwayあたりにある劇場の客席を思い浮かべました。
問13はキッチン。
北米英語のnativesの男女なので、米国人夫婦だと想定し(私の無意識の領域が)、北米のキッチンによくある、木製の棚が天井から着いたキッチンで、机の上に並べられた缶詰や小麦粉、砂糖などが袋に入った状態で並んでいるところを思い浮かべました。
自分が実際に住んでいた米国のアパートやホームステイしたときのおうちもそんな感じです。
女性は机のこまごまとした整理をし、男性が机の上から実際に棚に入れるものを手に取って入れるという役割分担もされています。
指示を出しているのは女性。
問14は電話か対面かわかりませんが、いずれにしても北米系の男女が話している姿。
問14の最後の男性の一言を聴いた瞬間、おもわず「わっはっは」と笑ってしまいました。笑
私もありがちです。
迷惑メールにでも入ってしまったのでしょうか・・・あるいはセキュリティのせい?
問15は会話の形式というよりも、日本の「桜」を思い浮かべました。
話を聴きながら。
問16は野球場の風景。
かなりフランクな会話でしたね。
問17は、「イギリス人女性」と「米国人男性」が通りで話している姿。
なぜなら、女性speakerの英語はイギリスアクセントだからです。
北米(アメリカ)英語ではありません。
“can’t”の発音
語尾の”R”をまかない発音
などなど。
気づきましたか?
すごいですね・・・北米英語を話すspeakersばかりではなく、イギリス英語を話すspeakerまで一緒に入ってきた問題が「音声のみ」で出されるとは・・・。
私は統一させたほうがいいと思うのですが。
難しくなっちゃうよね、こんなの。
とりあえず私は全問正解にはなりました。(あたりまえか・・・笑。これで外してたら米国大卒業生として恥ずかしい・・・)
全体的に、かなりゆっくりと話してくれてますよ。
spekersは。
滑舌もいいし。
これから共通テストを受ける予定の高校生だけではなく、英会話を上達させたいと思っている人やTOEICの勉強にも、教材として役立つ音声だと思いました。
●さらに詳細を解説。
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私は自分がいつも会話したり話を聴いたりしている調子でさらっと一度聞いてしまいましたが、もしかしたら“shold have”のような仮定法を聞き取る問題であったり、フランクな相槌のしかたを勉強する問題であったりするのかもしれませんね。
“Did” “Didn’t”で始まる文章もそう。
【重要語句】
rehearse → 動詞です。「リハーサルをする」ということ。”al”をつけたrehearsalは日本語でも「リハーサル」としてカタカナになっていますよね。
put them on→ 連結発音で「プッゼッモ(N)」に聞こえます。
front of→ 「フロノブ」に聞こえます。
later(レイラーに聞こえる)
Just a minute.
“Oh, no!! You didn’t?“→ と言われたら、言われたほうの返答のしかたは” No…“ですよ。首を振りながら。「そうなのよ」と言いたくても”Yes”ではないのです。英語は。
小山ケイ過去記事】「どうしたら英語を話せるようになりますか?」英会話の上達方法。
小山ケイ過去記事】「英語脳」ってどんな脳だろう?ライザップの広告から考えてみた。
●大学入学共通テストリスニング試験の注意点
これは実際の日本語会話でもあることですが、相手の話を自分のいいように(笑)解釈することがあります。
そしてそれにそって映像を思い浮かべる。
つまり、「思い込み」です。
私もよくやります(反省)。
私が今回、毎日新聞社websiteに掲載の問題を解いてみて感じたのは、「音声として流れたものがそのままの形で問われるわけではない」ということ。
それはリーディング問題も同じです。
だから、聴いた内容を自分のいいように解釈するのではなく、聴いたとおりに理解する必要があります。
たとえば「eメール」のエピソード。
受け取る側の間違いか送った側の間違いか、で選択肢が変わってきます。
それらしいものが二つ、ありますが、「聞いた内容」により正しいほうを選ぶようにするよう注意すると正解でした。
「迷惑メールのボックスは確認したの?」
「男性は送信ボックスは確認したの?」
とか、私もちらっと思ってしまいました。
でもこれは音声で述べられていることではありません。
だから、音声で述べられていることを選ぶ。
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