【サステナビリティ英語】Water Stewardship「水の恩恵にあずかるものの責任(by 小山ケイ)」Apple社の「環境(進捗状況)報告書」の英単語より。From Apple’s “Environmental Progress Report”

今日の記事では、新卒で銀行員となり、以後、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しつつ、母校・青学でMBAを取得した私・小山ケイが、先日ご紹介したApple社の「環境(進捗状況)報告書」から”Water Stewardship”について書いていきます。

<もくじ>
●”Water Stewardship”「水の恩恵にあずかるものの責任ーウォーター受託者責任」(小山ケイ)
●”Water Stewardship”の発音。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「サステナビリティ・持続可能性/ Sustainability」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。




●”Water Stewardship”という言葉。Apple社の”Environmental Progress Report”を読んでいて。

Shinagawa, Tokyo area

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先日、このブログでご紹介した、Apple社の2017年発行「Environmental Progress Report (PDF)」を読んでいて。

 

“Water Stewardship (P44)”と言う言葉が目に留まりました。

おそらく多くの機関投資家や金融関係者と同じく、私が“Stewardship”と聞いて思い浮かべるのは金融機関の「受託者責任」(fiduciary responsibility)です。

 

金融庁は数年前、機関投資家に向けて「スチュワードシップコード」を発行しました。

そのさらに前に英国で”Stewardship Code”が発行されていたこともあり、日本のものは「日本版」とつけられます。

 

金融庁「責任ある機関投資家の諸原則(日本版スチュワードシップコード)」

  金融庁当該サイトURL: https://www.fsa.go.jp/news/r1/singi/20200324.html

“Steward”とは執事。

拠出者や個人投資家から運用資金をお預かりする機関投資家は執事のようなもの。

(あるいは、「ひと様に奉仕する仕事」。ひと昔前は客室乗務員のかたは日本でも「スチュワード、スチュワーデス」と呼ばれました)

 

“Water Stewardship”であれば、水を預かるものとして、あるいは水の恩恵を受けるものとして、水を個人投資家の大切な資金のようにお預かりしてさらによいものを社会のために提供する使命を背負う存在という意味。

“Water”はわが物ではなくあくまで、「お預かりしているもの」

どこから?

それは、天から。

自然界から。

人々によりよい製品を届けるために。

より豊かで便利なサービスを届けるために。

 

Appleは自社製品を製造するにあたり、水の恩恵を受けている。

豊かな水を利用させてもらうことで工場を稼働させたり従業員のために衛生的な上下水道を確保している。

“Water Stewardship”という言葉を聞くと、Appleのそんな姿勢と思いが伝わってきます。

 

*さらに当該”Environmental Progress Report(環境「進捗状況」報告書)”の次ページには、私が数年住んだ米国オレゴン州の、Prineville市にあるApple社での取り組みが記されています。

それを読んだ瞬間、オレゴンの山々や豊かな自然が走馬灯のように私の中に映像として喚起されてこみあげてくるものがありましたね。

 

<参考サイト> Alliance for Water Stewardship (URL) https://a4ws.org/

●”Water Stewardship”の発音

1) (口をすぼめて)ウォー

2) 「La」(米国英語)*のちほど、発音のしかたを詳しく説明します。

3) (母音なしで)「S」

4) テュ

5) ワー(ここが一番、音程が高い)

6) (母音なしで)「D」

7) シッ

8) (母音なしで)「P」

9) ウォー + 「La」 + 「S」 + チュ + ワー + 「D」 + シッ + 「P」

 

*2)は説明が難しいのですが、カタカナの「ラ」というよりも、少し巻き舌になるような「La」。

Tと発音するところを「La」と発音しているように聴こえているのですから、「T」も含まれている。音の中に。

イタリア語で歌を歌うとき、巻き舌にするのを応用する感じです。

わかります?(笑) ← よけいわかんなくなっちゃったかな・・・。

 

「母音+T+母音」のときにおこる米国英語の響きです。

Nativesの発音で確認してみてくださいね!

 

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