今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、2021年から開始した大学入学共通テストの「英語リーディング試験第6問B」から「略称は正式名称のあとに括弧(かっこ)をつけて記す」ということについて書いていきます。
<もくじ>
●【英語の上達】略称は正式名称のあとに括弧(かっこ)をつけて記す。英文ライティング。略称が一般的に知られていない場合。2021年大学入学共通テスト「英語リーディング試験第6問B」から。(その2)
●”Fructose”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●【英語の上達】略称は正式名称のあとに括弧(かっこ)をつけて記す。英文ライティング。略称が一般的に知られていない場合。2021年大学入学共通テスト「英語リーディング試験第6問」から(その2)
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毎日新聞webサイトより。
https://mainichi.jp/exam/kyotsu-2021/q/?sub=LEN29
2021年大学入学共通テストの「英語リーディング第6問」2つの問題文から。
英文ライティングの決まり事として、「略称は最初に正式名称を書いてから、そのあとにかっこをつけて略称を書く」というのがあります。
今回の出題箇所でも、
The National Hockey League (NHL)
High fructose corn syrup (HFCS)
Low calorie sweeteners (LCS)
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プロの翻訳者として仕事で英文ライティングをする際、私はnativesのチェック (Proof-reading)を入れています。
そのときにチェッカーのnativeから指摘を受けたのが、「略称の書き方について」。
今回の大学入学共通テストの出題箇所でも、私が指摘をうけたのと同じく、「正式名称を描いてから略称を記す。略称は括弧を使う」が徹底されています。
博士課程の論文レベル(Journal)の決まり事でもあると思います。
正式名称を最初に書いておくことで、事前情報がなにもない読み手でも読みながら情報を仕入れることができます。そしてそのあとは略称に慣れていく。読み方として。
「ああ、これはさっき正式名称が記されたことを指してるんだ」
と、無意識の領域で理解しながら。
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でも、この決まり事にも付け加える点があります。
略称が一般的に知られている場合は、ふつうは略称を記します。
だから、正式名称をあえて記載する必要があるのは、略称が一般社会であまり知られていない場合。
Daigaku Honyaku Center (DHC) → Daijoubu Hadagakireininaruwa Company、の略ではありません。笑
International Business Machines Corporation (IBM)
いずれも、日本では「DHC」「IBM」として広く知られています。
よって、今回この記事でとりあげたやりかたはやはり、「専門性のある文書」の場合が多いと思います。
大学の論文や経済誌、学術書、「アイスホッケーの安全性についての記事」、「甘味料についての記事」、など。
Tokyo Metropolitan Government (TMG)
Greenhouse Gas (GHG)
●”Fructose”の発音。
1) (上前歯で下唇の内側を軽く噛んで)「F」
2) (舌先を口腔内に軽く巻いて)「Ru」
3) (母音なしで)「K」
4) トー
5) (母音なしで)「S」
6) 「F」 + 「Ru」 + 「Ku」 + トー + 「S」
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